私は現在大学で植芝流合気道をやっているものですが、最近、合気道というものはやっていれば強くなれるのだろうかと疑問に思っています。強くなることだけが目的ではないのはわかっているのですが、武道をやっている以上強くなりたいのも本音です。自分なりに稽古中に実戦を想定した技の掛け方など、工夫をして稽古しているのですが、いまいちイメージをつかめないというか、うまくいきません。
初段は既に取得し、次は2段をと考えているのですが、自分の中でいまいち納得がいかず悩んでいます。どなたか合気道、柔術関係の経験者、有段者の方、上達のヒントや心構えなど、なんでもかまいませんので、アドバイスをお願いします。
自分の納得いくまで稽古をするしかないってのはわかっているのですが・・・。
No.1
- 回答日時:
こんにちは。
私はそのうち合気道をやりたいと思っている者です。(現在剣道初段)なんとなくですが、>強くなれるのだろうか、というのがちょっと疑問に思うのですが。。。何をもって「強く」というのかなと。
実戦でどんな格闘技とでも互角以上に渡り合えるという意味ならば、合気道だけやったんじゃ限度があるでしょう。他流試合みたいな稽古が必要だと思います。
でも、どんな状況になっても平常心を保ち、自分の力を出しきれるのが合気道の目指しているところではないかと思うのですけど。(だけじゃなくて武道一般かもしれませんね)
>植芝流、ということは、確か「合気生活」という事をおっしゃってる流派?ではなかったかと思うのですが(違ったらm(__)m)。
技を色々と工夫するのは合気道に限らずいいことだと思います。
ただ、それがうまくいかない時は、気のあった稽古相手に約束稽古をしてもらうのもいいかもしれません。もしかすると、工夫した結果、合気道の理論から外れてしまったという可能性もあるので、常に原点に立ち返りながら工夫する必要があるでしょう。
あと、スランプということも考えられます。
スランプの時は、色々あれこれと考えるのですが、私の経験では、とにかく何も考えずに稽古を積むのが一番です。かっこよく言えば、無心で稽古を積むということかな?
回答ありがとうございます。
指摘されてるように微妙にスランプのようなきもしないでもないですが、スランプも吹き飛ばすぐらい稽古してがんばります。
これからももっともっと工夫して頑張りたいと思います。
No.2
- 回答日時:
こんにちは。
一時期合気道をやっていたものです。(体力不足のため、一時休止状態です(@_@)
kaisei様が、どちらが強いかを競い合って技を高めあう競技や、相手を完全にダウンさせることを望んでおられるのでしたら、別の武道に挑戦するのもよいのではと思います。
ただ、実戦と言うのが、たとえば包丁を持った泥棒、というのでしたら、相手を動けないように押さえる、凶器を放させるといった訓練が入る合気道は素晴らしいと思っています。いざという時に、自分や誰かを守れる、それも強さではないでしょうか。
やはり合気道は一般的な「強い」というのとはちょっと異なると思います。どれだけ「戦わずに済むか」を目指しているというのは考えすぎでしょうか。
若い方が、周りからも見た目で分かる強さにあこがれるのは当然ですし、その方がよいことだってあると思います。
一度、ご自分が望んでおられる【武道】がどちらかを考えてみてはいかがでしょう。他の武道を一通り経験してみるのも良し、その後で合気道に戻るも良し。
(まったく知らない武道をやっている人が泥棒だったらやっぱり怖いですし(笑))
とりあえず、2段を取られてから考えるというのもアリだと思います。
アドバイスありがとうございます。
とりあえず、2段取得を目指し、稽古に励むことにしました。
他の武道も色々と興味があるので、中途半端にならないよう色々と経験してみようかと思っています。
No.3
- 回答日時:
昔から武芸十八般とも言いますが、余程の天才ならともかく、普通の人にとって、一つの流派を修めるだけでは不充分じゃないでしょうか。
たとえば、多くの今の合気道は、突きなどの攻撃にシビアさがありません。なるほど合気道の技が100%決まれば、それでも十分でしょう。しかし、80%だけかかって相手に隙を作れたとき、ちょっとでも空手の経験があれば止めを刺すことができるかもしれませんが、合気道の突きでは難しいかもしれません。
