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この国の選挙制度が小選挙区制になったおかげで、全国民の支持を掴むことを最初から放棄した、族議員・万年野党がすっかり泡沫政党になり、全ての国民からの支持を目指す"catch-all party"(包括政党)が成立しようとしています。

しかし、その包括政党が、たった二つしか出来ていません。

おかげで、「年金制度は慎重に扱うべきだし、イラク戦争に参加しするのはよい。」と思う人など、2つ以上の政治課題について考えている人などは悲惨な目に遭います。

だからといって、族議員・万年野党の復活は避けねば成らないので、包括政党でなければ当選できない、小選挙区制は維持しなければ成りません。

候補が乱立しても、包括政党なら幾党でも、泡沫政党にならずに済む小選挙区制はあるのでしょうか?


※ここでは「小選挙区制」とは「選挙区の定数が一人の制度」とします。

"catch-all party"についての検索結果の抜粋
http://www.valdes.titech.ac.jp/~tanaka/ronsetu/n …
http://www.jri.co.jp/JRR/1995/11/op-policy.html
http://www.rieti.go.jp/jp/papers/journal/0401/bs …

A 回答 (2件)

 選挙制度として相対的に最高得票獲得者を当選者とするのではなく50%を獲得しない場合は上位二者で第2回目の決選投票を実施するようになれば可能ではないかと思います。

実際の政党上京は把握していませんがフランスやロシアがこの制度を採っています。

 どんな制度にしろ2つ以上の包括政党が育つかどうかは2つの要因がからんできます。
・1つは有権者が粘り強く育てていこうとするかどうかです。
・2つは政党自信の問題で自己のアイデンティティを確立して地道に有権者に訴えていくかどうかです。

 多くの場合政策的に余り違いがなければ安易に合流に走ります。(旧自由党や旧保守党)。単独で小選挙区で多数を占めようとすればそれなりの候補者や資金が必要になります。
 今も過去も小選挙区で単独で多数を占めるべく候補者をたてているのは自民党、民主党、共産党だけです。あとの政党は最初から政権をとる気はなく、批判政党かキャスティングボードを握ることを目的としているのかもしれません。

 “包括政党”の意味がよくわかりませんでしたが、WEBでしらべると「一つの階級やグループを代表するのではなく、国民全体を代表する政党である。」のようですね。
 日本の政党では自民党と民主党が包括政党なのですか?
公明党、共産党、社民党は包括政党ではないのですか?
これら政党は決して一つの階級を代表しているとは思えませんが。 自民党のように族議員の集合体のような政党でも包括政党と言うのでしょうか?

この回答への補足

「小選挙区制だと二大政党制に収斂される。」などと言われるように、政党制の成立には「どんな制度にしろ…2つの要因」以外の、選挙制度と強く結びついた要因があります。従って、選挙制度によって、求められる有権者の粘り強さや政党のアイデンティティーの種類・度合いも違ったものになります。どんなおかしな制度でも、有権者と政治家の努力次第では問題は起きません。有権者と政治家に厖大な努力が期待できるなら、「小選挙区制だと二大政党制に収斂される。」なんて話は出て来ません。

ところで、あなたは「小選挙区制だと二大政党制に…」になる仕組みを御存じでしょうか?ここのカテゴリーの「小選挙区制にすると、なぜ二大政党制になると言われているの?」をご覧下さい。要するに、初期の段階で次点以上の順位を奪らない候補の政策は、他の候補のと比較される機会がほぼ永遠に来ないと言うことです。あなたが提案してくれたフランスの制度では、三大政党が限界です。

私は「包括政党」の意味を「支持母体の階級やグループの票に固執しない政党」と考えています。二大政党が「右翼党」と「極右党」だった場合を考えてみましょう。中道・左翼の有権者は、極右党よりは右翼党の方がマシだと思うので、このままだと極右党は敗けてしまいます。しかし極右党が包括政党なら、右翼党よりちょっと左寄の政策を掲げ、支持母体である極右の有権者を右翼党に奪われる代わりに、中道・左翼の有権者を得ることが出来ます。普通の政党なら、政権奪取より支持母体の票の確保を優先します。

よって、労働者階級の票に固執する共産党・社民党は包括政党にはなり得ません。学会票や族議員票の依存を脱しようとする公明党・自民党は、すでに包括政党になっているかも知れません。自民党から政権を奪うことにしか存在意義を見出せない民主党は、支持母体の票より政権奪取を優先せざるを得ず、包括政党です。

No.1の解答を受け「包括政党のみの多党制になる選挙制度は?」という質問を立てましたので、続きはこちらでお願いします。

補足日時:2004/08/27 11:26
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この回答へのお礼

包括政党が2党から3党へ増えそうな提案をして頂き、ありがとうございます。

お礼日時:2004/08/27 11:50

ありません。


小選挙区制は二政党のどちらかを選ぶ為のもの、言葉を変えれば今の政権に対して信任・不信任を決めるための制度であり、与党にするか野党にするかを選択する為のものです。
与野党双方に包括政党が存在するならば、与党に投票した有権者は与党の包括政党に、野党に投票した者であれば野党の包括政党へ投票行動が収斂されていくのも自明の理です。
現在の衆議院小選挙区比例代表併用制は二大政党制へ収斂される中で少数意見を取り入れるためのものですが、この制度こそがあなたの答えになるのではないでしょうか。

それと候補者が乱立する為に包括政党が泡沫政党になるのではなく、真の包括政党であれば泡沫政党になるということはありません。泡沫政党は国民の支持を得られないからこその泡沫政党なのですから。
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この回答へのお礼

二者択一が前提の「小選挙区制」という制限の元では不可能ですか。ありがとうございます。質問しなおそうと思います。

比例代表制では、一定割合の票を確保すれば、それ以上票を集めなくても議席を確保できるので、一定割合の票だけに集中して便宜を注ぐことしかしない族議員が出来てしまいます。よって、比例代表制固有の議席がある現在の選挙制度は、私の望むところではありません。

「包括政党のみの多党制になる選挙制度は?」という質問を立てましたので、続きはこちらでお願いします。

お礼日時:2004/08/26 16:46

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