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この間、アメリカ人の友達に日本のお墓について質問されました。石碑の後ろか横にある、木でできた細長いステッキについて聞かれましたが、私も全く分かりませんでした。。あれは何のためにあるのでしょう?あと、あれには何かふにゃふにゃとした文字が書いてありますが、一体どのようなことが書いてあるのですか?
分かりにくい文で申し訳ありませんが、分かる方教えてください!!お願いいします。

A 回答 (2件)

別の方への回答を編集したものです。



 卒塔婆(そとば)・塔婆(とうば)ですね。それも板塔婆といいます。

卒塔婆は本来、インド語の(ステゥーパ)を音写したもので、お釈迦様の遺骨(舎利<しゃり>)をお祀りした塚でした。
参照:(後方に見えるのがstupaです)http://gokuaku-web.hp.infoseek.co.jp/kusinagara/ …
初期仏教では釈尊の姿も卒塔婆で表現し、そこから転じて「悟り」を象徴するものとなりました。そのため寺院にも卒塔婆は建立されるようになりました(五重塔などの「塔」も卒塔婆と同じ意味です)。またさまざまな形の卒塔婆が生み出され、そのひとつに「五輪塔(ごりんとう)」があります。地(ち)水(すい)火(か)風(ふう)空(くう)の宇宙を構成する5つの要素(五大)を象徴する形を重ねた物で、「宇宙の真理」を表現します。

地…方形(堅固、保持)
水…円形(湿潤、収集)
火…角形(熱、熟成)
風…半月形(動、生長)
空…宝珠形(虚空、無礙)

http://www.daihorin-kaku.com/buddhism/image/seki …

 この五大は人間の体にも配当され、一切の生命が大宇宙を宿しているとされます。

地…足
水…腹部
火…胸部
風…喉
空…頭頂

 よって「卒塔婆」を建立することはたいへん功徳のあることとされ、そのため死者の冥福と追善のためにも塔を建立するようになり、墓石が塔の形をしたものが多いのもそのためです。ご質問の板塔婆は、だれにでも「塔を建立する功徳」が行えるように編み出されたものと考えられ、上部には五大を表す形に切り込みがなされています。
 また古代日本では、神(先祖)を地上に招く際には、木の棒を立てて祭りを行っていたので、そのような信仰と仏教が融合して板塔婆が広まったとも考えられています。
 本来、塔の建立やさまざまな仏事を執り行うと、その功徳は自分のものになります。しかし、それを他者のために行うことを「回向(えこう)」といい、自らが菩薩(ぼさつ:他者の救済ために修行を行う者)となるための重要な修行のひとつです。

 なお、板塔婆に書かれる文字は、宗派により異なりますが、基本として上部に五大を表す梵字(サンスクリット文字)、続いて仏を讃えた言葉、塔建立の意味(死者の供養のためなど)などが書かれます。
 浄土宗では梵字の代わりに「南無阿弥陀仏」、禅宗系では梵字でなく漢字で「空風火水地」と書く場合もあります。日蓮宗では「南無妙法蓮華経」と書きます。
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おそらく「卒塔婆」のことですね


参考URLをはっておきます

参考URL:http://www.if-u.co.jp/grave/dgrave09.html
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この回答へのお礼

とても早い回答ありがとうございましたぁ!!!参考になりました!!!

お礼日時:2005/03/25 13:16

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