左翼が進歩的文化人と自称する理由

Question

左翼はなぜ進歩的文化人と自称するのですか？
高学歴は普通は左翼になるとかインテリはほとんどが左翼とか、
文化人は左翼になるのが当たり前などと左翼が言ってるのをよく聞きます。
なぜなんでしょうか？

mekuriya · Accepted Answer

1947年の農地改革によって全国の農地の７割が地主の所有から小作人の所有となりました。

小作人は自営農に変わり、保守化し自民党の支持基盤になりました。1950年代徳田球一に指導された日本共産党は反米武装闘争を方針に山村工作隊を組織し、毛沢東に倣って農村部を軍事組織化しようとしたのです。戦前、毛沢東は地主や商工業者を支持基盤とする国民党に対抗して、農村部を支持基盤にして国共内戦を戦い、それに勝利し中華人民共和国の建国にこぎつけた。だから毛沢東に倣えば、日本も共産化するという単純な発想です。毛沢東が農村部で支持を得たのは地主の土地を無理矢理小作人に配分して人気を得たからなのです。しかし、毛沢東がやった農地改革は既にGHQ配下の政府が為し遂げた後だった。だから山村工作隊は完全に失敗しました。保守化した農民から全く支持を得られなかったからです。農民は後に自民党に合流する協同党か後に日本社会党に合流する労働者農民党の支持に回りました。そういった経緯から日本共産党は農民を保守的非文化人、自分たちを進歩的文化人と定義せざるを得なくなってしまったのです。当時の農民は家にカレンダー以外文字が印刷されてある紙が無いようなものでしたから非文化人であったことは間違いない。毛沢東主義に挫折した日本共産党は農民を革命戦士化することを断念し、逆に農民を敵視・蔑視するようになった。それが進歩的文化人宣言なのです。それは日本共産党を支持しない勢力に対して暗に保守的非文化人というレッテルを貼って、自分たちより劣った存在だという主張なのです。

イソップ寓話のすっぱい葡萄の話と同じようなことなのです。狐は葡萄を食べたくて何度も飛び上がって取ろうとしたけど、結局無駄だった。「こんなすっぱくて不味い葡萄なんか誰が食べるか」と捨て台詞を吐いて去っていった。

こうした選民意識は、今では日本共産党以外にも拡散し、学歴差別思想にも発展しています。

民主党岡田克也氏は「民主党の政策は、高学歴や高所得の人々にウケがいい」「学歴の低い人間は、根本的に信用できない」「民主党は都市政党ですからね。田舎の人は応援してくれなくて結構」
といった風に正直に選民意識を表明しています。民主党を支持しない人は低学歴、低所得に違いないといっているわけで、すっぱい葡萄の狐と同じ論理なのです。

イソップ寓話のすっぱい葡萄の話と同じようなことなのです。狐は葡萄を食べたくて何度も飛び上がって取ろうとしたけど、結局無駄だった。「こんなすっぱくて不味い葡萄なんか誰が食べるか」と捨て台詞を吐いて去っていった。

こうした選民意識は、今では日本共産党以外にも拡散し、学歴差別思想にも発展しています。

民主党岡田克也氏は「民主党の政策は、高学歴や高所得の人々にウケがいい」「学歴の低い人間は、根本的に信用できない」「民主党は都市政党ですからね。田舎の人は応援してくれなくて結構」
 といった風に正直に選民意識を表明しています。民主党を支持しない人は低学歴、低所得に違いないといっているわけで、すっぱい葡萄の狐と同じ論理なのです。

upup123123 · Answer

進歩主義という思想があって、頭のいい人が政治を動かせば（つまりは共産党が政権につけば）
国家及び社会全体が抱える矛盾がなくなり理想に近い世の中（つまりは共産主義）になるという
ところから来ています。
ということは、対立する保守主義の自民党とか自民党支持者はバカてことです。

共産主義というのは科学的社会主義と言って社会科の学問じゃなくて数学や物理みたいに科学ということになっており、
数学や物理みたいに正しいことが証明出来るみたいで、
自民党がやってる保守主義はでたらめに見えるみたい。
頭がイイ人ならでたらめの保守主義より数学や物理みたいに正しいことが証明出来る科学的社会主義のほうが魅力的です。

Red_Baron · Answer

良心的勢力

心的勢力は、進歩的文化人とほぼ同義語。朝日新聞、共同通信、しんぶん赤旗などの左翼系報道メディアを指す場合もある。進歩的文化人という言葉が、保守派が批判的に使いだしたことと、「進歩」という概念も疑問符を付されることがあることから、ややもすると右派勢力から批判的に使われることがあるのに対し、良心的勢力には軽蔑の意味が含まれない。

