誕生日にもらった意外なもの

(問題)
60以下の自然数で、60と互いに素なものの個数をnとする。
(1)nを求めよ。
(2)17^(n)を60で割った余りを求めよ。
(疑問)
自分は(1)は1から60のうち2の倍数または3の倍数または5の倍数を除いた個数をもとめて、n=16
(2)は17^(16)を合同式で考えていってあまり1を求められ、正解でした。
しかし、大学への数学の解答を読むと、解説の部分でよくわからない部分がありました。まだ初心者なので、教えて下さい。
(解説)
(1)同様に解いています。
(2)(1)の16個の数
1,7,11,13,17,19,23,29,31,37,41,43,47,49,53,59を順にa(1),a(2),a(3),,,a(16)とする。a(5)=17である。
いま、これら16個の数にそれぞれ17(a(5))をかけた数a(1)a(5),a(2)a(5),,,a(16)a(5)を考える。
これら16個の数を60で割った余りはすべて異なる。
(もし同じものがあるとき、a(k)a(5),a(l)a(5)(k<l)とすると、(a(l)-a(k))a5=60nとなり、60とa5は互いに疎だから(a(l)-a(k))が60で割り切れることになり、この数が60よりも小さいという事実に反する)
また、a(1)a(5),,,a(16)a(5)まではすべて60と互いに素だからこれら16個を60で割った余りはa(1),a(2),,,a(16)全体に一致する(順番は異なる)
以上より、a(1)a(5)×a(2)a(5)×、、、×a(16)a(5)-a(1)a(2),,,a(16)=a(1)a(2),,,a(16)(a(5)^16-1)は60で割り切れるが、a(1)a(2),,,a(16)は60と互いに素なので、a(5)^16-1は60で割り切れる。
よって余りは1.
(疑問点)a(1)a(5),,,a(16)a(5)まではすべて60と互いに素だからこれら16個を60で割った余りはa(1),a(2),,,a(16)全体に一致する(順番は異なる)という部分の理由がよくわかりません。
教えて下さい。(きちんとした証明と感覚的な説明どちらもいただけると嬉しいです。なければ、きちんとした証明だけでもお願いします。)

質問者からの補足コメント

  • うーん・・・

    a(1)a(5),,,a(16)a(5)まではすべて60と互いに素だからこれら16個を60で割った余りはa(1),a(2),,,a(16)全体に一致する(順番は異なる)という部分
    は実際に計算すると、確かに全体として、a(1)a(2),,,a(16)のそれぞれの余りを網羅するのが確認できたのですが、
    どうしてこのようなことが成り立つのかが全く分かりません。

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/09/21 01:03
  • うーん・・・

    一般に 2つの整数 a と b が互いに素なら
    ax + by = 1
    となるような整数 x, y が存在する (これはユークリッドの互除法から示せる). 今の場合だと
    17x + 60y = 1 であるような x, y が存在する
    ということになる.(ここまではわかったのですがここからなぜ次の文が言えるのかがわかりません教えて下さい。) これから
    a(i)a(5) = a(j)a(5) なら a(i) = a(j)

    No.2の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/09/21 04:36
  • 1週間以上間が空いてしまって申し訳ございません。
    NO3さんの回答を読んでも腑に落ちない部分がありました。それはある事項が頭の中にあり、それとの関連が気になったからでした。自分が考えたことを書きたいので、どなたか誤りである点があればご教授いただけると幸いです。
    ★(事項)一般に、p、qが互いに素なとき、
    p×1、p×2、、、、p×q(全部でq個)は全てqで割った余りが異なります。そして、その全体は{0,1、、、q-1}と全体として一致します。
    ★について、p=17、q=60とすると、
    P={17×1、17×2、、、、17×60}を60で割った余りは全体とて、Q={0,1、、、59}と一致します。
    このPの60個のうち、60と互いに素なもの同士をかけたR={17×1、17×7、、、17×59}(16個)は全体として、S={1,7、、、59}(16個)と一致するのはなぜか?(続)

      補足日時:2015/09/30 07:10
  • ということの理由をかんがえたいのですが、その理由は
    互いに素な2数a,bについて、ab=60k+rとあらわした時に、rがもし、60と1以外の公約数を持てば、両辺の素因数が一致しないからだと考えました。(もっとわかりやすい理由があれば教えてください。)

      補足日時:2015/09/30 07:22

A 回答 (7件)

P={17×1、17×2、、、、17×60}を60で割った余りは全体とて、Q={0,1、、、59}と一致します。


このPの60個のうち、60と互いに素なもの同士をかけたR={17×1、17×7、、、17×59}(16個)は全体として、
S={1,7、、、59}(16個)と一致するのはなぜか?
ということの理由をかんがえたいのですが、その理由は
互いに素な2数a,bについて、ab=60k+rとあらわした時に、rがもし、60と1以外の公約数を持てば、両辺の素因数が一致しないからだと考えました。
 ↑↑↑
この部分の説明を No.6 の方が書かれています。
考え方は、合っていると思います。 (a,b は、1,7,11、・・・・・53,59 ですね?)



