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「ゆかいに歩けば」という歌がありますが、バルデリ-、バルデラ-、バルデロ-の意味はなんでしょう。

A 回答 (2件)

直接の答えではなく、歴史的背景のコメントです。

この歌を愛唱歌にしていた集団の一つはドイツのWandervogel(1901~1933)に属していた12才から18才の子とも達であったということです。上記の年齢の子どもだけで、唄いながら徒歩を中心に公共交通機関を使いつつで欧州全域はじめ南米まで歩き廻るのがブームでした。歌についてはそれを聞いた他国の方が発音だけ記録したために生じた可能性があります。
 ちなみに、教育大のワンゲルでも愛唱歌の一つでしたが、口伝えの綴りは、
wanderi,wandere,wanderelo?だったかな、というとこです。
ただ、珍説としては、青年運動のスローガンの一つであった、
「元気に、自由に、敬虔で」を替え歌に唄い、そのドイツ語の発音を間違って記録した可能性もありますが?



 参考:
「世紀末ドイツの若者」1986三省堂
「ドイツ青年運動-ワンダーフォーゲルからナチズムへ-」1985邦訳人文書院
「倒錯の都市ベルリン1918-1945」1986大陸書房
「アドルフ・ライヒヴァイン伝」1991邦訳
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私も前から気になっていて,いろいろ調べているのですが,まだ確定的な結論が得られていません。


とりあえず今まで分かったことは,
オリジナルはドイツの歌で,作詞はFriedrich Sigismund(フリートリッヒ・ジギスムント 1788-1857)という人。作曲はFriedrich W. Moeller(フリートリッヒ・メラー)。
原曲のタイトルはDer froeliche Wanderer(直訳すれば「楽しい旅人,愉快なさすらい人」ってところでしょうか)。歌詞は「Mein Vater war ein Wandersmann」(父は旅人だった)で始まる。
この中で,繰り返しの部分は,
Faleri, falera, faleri,
Falera ha ha ha ha ha ha
Faleri, falera,
Und schwenke meinen Hut.(そして私は自分の帽子を揺らす)
となっています。つまり,旅の道すがら,帽子を揺らしつつ歌うのがこの歌,という設定になっています。
また歌詞の先のほうには「私の口にはいつも楽しい歌が浮かんでくる」と言って,「ファレリ~」につながるところもあります。
内容から察するに,「ラララ~」とか「ルンルン~」などと同様,特に意味はなく,楽しく口ずさむときに何となく出てくる言葉なのでしょう。

ところで,「ファレリ」がなぜ「バルデリ」に化けたかということですが,この歌は英語・フランス語版もありまして,そちらは
Valderi, Valdera, ...
となっています。特にフランス語版では,歌のタイトルとしてValderiが使われることもあるようです。
もともと,ドイツ語ではvの文字は[f]と発音することが多く,いくつかのテキストでは先程の歌詞を
Valeri, Valera,
と表記しています(例えば下記URL参照)。これが他の国に伝わって,[v]で発音されるようになったのではないかと想像しています。
ただ,あくまでも推測の域を出ませんし,どういういきさつでv/fの2通りの表記が生まれたのかとか,dがどこで加わったのかはまだ不明です。
いずれにせよ,他の国ではValderiとなっていますので,歌詞の日本語訳を作られた保富康午さん(たしか「大きな古時計」の訳詞も書かれた方です)がそれを(たぶん英語版を)元にして訳されたのではないでしょうか。

ちなみに英語のタイトルはThe Happy Wanderer,ボーイスカウトやキャンプなどのアウトドア活動の場でしばしば歌われるようです。

参考URL:http://www.dl.ket.org/german1/listen/packet4/wan …
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