プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

友人のご主人が銅の精製に関わる施設に長期出張(1年くらい)する予定です。
施設の環境について人体、健康への影響を心配されています。
職場のほうにも確認したそうですが、問題なしというはっきりとした解答がない
(今までに健康に問題が起きた例はないけれど、理論的な証明はないということのようです)
情報が少なく答えづらいかと思いますが、詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください。

(1)100V、7000A、の電磁波が測定される環境が人体へ与える影響。

(2)16%希硫酸を扱うため、その蒸気を吸う環境が人体へ与える影響。また、手についたとき、目に入ったときなど想定される事故の人体への影響。

友人から聞かれたことはこの2点です。どちらか片方への解答でも結構ですのでどうぞよろしくおねがいいたします。

A 回答 (3件)

>>(1)100V、7000A、の電磁波が測定される環境が人体へ与える影響。


銅の精製関連ですとご心配される「電磁波」の影響はあまりないと思われます。と言うのは電流が大きいのは精製する銅の量が大きいためで、電極部分あたりでの電流は大したことがないからです。これが高周波ですとかなりの影響があるのですが、銅の精製には通常直流電流が用いられますので、電磁波と呼べるたぐいのものは漏れ出てきません。もちろん電場(電圧の傾き)が外部にも表れますが、それでしたら交番電場(交流)のある家庭内の配線や電気器具から漏れる電場の影響の方が大きいことになってしまいます。
>>(2)16%希硫酸を扱うため、その蒸気を吸う環境が人体へ与える影響。また、手についたとき、目に入ったときなど想定される事故の人体への影響。
(1)で指摘されたような電流を用いて銅の精製を行っている事業所での労働衛生管理は極めて厳格で問題は無いと思います。と言いますのはもし少しでも人体に影響が起こるような営業を行いますと、労働衛生監督署から、営業を止められてしまい、その損害は場合により数億にも上るからです。
ご友人のご主人様が実際に精製にあたる「現場」に就業されるのか管理に携わられるのか分かりませんが、現場に配属される場合には就業規則に定められた防護具を「うっとうしくとも」外さずに、決められた手順で仕事をされることが肝要です。さもないと事故が起こった場合、補償されるどころか、その事故の責任を問われて事業所に損害賠償を支払わされることになりまねません。
また管理の仕事場にいる場合、現場の作業者が安全に仕事を行っていることを間接的に監視する立場(たとえば防護具の定期的購入、終業時間後のシャワーの故障の有無の確認、就業日誌の管理など)になる場合もありますのでかえって現場より気を遣います。
最後に(1)も(2)も私に言わせれば大したことではなく、粗製の銅や銅の精製後に出来る不純物に含まれる重金属(金も沢山採れるが、ヒ素、カドミウム、セレンなどがどっさり採れる)の処理の方がよほど怖い。
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この回答へのお礼

お礼が大変遅くなりすみません。
質問してすぐにご解答くださりありがとうございました。
とても困っていたので、このようにくわしくお話してくださり安心しました。
とても感謝しています。
その後、友人にこの内容を話し、彼女もほっとしていました。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/03/03 09:44

分量が多いので.調べ方だけ。

PubMed
http://www3.ncbi.nlm.nih.gov/PubMed/
で.
銅(カッパーで)・精錬所・中毒
とか
硫酸・精錬所・中毒
あたりを検索して.パーっと抄録を読み飛ばせば雰囲気がつかめるかと思います。

銅の政れん所というと.ヨロケ病・鉱毒.慢性砒素中毒や鉛中毒(急せい神経毒は注意して探さないと見つかりません)あたりが心配です。というのは.鉛室法で硫酸を硫安やしょうあんにかえて販売する(足尾).濃硫酸として販売する(秋田)があります。桐生産ですから.えんしつほうによる硫安製造と解釈しました。
シビカッチャキ(B2ナイアジン不測栄養失調)類似の栄養失調になる場合があります。ただし.きゅうせいきには現れません。

近所の農家で名認可足尾銅山に出稼ぎに出かけました。重度の知恵遅れの子供がいる家庭は.出産事故等の事故を除くと工夫をしていた家です。
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この回答へのお礼

お礼が大変遅くなりすみません。
詳しい文献まで教えていただきありがとうございました。
私はまったくの素人なのでちょっと難しかったですが、友人に教えてあげました。
彼女もとりあえず安心したようです。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/03 09:48

硫酸を常時扱っている身として・・・


 皮膚に接触すれば薬傷を起こしますし、眼に入れば失明する危険性もあります。こちらはすぐに症状が出るので相関はすぐにわかります。
 また、硫酸の蒸気・ミストを長期間吸入すると慢性の気道炎や気管支炎を起こす事もあります。こちらは証明するのが難しいかも。
 濃度の濃い蒸気だと歯が徐々に溶けててくる事も・・・

どういう作業環境でどういう内容の作業を行うのかに寄りますが、耐酸性の保護具を身に付けたり、蒸気・ミストを排気するような装置がついていれば問題ありません。

私はケミカル分野で金属関係の作業がどのようなものかわかりませんが、人が直接液体・蒸気・ミストに晒されるような事は無いのでは?
(もし酷い作業環境なら改善を要求すべきです)

電磁波は専門外なので、全くわかりません。
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この回答へのお礼

お礼が大変遅くなりすみません。
質問してすぐにご解答くださりありがとうございました。
まったくの素人でわからなかったので、seroさんの「問題ありません」の言葉に安心しました。
その後友人に話し、彼女も安心していました。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/03 09:39

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