1,7,11,13,17,19,23,29,31,37,41,43,47,49,53,59 に 17 をかけた数

17×1、17×7、・・・・・、17×59 の 【 16個の数 】 は 【 60 と互いに素 】 です。


だから、これらの数を60で割ると、余りは
1,7,11,13,17,19,23,29,31,37,41,43,47,49,53,59 のいずれかになるわけですが、


もし、 『 17×1、17×7、・・・・・、17×59 の中で、余りが等しくなるものがある 』 とすれば、
それを、
a×17 と b×17 (a<b) とすると、 (⇦ 本当は、 a≠b ですが、 a<b として考えてもいいですね)
a×17=60s+r
b×17=60t+r
と、おくことができます。
これより、
(b×17)-(a×17)=(60t+r)-(60s+r)=60t-60s=60(t-s)
であり、また、
(b×17)-(a×17)=17(b-a)
であるから、
17(b-a)=60(t-s) ・・・・・(☆)
になります。

ここで、 17 と 60 は 互いに素 であるから、
b-a は 60の倍数 になります。
a と b は、
1,7,11,13,17,19,23,29,31,37,41,43,47,49,53,59 のいずれかの数だから、
b-a が 60以上の数になることはあり得ません。

ということは、
60未満の数で、 (☆) が成り立つような b-a は、
b-a=0
だけになります。
これより、
a=b になりますが、これは、 a<b に矛盾します。

よって、
17×1、17×7、・・・・・、17×59 の中で、余りが等しくなるものは ない ことになります。

このことから、
17×1、17×7、・・・・・、17×59 は、

16個あり、
すべて60と互いに素で、
余りがすべて異なるので、

1,7,11,13,17,19,23,29,31,37,41,43,47,49,53,59 に一致することになります。
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ありがとうございました。
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お礼日時:2015/10/02 02:01

まず、60と互いに素な数は全部で16個しかないです


これは(1)で求めています

じゃあ、この互いに素な数を掛けて(例えば17と29)を掛けたものを考えましょう
もちろんこれは60では割れません。ですので、a(i)*a(k) = 60x+y (1≦y≦59)とおきましょう
この場合yも60と素になります。なぜなら、何か公約数を持っている(例えばy = 2zと表せる)なら右辺がその数でくくれる (2(30x+z))ようになり、左辺がその倍数になってしまうからです
ですので、60と互いに素な物通しを掛けたものを割ると、余りも60と互いに素となります。

では、次にa(i)*a(k) = 60x + yとしたので、a(j)*a(k)=60s+t(j≠i, t略)として考えてみましょうか
この時y=tと成り得るかどうかが問題です
なるとしたら、2つの式を引き算しましょう。
(a(i)-a(j))*a(k) = 60(x-s)
でも、a(i)もa(j)も60以下なんだから、60の倍数になるのは0位外にありえません
ですので、a(i) = a(j)となり、元の仮定に反します
つまり、a(i)*a(k)の余り(y)とa(j)*a(k)の余り(t)はどのようにi,jを取っても必ず異なります

じゃあ、aは16個あるので、余りも16種類出て来てこれは全て60と互いに素なはずですね?
で、冒頭に戻りますが60と互いに素な数は幾つあってどんな数でしたか?
あまりの数は16個で、それをa(1)~a(16)としたはずです
ですので、余りも最終的にこのa(1)~a(16)にならざるを得ないのです
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お礼日時:2015/10/02 02:02

面白い問題ですね。


>16個を60で割った余りはa(1),a(2),,,a(16)全体に一致する
>(順番は異なる)という部分の理由がよくわかりません。

説明の中でa(1)a(5)、~a(16)a(5)の余りが全て異なることが証明
されています。

また a(1)a(5)、~a(16)a(5)は60と互いに素なので、その余りも
60と互いに素です。


そして、a(1)a(5)、~a(16)a(5)の余りは60の余りなので60以下です。


まとめると、 a(1)a(5)、~a(16)a(5)の余りは
・全て異なる
・全て60と互いに素である。
・60以下である。

これは(1)の条件そのもので個数も同じですから
同じ数の集まりでなければならないのです。
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ありがとうございました。
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お礼日時:2015/10/02 02:02

面倒なので a(5) と書かずに 17 にしちゃう.



