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冬の終わりは戦いの始まり!花粉症について知っておきたいこと3選

冬の終わりは戦いの始まり!花粉症について知っておきたいこと3選長い冬が終わりを告げ、ポカポカと暖かい日差しを受けて心が晴れやかになる季節がもうすぐやってくる。そう、春だ。しかし、花粉症に悩まされる人々にとって、冬の終わりは戦いの始まりを告げるものでもある。

地域にもよるが、花粉症の原因植物の代表格であるスギは2月頃から飛散の度合いが高まるので、春の訪れを待つ前にもう花粉症が出始めている方が多いかもしれない。症状の重い人にとっては本当に辛いものである。筆者はまだ比較的程度が軽い方かもしれないが、それでも日によってくしゃみと鼻水がどうにも止まらないので困る。

本格的な花粉シーズンがやってくる前に知っておきたい情報について「教えて!gooウォッチ」で探してみたところ、以下の3つが発見されたので紹介しよう。

■くしゃみや鼻水以外にも花粉症の症状がある?


花粉症といえば、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどが症状として思い浮かぶが、目のこすり過ぎ、鼻のかみ過ぎなどによる「花粉皮膚炎」に悩まされる人も非常に多いという。

銀座ケイスキンクリニックの慶田朋子先生は、「皮膚炎が生じた部分はバリア機能が決壊しており、繰り返し花粉や涙、鼻汁といった刺激物質が浸透しやすい状態です。そのため、症状はなかなか改善しないばかりか悪化することも多く、悪循環になります」と語る(教えて!gooウォッチ「くしゃみや鼻水だけが花粉症の症状ではない!花粉皮膚炎とは?」より)。

鼻の下の赤みが長期に渡って引かなかったという経験は筆者にもある。これを防ぐためにはどうしたらいいのだろうか。

「目の周りには、バリア機能を強化させるセラミドなどを含む保湿クリームで優しくケアすれば、保湿効果が期待できるほか、かゆみも軽減します。鼻の穴周囲の皮膚は、水分や塩分を含む鼻汁をかんだりふき取る際に、強くこすることで炎症を起こします。よって基本的には柔らかいティッシュを使用し、日中2回程度は鼻汁を水で洗い流し、鼻汁の付着を防ぐワセリンなどを塗って保護するのがよいでしょう」(慶田先生)

特に目の周りのケアを怠ると悲しい結末が待っている可能性があるという。

「目の周りは長期間こすりすぎると皮膚炎だけでなく、コラーゲン同士を束ね、肌のハリや弾力を維持するエラスチン繊維の断裂を招きシワを誘発します。また、こすりすぎて顔面靭帯が緩むと、目元のたるみを引き起こす恐れもありますからね」(慶田先生)

シワやたるみまで引き起こすとは恐るべし。大事なお肌を慎重に守り抜きたいところだ。

■花粉症の薬を飲むべきタイミングは?


花粉症にそなえて万全の対策をしておく上で、マスクと同じぐらい薬が重要だと考える人も多いのではないだろうか。素人考えだと、いっそのこと花粉の飛散に先立って飲んでおいた方がいいのではないかとすら思うが……。

薬剤師の北澤尚雄さんによると、花粉症の薬剤は大きく分けると2種類になるという(教えて!gooウォッチ「花粉症の薬はいつから飲むのがベストなのか」より)。

「一つは、発生したアレルギー症状を最終段階で止める『抗ヒスタミン作用』を持った薬剤です。この種類のものには予防作用はなく、出現した花粉症の症状を進まないようにする働きがあり症状を緩和します。症状が出てから飲むか、花粉がひどくなりそうだと予想される日の朝飲んで外出するという形で使用します」(北澤さん)

なるほど、『抗ヒスタミン作用』を持ったものには予防作用がなく、症状を緩和するのがメインの役割なのだ。

「もう一つは、予防作用があるといわれている『抗アレルギー作用』を持つ薬剤です。こちらはヒスタミン分泌細胞からヒスタミンが飛び出してくるのを防ぐ働きを持ち、花粉症が出る2~3カ月前から飲み続けることでアレルギー反応が起きないようにしてくれます」(北澤さん)

症状が慢性化したり重症な場合は、「抗アレルギー作用」を持つ薬剤を花粉症が出るだいぶ前から飲み続ける必要がある。いずれにせよ、そのタイミングについては自己判断をせず、医師の指示や薬ごとに定められた用法を守った方がよさそうだ。

■花粉症が完治することはあり得る?


お肌をケアしたり薬を飲んだり、色々と我々に苦労を強いてくる花粉症。何らかの方法で完治させられたらどんなに楽かと思うのだが、そんなことは可能なのだろうか?

All About「家庭の医学」ガイドである清益功浩先生の見解は以下の通りだ。

「数年間、花粉飛散時期に症状が全く出ないと『花粉症が治った』と言えますが、判断は難しい所です。花粉飛散状況により症状が良くなった、悪くなったということはあるので、飛散量が少ない年が続くと、軽症な人は治ったと思われるかもしれません」(教えて!gooウォッチ「花粉症は治る?アレルギー専門医を直撃!」より)。

なるほど確かに、その時の花粉の飛散状況によってたまたま花粉症が治ったかのように感じただけで、日によってはまた重症化するということもあり得そうだ。完治を目指すのは難しいのか……。

ちなみに年齢とともに花粉症の有病率は減るそうだ。これは加齢による免疫の低下が原因だとも言われているという。免疫が低下したら余計ひどい花粉症になってしまうのでは?と思うがそうではないらしい。

「免疫とアレルギーはもろ刃の剣です。病原体に対して攻撃するのが免疫、本来無害なものに対して異物として攻撃するのがアレルギーです。異物としてみるかどうかはその人のアレルギー体質によります。つまり、免疫が強いと、アレルギー反応も強くなります」(清益先生)

なるほど、免疫が強いゆえにその反応として、花粉症の症状が出るわけだ。知れば知るほど不思議なものである。とにかく、私たちにできることは、しっかりと対策を整えてこの辛い季節を乗り切ることだ!
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