また、稽古は合気道の人ばかりを相手にするため、他流の攻撃に直ちに対処することができません。殴られる慣れしない合気道では、みぞおちに一発くらってKOというのが落ちでしょう。やはり、寝技で固められたらそれを返せねばならないし、空手の速さで蹴りを打たれたらそれも捌けねばならない。
合気道に限らず、すべての武道にはそれ特有の弱点があり長所があります。実際、空手の人は体が硬くて組まれると意外と脆かったりします。ちょっとの経験で全然違いますから、本職は合気道にするにしても、強さを求めるなら、他の道も齧ってみて、それぞれの特色を学ぶのが、合気道の上達の上でも役に立つのではないでしょうか。
弓道だけでは戦えないのと同様、合気道だけでも戦えないのです。
ご指摘にあるように、よほどの才能が無い限りは一つのものを修めるだけでは不十分だと自分もおもいます。
私は、そもそも小学校のころより八極拳をやっていまして、合気道の呼吸や技を学ぶことによりより完成度を高めようと思って、合気道を始めました。
これからも、色々と経験をつんでいきたいと思っています。ただし、食いくさしにならないように・・・。回答ありがとうございました^^
No.4
- 回答日時:
はじめまして。
自分は畑違いで極真をやってるものです。釈迦に説法でしょうが、合気道の源流というか元になった大東流合気柔術をご存知かと思います。合気道は、もともと会津藩江戸家老西郷頼母から、武田惣角そして植芝盛平へと引継がれ、合気道へと枝分かれ(?)変化しましたよね。
会津藩御留流の御敷内、大東流合気柔術ともに素手の相手は言うに及ばず日本刀を振りかざした者を倒すための武道だったのです。
柔道と同じく合気柔術の武道の部分により多くの人が習いやすいよう、スポーツと言う理論をまぜたものが合気道であると言われています。
ずばり大東流合気柔術の道場に入門してると言うのはどうでしょう。きっと自分のなかの合気道と言うものが変わるんじゃないかと思うんですけど。代が変わっても大東流は、武道を色濃く残しています。
その稽古は昔の極真会が言われていたように、100人入門者がいると、翌月には残って1人か2人と言うほどの厳しさだそうです。
源流に触れてみるのがいいと思いますけど。
また、古流の剣術を習うのも方法かもしれません。西郷頼母や武田惣角も剣術の練達者だったし、著書にも間合・足捌きには剣術の稽古が一番だと書かれております。武田惣角は晩年になっても、若い頃の剣術の稽古のしすぎが原因で、両腕肘がまっすぐ伸びなかったほどだそうです。
わたしのように非才の者は、空手のような直接的な武道から入るのが向いてると思いますが、行きつく先は間合と捌きでしょうから同じなんじゃないでしょうか。
参考にならなければ申し訳ありません。なお、敬称は略させてもらいました。
回答ありがとうございます。
大東流合気柔術は自分も以前から興味をもっていまして、機会があれば習いたいと思っていたものです。ですから近くで道場があるならば、一度たずねてみたいと思います。間合いと体捌きについても同感です。こればっかりは、稽古を積み重ねていく中で身に付けていくしかないものですから、もっと稽古をがんばりたいと思います。アドバイスどうもありがとうございました。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
強いですよ。
kaiseiさんはお年は幾つですか。「自分なりに稽古中に実戦を想定した技の掛け方など、工夫をして稽古している」というのは大変良い事だと思います。私は合気道の経験者ではありませんが数度道場に誘われ見取りや体験をさせていただいた事があります。昔は若気の至りで合気道の方と実戦をしたこともあります。私がなぜ合気道が強いかと思ったのは、まず技の精妙さにあります。これは年を経ながら練習を積まないと習得できるものではないでしょう。それと相撲の立合いに通じる瞬発力ですね。技の精妙さは、私が稽古に行った時に最初は若い人とやったのですが、その方は道場内に私ほど大きい人がいなかったせいか、通常の道場生と同じ角度で技をかけたようで、逆にその方が一回転しちゃったんですね。何度も、それも物凄く綺麗に。変な話ですがその時に私は合気道の恐ろしさを知りました。私は何もしていないのです。この力のバランスというのですか、角度の違いというのですか、それを総称して合気というのでしょうか、それが私に上手にかかった場合、その方は本当に力を使わずに私を投げ飛ばせたでしょう。