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伊坂幸太郎さんの「死神の精度」を読了しました。
私は小説の読了後に改めてタイトルの意味を考えて、そういう意味だったのか!って発見できると嬉しくなります。
死神の精度は面白かったのですが、タイトルの意味がイマイチ分からずモヤモヤしています。

「精度」について調べると以下のように書いてありました。

せい‐ど【精度】国語
測定する際や、また、器械などの正確さ・精密さの度合い。また、仕事などの正確さの度合い。「―の高い時計」
提供元:「デジタル大辞泉」

つまり「死神の仕事の正確さの度合い」のことだと思うのですが、どうして伊坂さんはこのようなタイトルをつけたのだと思われますか?
推測で構わないので、ご意見頂ければ嬉しいです。
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

「死神の精度」は、本のタイトルにもなっていますが、正確には第一話のタイトルです。


ですから、その意味を考えるには第一話に絞って考えるとわかりやすいのかもしれません。

第一話は、この死神を主人公にした作品群の紹介的な意味も持つ話だと思います。
そのタイトルとして「精度」とついていることに着目すると良いかもしれません。

死神だって神の一種ですよね。
だからこの調査は、神様のやることなわけです。
人間にはどうすることもできない、言ってみれば(気づいてもいないですが)絶対の理です。
可となった場合、必ず対象者は死にます。
その実行も判断も、正確無比である、はずです。

でも、実際は明確な基準はなく、死神の裁量で決められている。
しかも大抵は、仕事と割り切って、真面目に見定めているわけでなく結構適当に決定されている。

果たしてこの「死神の」調査の「精度」とは?
というアンチテーゼなんじゃないかと思います。

ネットぽい書き方をすれば、死神の精度(笑)というわけです。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり申し訳ございません。
詳しいご説明ありがとうございます。とても分かりやすかったですし、最後の「死神の精度(笑)」でなるほど、と思いました。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/06/18 15:13

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