
本を読むこと自体は嫌いではないのですが、面白い小説を読みたいと思いつつ面白い小説に出会えないので、ここ10年ばかり小説から遠ざかっています。
そこで自己分析した結果、自分は表題のような物語が好きなのではないかと思いました。
この系統で好きなものを挙げてみると
・ペトロス伯父とゴールドバッハの予想
将来を嘱望されながら、世紀の難問に人生をかけたばかりに解決できず、人生を棒に振った数学者の物語。
・青の炎
家族を救おうとするのだが、運命の車輪は彼の思惑と違う方向へ回り続け…
・三国志
野望に燃えた武将達だが最後は三国とも潰える。
・白い巨塔
はじめは良心的な医者だったが、出世競争に邁進するうち、自身もかつて軽蔑していたような俗物になっていき…。
・銭ゲバ(漫画ですが)
幼いときに貧しさのため病気で母を失い、金こそ正義と考えるようになった主人公が成り上がっていくが…
こんな感じでおすすめの小説をご存知でしたら教えてください。
よろしくお願いします。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
おすすめは「天国への階段」(白川道)です。
http://books.google.co.jp/books/about/%E5%A4%A9% …
あと、三浦綾子の「氷点」もある意味執念を燃やして挫折っていう感じかも。
養女にした子供が自分の実の娘を殺した犯人の娘をわかってイジメ続けるけど、真実は・・という話です。
何度もドラマ化されていて有名なのでご存じかも。
No.6
- 回答日時:
眉村 卓「消滅の光輪」
はそういう傾向があるかな。SFです。
主人公が司政官として赴任する惑星の太陽がスーバーノヴァとなる。
そのため、植民者と原住民を避難させようといろいろ実行するのだけれど・・・。
塩野 七生「チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷」
歴史小説になるのかな。ローマ法王の息子(ローマ法王は当時妻帯できないので私生児ですが。)、
チェーザレ・ボルジアが父親とともにイタリアを手に入れようとして・・・。
「コンスタンティノープルの陥落」
タイトルのとおり、防衛できませんでしたし。
プーシキン「スペードの女王」
もそういう感じかも。
賭けトランプで絶対勝てる方法を手に入れた主人公は・・・。
光瀬 龍「銹た銀河」「派遣軍還る」・・・
SFです。この作家の作品は、人間のどんな努力も時の流れには勝てないという感じのが多いです。
但し、挫折したエンドとは微妙に違っているといえば違っていますが。
## どれも微妙にずれているかも。ずれていたらすいません。
No.5
- 回答日時:
古いやつばかりで恐縮ですが
ヘルマン・ヘッセ 車輪の下
三島由紀夫 絹と明察
船戸与一 砂のクロニクル
山崎豊子 沈まぬ太陽
佐藤亜紀 戦争の法
池永永一 テンペスト
手塚治虫 アドルフに告ぐ (コミック)
トルストイの「アンナ・カレーニナ」
フローベール 「ボヴァリー夫人」
ロマンロラン 「魅せられたる魂」などもその系統かもしれません
No.4
- 回答日時:
イスマイル・カダレ
『夢宮殿』 『誰がドルンチナを連れ戻したか』
『砕かれた四月』 『死者の軍隊の将軍』
人民の夢を集め、解釈し、そこに隠された暴動を殲滅する …
パスカル・キニャール
『舌の先まで出かかった名前』 『めぐり逢う朝』
『アルブキウス』 等
DVD もよかったです
アラン・コルノー 『めぐり逢う朝』
音楽に命を捧げる男二人の間で 翻弄され死に至る 娘 …
ジョン・バンヴィル
『ケプラーの憂鬱』 『コペルニクス博士』
『海に帰る日』 等
誤解され 疎まれ 迫害され 何もかも うまくいかない
中で 記録を重ね、計算し、発見する …
W・G・ゼーバルト 『移民たち』 『目眩し』
『土星の環』 『アウステルリッツ』 等
クリストファー・プリースト
『奇術師』 『双生児』 『魔法』
『逆転世界』 『伝授者』 等
DVD もよかったです 結末が ちょっと 違いますが …
クリストファー・ノーラン 『プレステージ』
(そういえば 『インセプション』 『メメント』