役に立つ馬鹿

役に立つ馬鹿（useful idiots）。英語圏における進歩的文化人と同様の政治用語。
一般的にはレーニンまたはスターリンの言葉に由来するとされており、西側諸国におけるソ連信奉者が東側諸国を旅行し、共産主義とその社会を賛美する様子をソ連当局が歓迎しつつも内心では彼らの愚かさを軽蔑し冷笑的に利用するさまを表している。

進歩的文化人という用語は、一般的にあまり評価されていないようです。
左翼はマイノリティだし、左翼で一括りされるのが嫌だという人たちが、進歩や文化人のフレーズに憧れとか崇拝の思い込みがあって、進歩的文化人を自称するのでは。

TYWalker · Answer

「進歩的文化人」という言葉自体は、５０年代～７０年代に、ベトナム反戦運動、安保反対運動などを契機に出てきた人たちを指すマスコミ用語として出てきたような気がします。
パッと浮かぶのは大江健三郎さん、中山千夏さん、筑紫哲也さんなどですね。
で、彼らは昔、時代のヒーローでした。
それは、今の人が原発を嫌うぐらい、アメリカのニクソン政権や日本の岸政権を嫌っていたからです。
いわば政治の季節で、進歩的文化人は危機に向かっていく世界を救ってくれるヒーローであると、学生を中心にした若い世代は本当に思っていました。

ですが、上にあげた３人のような方は「わたしたちは進歩的文化人です」「わたしたちは高学歴でインテリですから、自然の成り行きとして進歩的文化人になりました」などとは絶対に言わないと思いますし、実際言っているのを聞いたことがありません。
いわば「イケイケギャル」や「渋谷系」「カリスマ店員」のようなもので、マスコミがある一定の人々を時代のヒーローとして語るときにつけた呼称であって、自分でいうことはまずないと思います。
もちろん、エセの人がそういう人々を詐称することはあると思いますが、質問者さんのおっしゃるようにそういう言説が「よく聞く」顕著な発言であるとは到底信じられません。
「よく聞く」のであれば、Webなどにもそういう言論があふれていると思いますが、検索キーワードやリンクを教えていただけると幸いです。

hekiyu · Answer

右翼左翼という言葉は誤解を招きますので
私は保守と革新という言葉を使います。

で、その区別なんですが、次のように考えています。
革新てのは、人間の理性を信じ、理性で物事を
考え、理想を追求する人達のことです。

保守てのは、理性はあまり信用できない。
一見すると合理的でないように見える、人間が試行錯誤
して来た結果である伝統や習慣を大切にしよう
とする人達です。

革新の人達が、なぜ進歩的文化人と自称するのかですが
これは、革新が理性を大切にするからだと思います。
従って、どうしても伝統や、存在理由がはっきりしない
ものを軽視するようになります。
事実共産党は、戦後直後は天皇制を否定していました。

この典型が社会主義ですね。
理性で追求すれば、社会主義の方がどうしても優れている
ように思えます。
保守の人達は、この社会主義失敗を理性なんて信用できん
ということが実証されたと主張します。

Mumin-mama · Answer

＞左翼が進歩的文化人と自称する理由

裕福な家庭に生まれ育ち、進歩的文化人や高学歴で特に成績優秀な生徒は左翼的志向を持ちやすいとはよく聞きます。　（例：チェ・ゲバラやウサーマ・ビン・ラーディン、９．１１の首謀者だったモハメド・アタ）
　
しかし、人に対して、「左翼」とレッテルを貼るのは、右翼や第三者で

そういう風に、自称する左翼は無能なただの左翼だと思います。

前の左翼について、少しご説明します。
わたくしは、３．１１後、放射能被曝したくないので、
毎日、地上波ニュースやネット、海外の情報など見比べて、正しい情報を探していました。
以下、書くことはこの４ヶ月のご質問に当てはまるような個人的感想です。

戦争前、戦中、戦後、大震災後は風評が流れ、国民は軍国主義やファシズムに傾向しやすくなります。
また、原発の様な問題があると、政治家と国民の間で「賛成」「反対」がはっきり分かれます。

例えば、原発=核であり、国策でもあります。　
それを推進し、原発に旗を振ってきた人たちは大学や官庁の中で二枚舌を発揮して、原発推進に役立てば、学歴を与えられ、御用学者や地位の高い官僚として、その地位を保証されて来たわけです。（国益主義に偏った資本主義）

ところが、原発に反旗を翻す者は、賛成派より何倍も正確なデーターを集め、勉強しなければなりません。　手弁当で地方集会や講演会を開き、賛成派の嫌がらせから、家族や自身の身を守りながら活動しなければなりません。（より、民主主義の立場を重視）　そして、そういう人たちを推進派は「左翼」「共産主義」とレッテルを貼ります。

