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電験三種の「電力」を勉強しています。次のような問題があるのですが、細かい部分で理解ができません。送電について詳しいかた、教えてください。
※ここで知りたいのはこの問題への答えではなく、あとで書く【質問】です。

『変電所間を結ぶ2回線併架の三相送電線があり,一方には300A、他方には100Aが流れていたとき、線路損失の合計が2回線で60kWであった。次の(a)および(b)に答えよ。ただし、各回線の線路定数は抵抗のみで等しいものとする。』

『(a) 送電線1線の抵抗〔Ω〕の値。』
  ω=3I^2r の式を使って、 r=0.2Ωだとわかりました。

それでわからないのは、二つ目の設問です。
『(b) 送電電流の合計はそのままで、2回線を並列に使用した線路損失〔kW〕の値。』
  ここの「2回線を並列」というのがどういう状態なのかわかりません。
  下のサイトで写真をみて、回線同士が電線で繋げられたものを指すのかと思いましたが、どうでしょうか。
http://trolco.web.fc2.com/sp/10.html

【質問】は
(1)「2回線を並列」とは回線同士が電線で繋げられているというので合っていますか?
(2)普通の2回線と並列の2回線(どちらが「普通」なのか知りませんが)とではどんな違い/特徴があるのでしょうか。
(3)どういう場合に使い分けられるのでしょうか。

皆様よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

>(1)「2回線を並列」とは回線同士が電線で繋げられているというので合っていますか?



そういうイメージで合っています。
ただし、開閉器(しゃ断器や断路器)によって、接続されることになります。

>(2)普通の2回線と並列の2回線(どちらが「普通」なのか知りませんが)とではどんな違い/特徴があるのでしょうか。

問いにある 併架とは送電鉄塔に乗っているのを架空といいますが、同じルートになっているものを併架と言います。
で題意により、別の負荷が接続されているようで、ながれている電流値が違っています。
並列は電気的に送電線が並列に接続されている状態になります。送電線には同じ電流が流れるようになります。
並列になると、線路の事故(短絡、地絡)があった場合に故障回線のみ切り離し、無停電で送電できます。またはできるように継電器を設けます。

>(3)どういう場合に使い分けられるのでしょうか。

わかりません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

No.4のリンク先を見て、回線の並列というのがイメージできました。
わざわざ調べていただいてほんとうにありがとうございました。

最初に回答してくださったのと、追加のリンク先がわかりやすかったので、
この回答をベストアンサーとさせていただきます。

お礼日時:2012/09/06 11:51

NO1です。


訂正です。

(1)「2回線を並列」とは回線同士が電線で繋げられているというので合っていますか?
これは リンク先の状態とは違います。
問題で問われているのは併架回線を並列で使用している場合とそうでない場合なのですが、その切り替えを開閉器で行う、一般的な場合を問うていると思われます。
http://patent.astamuse.com/ja/published/JP/No/20 …
リンク先の概要の絵のように開閉器で並列する場合を言います。
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No.2さんの追加で、交流を扱っているためどうしても表皮効果で電線表面に電流が集中します(コロナ放電もこれが原因で起こる)。

これを防ぐために多心線にします。流す電流が大きくなりすぎるとたくさんの線が必要になりますが、電線の自重と電線-鉄塔間の碍子の張力の兼ね合い(碍子自身の自重も含む)で一箇所にまとめられないために並列にしているものと考えられます。
風が吹いても切れずにいるためには、かなり強い線が必要ですが、材料的に限界があるので…。

リンクの500kVは超高圧であり、雷サージ等を考えたら碍子がたくさんの必要ですからね。張力はかなり大きくなっているはずです。
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この回答へのお礼

回答をありがとうございました。
本を読むだけでは送電(線)がよくわからなかったのですが、これを読んでイメージできた気がしました。
勉強、がんばります。

ベストアンサーにできずに申し訳ありません。
どれもとてもわかりやすくて、さんざん迷った結果です。
みなさんの回答を読んで、私も人に回答できるようになりたいと思いました。

お礼日時:2012/09/06 12:06

 >(1)「2回線を並列」とは回線同士が電線で繋げられているというので合っていますか?


合っていると思います。
多分、多導体(複導体)の事を言っているのだと思います。

 >(2)普通の2回線と並列の2回線(どちらが「普通」なのか知りませんが)とではどんな違い/特徴があるのでしょうか。
1.電線を太くしても表皮効果により大電流が流せないので、複数本の導体に分けて架線している。
2.電線表面を多導体全体と考える事ができる為、電気的な集中を防ぎ、コロナ放電対策となる。

 >(3)どういう場合に使い分けられるのでしょうか。
同上。
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この回答へのお礼

丁寧な回答をありがとうございます。
(2)はきれいにまとまっていて、よくわかりました。
この問題についていえば、400Aの電流が流せないので、200A+200Aに分けているということなんでしょうか。
この考えかたが間違っていると、やっぱりわかっていないことになってしまいますが・・・

ベストアンサーにできなくてごめんなさい。
ひとつしか選べないのは本当につらいです。

お礼日時:2012/09/06 12:00

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