も そういう話 でしたね …)
ジェフリー・フォード
『白い果実』 『記憶の書』 『緑のヴェール』
好きになれない主人公 … 傲慢きわまりない
主人公の 罪と 贖罪の物語 とは よく言ったもので …
観相官 という役人の 主人公は、愛する女性の顔を
独断で手術、見た者が 死に至る 相にしてしまう …
カルロス・ルイス・サフォン 『風の影』
図書館 「忘れられた本の墓場」で 出会った本、
その作者は 自分の本をさがしては 焼きつくす という …
ジョナサン・キャロル
『死者の書』 『我らが影の声』
《月の骨》シリーズ 『月の骨』『炎の眠り』
『空に浮かぶ子供』 『犬博物館の外で』
『沈黙のあと』 『天使の牙から』
生まなかった 子どもに 殺人鬼から 助けられる
女性 … 中東の富豪に 犬博物館を 依頼される
建築家 …
マーヴィン・ピーク 『ゴーメンガースト』
『タイタス・グローン』 『タイタス・アローン』
DVD も
アンディ・ウィルソン 『ゴーメンガースト』
ウィリアム・コツウィンクル 『ファタ・モルガーナ』
19世紀半ばのパリ、悪漢を追う刑事 … めくるめく幻影 …
DVD 『ヴィドック』 とは 何の 関係もない らしいのですが …
(実在の 犯罪者 上がりの 警視総監 フランソワ・ヴィドック
すごいですよね …)
ロバート・アーウィン 『アラビアン・ナイトメア』
ええぃ 読まなきゃよかった 堂々巡り … ?
ホセ・カルロス・ソモザ 『イデアの洞窟』
探偵 ヘラクレス に ついていくと、ずいぶんな 一家
集団自決の場に … そんなの ありかなぁ と …
数学 もので、
ドゥニ・ゲジ
『フェルマーの鸚鵡はしゃべらない』
フェルマーの定理を証明した という 孤高の数学者が
謎の死を遂げ、彼の鸚鵡がさらわれた ? …
DVD なのですが …
統合失調症の 天才の 物語 …
ロン・ハワード『ビューティフル・マインド』
数学者 ジョン・ナッシュ
(未読ですが、原作は、
シルヴィア・ナサー『ビューティフル・マインド』)
マルレーン・ゴリス 『愛のエチュード』
チェス・プレイヤー ルージン
(未読ですが、原作は、
ウラジーミル・ナボコフ『ディフェンス』)
DVD は あまり ご覧になられないですか ?
上で 挙げたものの 他にも、
イネケ・スミツ 『マゴニア』
テオ・アンゲプロス 『霧の中の風景』等
チャーリー・カウフマン 『脳内ニューヨーク』
クシシュトフ・キェシロフスキ 『偶然』
『デカ・ローグ』
ミルチョ・マンチェフスキ 『ダスト』
ペドロ・アルモドバル 『抱擁のかけら』
『トーク・トゥ・ハー』
『ビフォア・ザ・レイン』
オスカー・レーラー 『素粒子』
『アグネスと彼の兄弟』
トム・ティクヴァ 『ヘヴン』
『ウィンター・スリーパー』
ウェス・アンダーソン 『ダージリン急行』
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』
『ライフ・アクアティック』
パトリス・ルコント 『列車に乗った男』
『タンデム』 等
タル・ベーラ 『ヴェルクマイスター・ハーモニー』
『倫敦から来た男』
フランソワ・オゾン 『まぼろし』
『スイミング・プール』 等
ポール・トーマス・アンダーソン 『マグノリア』
マーク・フォースター 『ステイ』
リチャード・ケリー 『ドニー・ダーコ』
ローランド・ズゾ・リヒター 『リプレイ』
ジョン・メイブリー 『ジャケット』
メナン・ヤポ 『シャッフル』
ジャコ・ヴァン・ドルマル 『ミスター・ノーバディ』
とまあ、こんなに、みんな そういう感じ なのですが …
もしも まだ ご存知でない ものが ありましたら、ぜひ
ありがとうございます。
一見したところ、『ケプラーの憂鬱』 『コペルニクス博士』が面白そうだと思いました。
DVD・映画は滅多に面白いと思うことがないんです。
amazonをうろついているうちに、川端康成「名人」を見つけました。
囲碁・将棋といった勝負物もけっこう好きなんですよね。天才の執念・栄光・挫折がつきものですからね。
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