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始めまして。

サチュレーションって具体的に何を示すものなのですか?基準の数値とかあると思うのですが、その基準を下回ったりしたらどんな風になって、どんな治療をしたら良いのでしょうか??それとSPO2ってイコールサチュエーションの事ですか??

くどい質問ですみません。。。。宜しくお願いします。

A 回答 (4件)

サチュレーション(SpO2)を考える上で最もわかりやすいのは・・・


いす取りゲームと考えてください。

血液中のヘモグロビンは四つの椅子(酸素結合部位)があり、
それが全て埋まると、サチュレーションは100%です。
ヘモグロビンが25個有れば、椅子は100個ありますね。
100個の席の中で3席あいている=酸素が三つ分ついていない
場合は100-3=97%です。

つまり、サチュレーションは、
酸素とヘモグロビンの結合の様子を示している数字です。
一方のSaO2は圧力(mmHg)で示されていますね。
これは血液中に溶解している酸素量を示していると考えてもらってよいです。
よって、相関はしますが、概念は異なります。

もしサチュレーションが下がってきたら、これは
ヘモグロビンと酸素がどんどん離れていっていることを意味します。
ある組織が酸素を求めている場合、血液中のヘモグロビンと結合している酸素が少ないと、
組織は酸素を取ることができないので、組織の活動性は低下します。
その場合には、ヘモグロビンと酸素をうまく結合させてやるための治療が必要です。
これは酸素解離曲線、という曲線(no1の方の絵にありますね)
にて判断ができますが、
体温の上昇、組織液のpH(水素イオン濃度)などにより、
これらの条件が大いに変わります。
つまり、酸素を組織に送り届けてやるには、
まず血液中のヘモグロビンと酸素をうまく結合させるために、
体温を上昇させたり、pHを適正にしたりする必要があります。
ちなみに、一番手っ取り早いのは、酸素の血液に存在する量を増やしてやる=酸素投与量を増やす、
ことですが、これだけではヘモグロビンと酸素を完全に結合させることはできず、ほかにいろいろな治療方法が必要となります。

詳しい治療法は医学書などに譲りますが、
サチュレーションとは、酸素とヘモグロビンがいかにうまく結合しているかを示す数値として、
臨床現場ではとても簡便に計測できるため、
大変有用な指標とされています
(ちなみに、サチュレーションをはかることのできるパルスオキシメーターは日本人が発明したんですよ)
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No.2の方に補足なのですが、SpO2と言ったら通常、パルスオキシメーター(No2の方が参考URLでお示しになったページに載っています)で測った数値のことを言い、SaO2といったら、動脈血を測ったガス分析になります。

この2つは結構現場でも混用されています。
 一般の方むけに簡単に説明するときは、「体の中の酸素の濃度」と説明してしまいます。正確に言えばこれはちょっと違うのですが。(詳細はNo.2の方の示されたURLに出ています)これが下がるとどうなる、というよりは、何らかの原因で体の中の酸素の量が少なくなったとき、正しく測られていればSpO2は低下します。たとえばしばらく息を止めながらパルスオキシメーターをつけていれば、だんだん下がってきます。年齢や基礎疾患によって、比較的低値でも苦しさを感じない人も中にはいます。
 SpO2が下がり、それが問題であるときには、まずその原因を考え、それに応じた治療をします。根本治療(たとえば原因が心不全なら心不全の治療、肺炎なら肺炎の治療)を行いながら、対症療法として酸素投与、用手換気などを行う場合もあります。
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こんにちは。


医療の現場で使うサチュレーションであれば、「動脈血酸素飽和度」の事です。
つまりSaO2です。

参考URL:http://www.masa.go.jp/res/files/resQnA/CRF/BGA.h …
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サチュレーションというのは"飽和"という意味であって、この言葉自体は治療などには関係なくいろいろな分野で使われていると思います。



飽和というのは例えば時間経過と何かの濃度をグラフにしととき

|
|  /A~~~~~~~~~~~
| /
|/
------------------
のようにあるところ(A)まで順調に値が上がっていたのが、値が一定になってしまった状態(A以降)を指します。

分かりやすく言えば、貯金箱にお金を入れていて貯金箱がいっぱいになってそれ以上お金を入れられなくなった状態が飽和状態です。
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