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p-メトキシフェノールとm-メトキシフェノールではどちらのほうが酸が強いのでしょうか?           

A 回答 (2件)

p-メトキシフェノールのpKa=10.26±0.03(水)


m-メトキシフェノールのpKa=9.9(水/DMF)
故にm-メトキシフェノールの方が強酸です…が。
ちなみに置換されていないタダのフェノールはpKa=10.0(水){10.3(水/DMF)}
説明としてはp-位置にあるメトキシ基の酸素の非共有電子対がベンゼン環に電子を押し出しフェノールの付け根の炭素に電子密度が高くなるためと説明できます。ただし、m-メトキシフェノールのpKaは下記のURLの論文で初めて測定されているようですから(引用文献との比較がない事から分かる)2002年まで精密に測定されていなかったとしか考えられない、驚くべき事。またこの論文では水/DMF(ジメチルフォルムアミド)系で測定しており値が水系より高く出ると書いてあるので、水系でのm-メトキシフェノールのpKaはもっと小さいはずでするとやはりp-体より強い酸になります。

参考URL:http://www.fpl.fs.fed.us/documnts/pdf2002/mitsu0 …
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参考URL(英文)の中の「Acids and Bases」のSupplemental Solutionsというところに、その問題の答が詳しく書いてあります。

同種電荷を近接した位置にもつ共鳴構造が含まれるような共役塩基を生じる酸は弱い、したがってメトキシフェノールのo-, p-はm-より酸性が弱いという趣旨の説明が書いてあります。

参考URL:http://acpcommunity.acp.edu/Facultystaff/hass/oc …
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