その後に年を取った方が「ああ、大きさが違いすぎますな」と言って、私の相手をしてくれたのですが(その台詞でさっきの若い方の角度が間違っているのに気付いたのですが)、見事に、しかも受身など禄にできない私が全然痛くないように一回転させられました。私としては二回転したような軽さでした。繰り返すようですが「自分なりに稽古中に実戦を想定した技の掛け方など、工夫をして稽古している」というkaisaiさんの心がけで幾らでも強くなれると思います。また、その道場の先生が模範演舞をみせてくれたのですが、その時に「自分から飛ぶなよ!」と言いながら、高段者を集められ実戦さながらの演舞で(これじゃ、高段者じゃなきゃ受けは無理だと私は思いました)、技の決まった瞬間のまさに力士が四股を踏んだ時のような道場内に響く重心の落ち方がまたまた私を驚かせました。私も当時パンチの研究をしていたのですが、なかなかできないワンパンチでノックアウトできた時の感じと同じものだと思いました。とにかく「合気道は強い」というのは、合気道とは違う方向だった私が請け負うのは何ですが自信を持ってください。とにかく立っていても寝ていても座っていても技がありますから体得するまで時間がかかるものだと思っていいんじゃないですか。ではkaisaiさんが想定している実戦は喧嘩もそうでしょうが、まあ、それも含めて他流試合を想定していられるのであれば、昔の武道家ならいざ知らず、今ではかなりの情報がありますので、道場内、または他の武道をやっている友人同士で研究会をしてみたりするくらいは隠れてやってもいいんじゃないですか。初段ではまだ反射神経が普通より良くなった位でしょうから(ごめんなさい。これは友人の合気道初段達がそうだったから。人によっては全然違うと思います)、これからですよ。あの当時40歳を過ぎた先輩に20代の私の最速パンチを上手によけられたのを思い出したなあ。頑張ってください。回答ありがとうございます。
そうですね、buyunさんのいうとおり、合気道は時間をかければかけるほど強くなっていく武道のだと私も思います。実際、植芝流の師範である西尾師範に一回ついたことがあるのですが、それはもう素晴らしい技でした。高齢であるにもかかわらずその動きは滑らかで、残像がみえるかのような体捌きとどうやって投げられたのかわからないような技には感動しました。
自分は現在21歳で合気道は始めて4年は経ちますが、もっともっと時間をかけて練っていきたいと思っています。
それ以前に小学校6年の頃から中国拳法の八極拳もたしなんでおりまして、そっちとの融合といいますか、あわせて突き詰めていきたいと思っています。
ありがとうございました。♪
No.6
- 回答日時:
私も合気道をやっていましたが、合気道は基本的に護身の技なので実戦において相手を”倒す(KOする)”のにはあまり向いていないと思われます。
私もkaiseiさんと同じように実戦を意識した稽古をしたり、実際に実戦において合気道技を使ってみたりしました。が、その結果でき上がったものはとても合気道と呼べるシロモノではなくなってしまいました。先生にも「お前のは合気道じゃない」と言われてしまいました。1対1で闘う時はともかくとしても、1対複数、複数対複数で闘う場合、合気道技のように転ばせたり極めた後にトドメをささないような技では必ずといっていいほど反撃をくらいます。私の場合は技の途中から絞めや肘・膝による打撃に移行したり、転ばせた後に急所(金的・水月等)に蹴りをいれるというようなことをしていました。もはや合気道とは言えないでしょう。でも合気道を習ったことにより自分自身が強くなったことは間違いないと思っています。kaiseiさんも強くなっていることは間違い無いと思いますよ。ただ相手を”倒す”ことを”強さ”として、今以上に”強さ”を追い求めるのなら、打撃系の格闘技も習うことをお勧めします。回答ありがとうございます。
たしかに、合気道とはあくまで護身であって、相手を制することが目的なので、相手を倒すことにおいてはあまり向いていないのでしょうね。
それでも、武道としては確立されているのですから、合気道は合気道でしっかりと稽古していきたいと思っています。
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