天使と悪魔選手権

テレビや新聞で、危険な状況にもかかわらず働かれる警察や消防のかたを目にすることがあります。実に素朴な疑問なのですが、負傷したり最悪の場合命を落とすことは怖くないのでしょうか? うろ覚えですが法律(刑法?)でも、日常生活で(つまり非番のときに)事件事故に遭遇した場合その場を放棄してはいけないと定められていると聞きます。それほど厳しい職場で働こうとされる理由が自分には想像できません。どなたかご教示ください。

A 回答 (6件)

こんにちは。


そのために日々、たくさんの訓練をしてるわけです。

警察の方は、あまり屋外で表だったトレーニングを公開しませんが、近所に大きめの消防署はないですか?

もう日夜、トレーニングに明け暮れていますよ。
当然、トレーニング中の人は、直ちに出動する人達ではないと思いますけど。

いざと言うとき、恐怖心をコントロールして的確な行動を取れるのは、そういうトレーニングのたまものでしょう。
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 私も消防署に勤務している者です。



 危険な状況にいくにあたって怖くないかということですが、ハッキリ言って怖いです。
「人を助けたい」って言う気持ちは当然ありますが、自分が怪我をするのはやっぱり嫌ですからね。。。

 ですが座学にて知識を学び、訓練や現場での経験を基に安全策を二重三重とすることで不安要素を少しでも減らし、「怖い」という気持ちを「助けたい」という気持ちで押し殺して災害活動に当たっています。
 それに人を助けたときのあの充実感は言葉に出来ないものがありますよ。

 働く理由についてですが、最初は多くの方が憧れのようなものだったのではないでしょうか。(もちろんそうでない方もいるが、私はそうでした)
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現役の消防士です。


本件内容は、法律などのタテマエとは違った精神的な論であると思います。消防でも警察でも、現場は一般の方が普段目にしないような非日常的な状況、光景が仕事場です。

当然負傷をする可能性はなきにしもあらず。消防の場合は安全が前提。救助するにも勝手に火に突っ込んだりして、要救助者が1人居るところを2名、3名の要救助者にしてはいけないのです。また、安全な救助が確立出来なければ、要救助者を殺してしまうだけです。災害にあった人を救助し、少しでも早く社会復帰できるようにするのが我々の職務でもあります。

安全な救助のために日々訓練や体力トレーニングを実施しています。そんな中でも指令が掛かればすぐ出場できる体制を取っています。すぐに出場できる体制が取れなければ訓練も認めてくれません。

災害が怖くないか?それは多少の怖さはあります。現場では何が起こるかわかりません。爆発、天井の崩落…逆に言えば怖さを感じないのは無知であること、負傷、殉職の率が高くなることです。でも、災害等場数を踏んでいけば次第に危険回避の術を得ていくものです。

では非番では?私も刑法等は存じ上げませんが、職員であれば勝手に身が動いてしまうものです。実際にありましたが、消防隊未到着の火災現場、事故発生直後。身が動いてしまいます。職業病でしょうか。ただ、非番の職員も丸腰のただの人ですが、危険の予測等が身に付いており、危険の一線を感じれば退避せざるを得ません。しかしながら消防、警察に重要な初期の情報(逃げ遅れ、燃焼物等)はとることができます。

この様な厳しい職場で働こうとする理由を想像できないとのことですが、多分わからないかもしれません。
それは価値観だと思います。理解しにくいと思うのでわかってほしいとも思いません。価値観の違いかも知れませんが、いざこの仕事をしてみると、民間や他の公務員では絶対に味わうことのない仕事のやりがい、達成感はあるものだと思います。
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少し勘違いされているようですね。



確かに警察や消防の職務にはそれなりの危険が伴います。しかし、警察官や消防官は命がけの勤務を求められているわけではありません(命がけの勤務を要求されているのは自衛官だけです)。心構えは別として、実際の警察官や消防官は自己の生命・身体の安全を確保しつつ職務を遂行するものです。ただ、職務の特性上、自己の生命・身体の安全を確保するに際して他人の権利を犠牲にすること(緊急避難、刑法第37条)が禁じられているだけです。

参考までに警察官と自衛官の服務の宣誓を掲げておきます。自衛官だけが命がけの勤務を求められていることがわかると思います。

警察官の宣誓
私は、日本国憲法及び法律を忠実に擁護し、命令を遵守し、警察職務に優先してその規律に従うべきことを要求する団体又は組織に加入せず、何ものにもとらわれず、何ものをも恐れず、何ものをも憎まず、良心のみに従い、不偏不党かつ公平中正に警察職務の遂行に当ることを固く誓います。

自衛官の宣誓
私は、我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法及び法令を遵守し、一致団結、厳正な規律を保持し、常に徳操を養い、人格を尊重し、心身を鍛え、技能を磨き、政治的活動に関与せず、強い責任感をもつて専心職務の遂行に当たり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います。

それでは自衛官は怖くないのかといえば、察するところ、ある時点までは怖くないのでしょう。実戦経験のある軍人の手記などを読むと、実際に自分自身が負傷するまでは戦死なんて考えたこともなかった、と記述されているものをよく見るからです。警察官や消防官も同様だと思います。
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 恐怖心が無くなるわけではないと思います。

むしろ、全く恐怖心が無くなれば、適切な判断が出来なくなり、かえって危険であると思われます(相手が犯罪者だろうが、自然だろうが、同じことでしょう)。よって、「怖がらない人」ではなく、「恐怖心をうまくコントロールできる人」が、あの種の仕事の適格者ではないかと思います。

 質問者さんは「理由が想像できません」と言われていますが、正義感は、誰しもあるものです。警察や救急隊のドキュメントを見て、「この人たちを何とかしてあげたい」と思う気持ちは、みな一緒でしょう。そして、そのような職場で働けることは、ある意味、幸せなことなのです。

 それにしても、同じ公務員なのに、某雑誌で集中連載された「暇な」お役人さんと比べて、何と激務なことでしょう!「税金ドロボー」などという言葉は、公務員に一律に浴びせるのではなく、相手を選んで言うべきと思います。
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命を落とすのは誰でも怖いものだと思います。

それでも警察や消防に勤める方は、誰かの為に役立ちたいという正義感が、危険に伴う恐怖よりも打ち勝っているのではないでしょうか。私の身近にも警察関係者、消防関係者の人がいますが、自らを危険にさらす為に勤務しているのではなく、危険に遭っている人を少しでも多く助けるために勤務しているのだと言います。危険を減らすことこそ、かれらの使命なのです。そのために、危険回避のマニュアルを学び、色々な状況に対応できるよう、努めているのだと思います。私自身がその職業に就けと言われたら、やっぱりちょっと自分には荷が重いなと思ってしまいますから、正義感が強くその仕事を本当に好きな人にしか勤められない、大変な仕事だと思います。よく税金泥棒などと言う無責任な人もいますが、彼らによって助けられている多くの人が存在していて、自分達もいつ、助けられる身になるのか、ということを良く考えた方が良いと思いますね。
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