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概要
無給医は「給料の出る職場」に転職すればいいのでは? なぜそうしないの?

詳細
大学の医局で働きながら、給料をもらっていない無給医が問題になっているそうです。
無給医はなぜ無給で働くのでしょうか?

医者の実家は開業医であるケースが多いです。そういう人はそもそもが「家業を継ぐために医者になった」というケースが多いです。無理に大学の医局でタダ働きなどしなくても、実家に帰って実家の開業医で働けばいいのではないでしょうか? どうせ結婚して家庭を持つ頃にはそうするんだし、奥さん(場合によっては婿さん)も「開業医の配偶者」という視点で探すんでしょ? だったらさっさと実家に帰って実家で働けばいいじゃん。

 まあ、親とは違う分野の医者になっているひとは実家の医院では働けないかもしれませんが、それってごくまれなケースでしょ? 親が医者で、自分も医者になろう、というひとはほぼ100%、「実家の家業を継ぐため」に医者になるんでしょうし、
「父親が外科の開業医なのに自分は耳鼻科医になりました。だって耳鼻科のほうが興味あるんだもん」
なんて人はまずいないとおもいます。(そういう意味で医者の子は職業選択の幅が非常に狭いですね、大変だ)

また、無給医のほとんどは生活費を稼ぐために大きい病院の当直医のアルバイトをするそうですが、そうすると「世間全般で医者が不足している」ということでもあります。だって自前の医者で足りているなら当直医のアルバイトなんて募集しないでしょ?
ならば、
「実家が開業医ではないから実家に就職することが出来ない」
「故あって実家の開業医とは違う分野の医者になったから実家には就職できない」
という医者だって就職口はあるとおもいます。だって当直医をアルバイト募集するぐらい医者不足なんだから。

なぜ無給医は無給で働くのでしょうか?
あるいみ高学歴ニートみたいなもので
「条件の悪い勤務医になるぐらいだったら大学医局で無給で働いたほうがいい。働いたら負け」
なんておもっているのでしょうか?

それとも医者の世界の慣習で
「若い医者は大学を卒業したら数年間は大学医局でタダ働きするのが当然。
 法律がどうのこうの、とか、医者の働く環境、なんて考えたこともない。
 だってこれが医療界の常識であり、それに疑問を持つものは医者ではないから」
ということなのでしょうか?

それとも大学の医局で働いている人は全員本気で医学部教授の座を狙っていて、
「実家に帰って家業の開業医を継ぐ」
「大学病院以外の勤務医になる」
ということは「出世レースの敗者」として扱われて、
「死んでもそんな負けコースには行きたくない。絶対に最後まで残ってやる。たとえそれまでの間どんな困難や屈辱に耐えても」
ということなのでしょうか?


医者、医療界に詳しい方、ご回答お願いします。

A 回答 (3件)

医大を卒業して、国家試験を受けた後、新しくできた制度で2年間の研修医とならねばなりません。

この間に自分が将来進みたい科だけではなく、総合的に必要な内科等の研修が必須化されています。この研修医として学ぶ場所は大学病院だけでなく、認定された他の総合病院でも可能です。この新しい研修医制度自体は、研修医に総合的な医療を学ぶ上で素晴らしい制度でしたが、同時に別の問題を引き起こししました。つまり大学病院で学ぶ必要がなくなったことです。田舎の大学病院で学ぶよりも症例を多く学ぶことができる都市部の病院に医大を卒業した研修医が行ってしまうことになりました。そのため医師が不足した大学病院は、系列の病院に廻していた医師を大学に引き上げて人数の確保を図りましたが、それでも人数が足りません。そのため次のようなことが起きました。
医師が博士号を取得するために、大学院に行かねばなりません。そのため、大学院の授業料が必要になり、さらに建前では大学院生であって、勤務医ではないので、給料は支払われません。しかし、大学病院が人手不足で、混乱している中で、自分だけが研究に打ち込むこともできないので、大学院で学びながらも医局を手伝います。当然無給です。それが自分の時間の2割や3割であれば、ある意味研究も兼ねて有効ですが、あまりの人手不足で、時間の7割8割を医局の医師のローテーションとして無給で勤務することなりました。ドライに割り切って、いくら自分の属する医局が忙しくても手伝わないと言うこともできますが、、研究するために属している医局の皆が超過重勤務している中で、自分だけが、そのようなことは実際にはできません。さらに、労働基準局が是正勧告すると地域医療が崩壊しますので、労働基準局も解決には前向きではありません。
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>「父親が外科の開業医なのに自分は耳鼻科医になりました。

だって耳鼻科のほうが興味あるんだもん」

大変恐縮ですが、質問者様が上記のようにお記しになった根拠を、
愚かな私めにも分かるように、ご説明いただけませんか。
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「医者」というだけで十把一絡げに考えているからそうなるんです。


医者だって普通に病院で働いている勤務医もいれば、自分で医院をやる開業医だっています。
それに医者ってだけで誰も彼もが現場で病気やケガを幅広く治すわけではなく、特定の疾病に特化したり、研究の道もありますし、そういう場に行かずに医療、保健、福祉などの行政の場で働く医者だっています。
医師免許を活かすにしても、みんながみんな同じわけではありません。

その中で自分の目指す道のために医局に残る医者については、研鑽という名目で無給医になることが横行していたということです。
それでもその先にやりたいことがあるってことです。
無論、労働に対しては正当な対価が払われるのが当たり前なのですが。
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