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犬養毅首相は殺害されるときどんな心境だったのでしょうか?

A 回答 (8件)

少し前に、犬養毅元総理の孫娘である作家の犬養道子さんの自伝的小説『花々と星々と』とその続編『ある歴史の娘』を読み、電車を乗り過ごすほど熱中・感動した所です。



上記『花々と星々と』によると、実は、彼女の祖父・犬養元総理は遭難時、「話せばわかる。」というセリフは言っていないようです。(別の時に言ったセリフと混同されて流布されたようです。)

暗殺の予告のようなものはあったようですが、彼は逃げようとはしませんでした。

いよいよ、海軍と陸軍の青年将校ら5人が首相官邸に突入してきた時も、周囲は彼を逃そうとしたのですが、時すでに遅し・・・彼は「話を聞こう。」という姿勢だったと言います。

彼が暴漢たちに相対して、実際に吐いた言葉は以下の通りだったと、当時11歳だった道子さんは証言しています。

やにわに一人が祖父に向かって引金をひいたが弾丸は出なかったのを見て、「まあ、せくな・・・撃つのはいつでも撃てる。あっちへ行って話を聞こう・・・・ついて来い」と言って、日本間に誘導したそうです。別室に案内したのは、現場の近くにいた道子さんの母と弟(康彦氏:当時4歳)に危害が及ぶのをかばったのではないか、とも思われます。

日本間で、彼は煙草盆をひきよせると一本を手に取り、
ぐるりと拳銃を擬して立つ若者にもすすめてから、
「まあ、靴でも脱げや、話を聞こう・・・・・」と言ったとか。

その時、更に殺気立った後続の4人が入ってきて、「問答無用、撃て!」の大声。次々と9つの銃声。それでも、彼は指から煙草を落とさなかった、という道子さんの母(元総理の嫁)の証言が残っています。
そればかりか、「呼んで来い、いまの若いモン、話して聞かせることがある」と。

さて、ご質問の「犬養毅首相は殺害されるときどんな心境だったのでしょうか?」に対する回答ですが、正直な所、私もなぜ、彼がそれほど、覚悟が出来ていた理由がよくわかりません。

少なくても、彼の前後の歴代首相は、軒並み暗殺されており(※)、彼も、首相になる前に、政友会総裁に就任した時点で、相当の覚悟は決めていたことと思われます。

※27代 濱口雄幸首相:東京駅で銃撃され、退任後、その傷がもとで死去
(29代 犬養毅首相)
30代 齋藤 實(さいとう まこと)首相:退任の2年後、二・二六事件により、青年将校に暗殺される。
31代 岡田啓介首相:二・二六事件で遭難するも一命を取り留める。

では、それほどの危険があったのにもかかわらず、なぜ彼は政友会総裁や総理を引き受けたのか? それも一旦政界から引退していた身で・・・それは、軍部の勢いがあまりにも強くなっており、議会政治を脅かしていたからであり、何とかしてその流れを食い止めたかったからです。軍部強硬派は、大陸侵略、対満州・内蒙古強硬路線に突っ走り、歯止めが聞かなくなり始めていました。
彼が昭和天皇の大命を受諾した時、天皇は「犬養頼む。軍を押さえてくれ、頼む。」と言われ、彼は「身命を賭して・・・」と答えたとか。
首相就任後、全国から「お守り」が首相官邸に殺到したとか。

遭難の2日前、「おじいちゃま」は官邸の庭を道子さんと一緒に散歩して、花の済んだあとの坊主になったバラを指さし、「この坊主は地に落ちる。落ちるとそこから又目が出る。・・・逆に言うと落ちなければ生命は続かないのだ。」というような教訓を垂れたとか。

軍部の勢いは収まることなく、全てが八方ふさがりの中で、逃れるに逃れられない窮地に追い込まれ、最後は恬淡とした心境だったのではないでしょうか?

参考サイト:
系図で見る近現代 第12回 犬養毅「話せばわかる」は、なかった!? http://episode.kingendaikeizu.net/12.htm 

第13回 「話せばわかる」の真実!?
http://episode.kingendaikeizu.net/13.htm

その他の関係図書:
犬養健(毅の息子・道子の父)著『揚子江は今も流れている』 (中公文庫)
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この回答へのお礼

リアルにそのシーンが浮かびました
決して命乞いをすることも無く将校たちを説き伏せようとした姿は感動でした

ありがとうございました

お礼日時:2013/02/22 17:41

>こういう事はググっても載ってない 不便な世の中 笑



 そ~お?

http://nagahara.jimdo.com/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3% …

 アレレ~、1回で見つかったけどな~? うちのネット音痴の年寄り上司でも見つけそう(笑)。
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この回答へのお礼

そうですか

お礼日時:2013/02/22 17:40

”話せば分かる”


   ↑
これは、日本人に強い傾向の考え方。
欧米などは、話して判るはずがない、と
考えます。
だから、紛争になった場合にそなえて
紛争のルールを作っておこう、という
思考になるそうです。

”犬養毅首相は殺害されるときどんな心境だったのでしょうか”
    ↑
判りません。
判るわけない。
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この回答へのお礼

そうですか

お礼日時:2013/02/14 06:52

>教えて下さい



 ググれば分かる便利な世の中。

 無駄に歳はとりたくないものですな。他意はない。
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この回答へのお礼

クグれば分かる便利な反面
こういう事はググっても載ってない 不便な世の中 笑

お礼日時:2013/02/14 06:51

犬養らしく本気で話し合い説得しようとしたようです。

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この回答へのお礼

ふすまから見ていた孫娘さんはどんな心境だったのでしょう

お礼日時:2013/02/13 21:28

ちくしょ~(-"-;)



こんな事になるんだったら早朝のテレビでアメリカ人が紹介してた、防弾チョッキを買っとくんだった~(・_・;)
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この回答へのお礼

さすが首相ともなると近代的ですね 笑

お礼日時:2013/02/13 18:03

 その前後の会話から明らかでしょうね。

それくらいは知っていますね?

この回答への補足

教えて下さい

補足日時:2013/02/13 17:50
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この回答へのお礼

ありがとうございます

お礼日時:2013/02/13 18:02

マジかよ~。

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この回答へのお礼

冗談で殺されたらシャレになりませんよね 笑

お礼日時:2013/02/13 18:02

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