とりあえず 17x + 60y = 1 となる整数 x, y の存在は仮定する. ここで
17a(i) = 17a(j)
とすると, この両辺に x を掛けて
(17x)a(i) = (17x)a(j)
となる. 60 で割った余りはどうなっていると思う?
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お礼日時:2015/10/02 02:02

60以下の自然数で、60と互いに素なものは、


1,7,11,13,17,19,23,29,31,37,41,43,47,49,53,59
の 16個です。

     ↑↑↑

別の言い方をすると、この 16個 の数は、
自然数を 60 で割ったときの余りのうち 60と互いに素 である数
になると思います。

上の16個の数に 17 をかけると、
1×17,7×17,11×17,19×17,23×17,29×17,31×17,37×17,
41×17,43×17,47×17,49×17,53×17,59×17
となりますが、これらの数も当然 60と互いに素 です。
つまり、 60 で割ると必ず余りが出ることになります。
この 余り が 60と互いに素 になります。 ・・・・・(ア)

そして、これらの数を、 60で割った余りがすべて異なる ・・・・・(イ)
ことの証明ができたわけです。

1×17,7×17,11×17,13×17,17×17,19×17,23×17,29×17,31×17,37×17,
41×17,43×17,47×17,49×17,53×17,59×17
は、全部で 16個 です。 ・・・・・(ウ)

(ア)、(イ)、(ウ) から、
これら 16個 の数は、60で割った余りがすべて異なり、60と互いに素であるから、
まさしく、
1,7,11,13,17,19,23,29,31,37,41,43,47,49,53,59
のいずれかの値になります。 

実際に、 17 を掛けて確認されたのですね?

例えば、他の数 29 で試してみると、
1×29=29       29÷60=0・・・29
7×29=203     203÷60=3・・・23
11×29=319    319÷60=5・・・19
13×29=377    377÷60=6・・・17
17×29=493    493÷60=8・・・13
19×29=551    551÷60=9・・・11
23×29=667    667÷60=11・・・7
29×29=841    841÷60=14・・・1
31×29=899    899÷60=14・・・59
37×29=1073  1073÷60=17・・・53
41×29=1189  1189÷60=19・・・49
43×29=1247  1247÷60=20・・・47
47×29=1363  1363÷60=22・・・43
49×29=1421  1421÷60=23・・・41
53×29=1537  1537÷60=25・・・37
59×29=1711  1711÷60=28・・・31

43 で試してみると、

1×43=43       43÷60=0・・・43
7×43=301     301÷60=5・・・1
11×43=473    473÷60=7・・・53
13×43=559    559÷60=9・・・19
17×43=731    731÷60=12・・・11
19×43=817    817÷60=13・・・37
23×43=989    989÷60=16・・・29
29×43=1247  1247÷60=20・・・47
31×43=1333  1333÷60=22・・・13
37×43=1591  1591÷60=26・・・31
41×43=1763  1763÷60=29・・・23
43×43=1849  1849÷60=30・・・49
47×43=2021  2021÷60=33・・・41
49×43=2107  2107÷60=35・・・7
53×43=2279  2279÷60=37・・・59
59×43=2537  2537÷60=42・・・17

のように、やはり、 60 で割った余りは、
1,7,11,13,17,19,23,29,31,37,41,43,47,49,53,59
のいずれかの値になります。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
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お礼日時:2015/10/02 02:03

端的にいってしまえば


a(5) = 17 が 60 と互いに素だから
で終わりなんだが, それで終われるならそもそも質問していないだろうからもうちょっと書く.

一般に 2つの整数 a と b が互いに素なら
ax + by = 1
となるような整数 x, y が存在する (これはユークリッドの互除法から示せる). 今の場合だと
17x + 60y = 1 であるような x, y が存在する
ということになる. これから
a(i)a(5) = a(j)a(5) なら a(i) = a(j)
といえるので「a(1)a(5),,,a(16)a(5)まではすべて60と互いに素だからこれら16個を60で割った余りはa(1),a(2),,,a(16)全体に一致する(順番は異なる)」となる.

ちなみにこの問題の元ネタはオイラーの定理
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%A4 …
だろう.
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
一般的な場合も含めて復習します。

お礼日時:2015/10/02 02:03

どこまでわかっていてどこでわからなくなっているのでしょうか?

この回答への補足あり
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
一般的な場合も含めて復習します。

お礼日時:2015/10/02 02:03

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