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前年より実はアップしていた!日本人の最新平均年収

前年より実はアップしていた!日本人の最新平均年収過去に「教えて!gooウォッチ」「日本人の平均年収、500万円って本当?」という記事をリリースした。現在も非常に多くのユーザーの関心を集めているようだが、そんななか、国税庁による「民間給与実態統計調査」の最新版(平成26年度)が先日公開されたので紹介しよう。

■気になる平均年収は「415万円」


この調査は、民間の事業所に勤務している給与所得者(所得税の納税の有無を問わない)を対象としたもの。非正規雇用社員は含むが、国家公務員や地方公務員、公庫職員等は含まない。
平成26年度の給与所得者数は4,756万人で、気になる平均給与の金額は「415万円」とのこと。2年連続で増加し、前年と比較すると0.3%増という結果となった。男女別では、男性 514 万円、女性 272 万円で、その差はおよそ2倍。

次に、雇用形態別で見てみよう。すると、正規478万円、非正規170万円で、2.8倍もの差が。さらにこれを男女別にみると、正規は男性532万円、女性359万円、非正規は男性 222 万円、女性148万円だった。男性の非正規を除けばすべて前年より増加しているが、注目は正規と非正規、また男性と女性の間の格差は広がっているということ。

また、年代階層別では30~34歳男性446万円、女性301万円、35~39歳男性502万円、女性293万円、40~44歳男性564万円、女性290万円、45~49歳男性629万円、女性290万円、50~54歳男性656万円、女性291万円、55~59歳男性632万円、女性270万円だった。

しかしながらこの調査は「個人」ではなく源泉徴収義務者、つまり「事業所」の支払額に着目したものであり、例えば副業をしている人の場合は1人で複数の給与所得者としてカウントされる。そのため、個人の所得全体を把握できるものではないということを付け加えておこう。

■日本人の年収は世界で何番目?


ところで、世界で比較した場合、日本の年収は何番目に位置するのかご存じだろうか?
スイスの大手銀行グループ・UBSが発表した「Price of Earnings 2015」では、税金等が差し引かれる前の総賃金水準を世界の主要71都市でランキング付けしている。
ニューヨークの総賃金水準を100とした場合、1位は131.5でスイス・チューリッヒ、2位:スイス・ジュネーヴ(130.3)、3位:ルクセンブルク(106.4)と続き、ヨーロッパの都市が上位を独占。ニューヨークは4位だった。

気になる日本・東京はというと70.1で、世界17位。この調査は3年ごとに行われるが、2009年・2012年時点で日本は8位。今回は大幅に順位を下げる結果となってしまった。
もちろん「住みやすさ」を考えると賃金だけでなく物価水準等も考慮する必要があるのだが、「日本は世界でも有数の豊かな国」という通説は、崩れつつあるのかも?

近年、日本社会の格差や貧困が様々な場で叫ばれているが、はたして拡大を食い止めることはできるのだろうか。個人レベルでできることは少ないかもしれないが、自身の年収が平均より低いからといって、落ち込んでばかりではいられない! 様々な働き方を選べる今、逆に言えば新しい働き方を模索するチャンスなのかもしれない。

(酒井理恵)

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