上のことは、事が進行形の時です。　今のことですが、
これが時代を経て、過去の歴史の様に自分自身が第三者の立場に立ってそれを見たときや、統計的に見ると、「進歩的文化人は左翼になりやすい」と、言う結果になるのだと思います。

昔、学生運動が盛んな頃、彼らが大学に進学するということは、「勉強をして、何か国の役に立つ人間になりたい」と、思いながら苦学して、勉強していました。　そういう思いを持って勉強を進めて行くと、政治家や大企業の汚さや大国からの軋轢や悪影響が、目に付きはじめるのだと思います。　今でも世界中見れば、そんな考えを持ちそうな学生が出てきそうな国は沢山あります。

amikake7 · Answer

まず、私自身が左翼でも右翼でもどちらでもないと認識しているという前提でお話しします。

仰ったフレーズは、自分が進歩的な文化人だと思っている方が、左翼即ち、既存の体制や思想に批判的だぞという格好を付ける為に仰っているケースが殆どだと思います。　または、著作業やマスコミ関係の方々が、自身を文化人と任じ、その箔付けのために、左翼という曖昧ながら反体制的な匂いのする左翼という言葉を頭に付けたのではないでしょうか。

左翼という言葉一つとっても色々な意味がありますが「より平等な社会の実現のために変革を目指すもの」というのが、今日的な解釈のようです。　社会主義と結びつきやすい言葉であることから、これを嫌って、リベラルと言い換える人も沢山います。　アメリカ人は一般に社会主義に対する反発が強いので、特にリベラルという言葉を使うようです。

一方、文化人って、どういう人たちでしょうか。　辞書を引くと、芸術や学問の分野で業績を上げた人とあります。　文化勲章ってありますが、それを受賞する可能性のある職業を指すと考えて良いでしょう。　ですから、漫画家も落語家も宇宙飛行士も文化人です。

そして、左翼は進歩的文化人だという方々は、自分を漫画家や落語家や宇宙飛行士と一緒にされては居心地が悪いから、進歩的という冠を自分でつけて、区別しているのです。

結論です。　左翼は進歩的文化人だという言葉は、自分のことを、知的で、進歩的で、既存の体制には批判的なんだぞと主張したい方々が自分に付けたラベルです。　そのこと自体に意味はありません。　そう言うことで当事者が心地よいなら、それで良いのではありませんか。　誰がどういおうが、個々の左翼の方々の自らの思想が、自由で進歩的でであるか、それは世間の評価が決めるものです。

最後に私見を申し上げると、左翼＝社会主義の本質は統制であり、自由という言葉とは相容れないものだと思います。

如何でしょうか。

key00001 · Answer

> 左翼はなぜ進歩的文化人と自称するのですか？

自分で言わないと、周りは言ってくれないからです。

kentkun · Answer

そういうことを言う人は、左翼思想の友人等に憧れていて
その憧れの視線で見るとそう見えるということだと思います。

真のインテリジェンスや文化人がそんな短絡的なことを言うはずがありませんし
また本当にそんなことを言っているのであればその人は文化人やインテリジェンスとは言えないでしょう(^_^;

同様に左翼思想の持ち主にとっては、進歩的文化人とか高学歴とか
そういう背景は全然関係ありませんし興味もないと思います。

ですから結論としては、そんなことどうでも良いことですから無視しましょう(^_^;

TYWalker · Answer

私はずいぶん長く生きてますが、そんな言葉をマジで聞いたところを１回もありません。
インテリならばそういう決めつけ（～なものは～する）は嫌うし、リベラリストであればそういう人を差別する発言は普通避けるものですから、たとえ本心ではそう思っていてもそんな言葉を「よく聞く」ことはあまりないのではないでしょうか。
言えるとすれば、あなたがそういう人に偏見を持っていて、そういう風に言うのを聞きたい（聞いて憎しみたい）と思っているから、そういう言葉ばかり脳が拾ってしまうのではないでしょうか。
いわゆるカクテルパーティ効果ですね。
あといまどきそんなバッチリ「左翼」とか言ってる人ってウヨクの人ぐらいじゃないですかね。
たとえばオバマ大統領はウヨクですか、サヨクですか？

左翼が進歩的文化人と自称する理由

1947年の農地改革によって全国の農地の７割が地主の所有から小作人の所有となりました。

進歩主義という思想があって、頭のいい人が政治を動かせば（つまりは共産党が政権につけば）

良心的勢力

「進歩的文化人」という言葉自体は、５０年代～７０年代に、ベトナム反戦運動、安保反対運動などを契機に出てきた人たちを指すマスコミ用語として出てきたような気がします。

この回答への補足

右翼左翼という言葉は誤解を招きますので