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今年、父が亡くなりご縁で初めて近くの浄土真宗大谷派の門徒になりました。先月、お寺への祠堂は終わり、この度お寺主催の永代祠堂経会の案内が来ました。スケジュールは昼食やご法話などで5時間程となっています。多くの門徒さんもこられると思いますが、お参りするに当たり何を用意すればよいのか、またお布施の金額や表書の書式など、どのようにすればよいのか分かりません。
どうぞ詳しいお方教えてください。宜しくお願いします。

A 回答 (1件)

坊さん@浄土真宗です


>浄土真宗大谷派の門徒に
揚げ足取りで申し訳ありませんが、宗派名は「真宗大谷派」です。浄土真宗大谷派ではありません。
永代祠堂経会というのは石川県・富山県などの独特の呼
び方で、浄土真宗で一般的に言う「永代経」のことです。
永代経とは、末長くお経が読まれるという意味で、お寺が存続し、み教えがますます盛ん
になる
ようにとの思いからつとめられる法要です。死者に追善供養する意味ではなく、故人を縁
として
お寺に参詣し、故人を追慕し報恩の営みをするとともに、自身が聞法のご縁をいただきます。永代経懇志をあげられた場合に、その都度おつとめすることもありますが、お寺では年に1回または2回、一括しておつとめされるのが通例です。
「祠堂」とはお堂を祠るということで、門徒の方々のお寺をまもる志「布施」に対して末代までもおつとめさせていただこうという「法施」が永代会です。この二つが一つになって永代祠堂会とか永代祠堂経会と呼ばれます。
ご先祖への追慕とともに、日頃、煩悩にまみれた生活を送っている自分自身が聞法と感謝と喜びをいただく行事です。
「永代」という言葉がつくと、世間一般で言う「永代供養」と勘違いされる方がいらっ
しゃいま
すが、そうではなく、亡き人を縁として、縁のあるお寺が永代続き、末代まで教えが伝わ
るよう
に、お寺の護持に参加する(維持費を負担する)というものです。
また、他宗で用いられる「永代祠堂経」や「永代の供養のためにまとまったお金を納めお寺にお願いする」というものと誤解されることがありますが、かなり趣は異なります。
もっとも他宗(主に禅宗系)の「祠堂」(俗家の位牌をまとめて安置する位牌堂)の用語が転じて、浄土真宗の富山地方の場合お寺の本堂という意味で用いられています。
故人を縁として、永代に仏の教えが伝えられることを願って勤められる仏事です。
どなたかが亡くなられた折、残った遺族が「仏法興隆」の願いをかけて 手次の寺や御縁のあったお寺に懇志金を納めます。このことを「永代経を納める」と言ったりします(そちらの地方では「祠堂をうつ」とか表現します)。また、自身の生前に志納するものを「存命永代経」と言ったりします。お寺はその願いに応え、永代経を勤め、その懇志金を元にして教化伝道の法座を開きます。寺院の財政的な面からも、大切な収入項目になっています。
寺院維持費の出し合いなので、寺院ごとに習慣的な金額も異なり、あまり他寺院の話を聞いても参考になら無いと思いますが、一般の多くのお寺では、本堂などにこの永代経に志納された方々のお名前を掲げております。
通常の毎年の参加の場合には、「御布施」として3000円~1万円程度、まとまった「永代経懇志」を納めるときには2万円から300万円程度までが多いと思います。
なお、「お寺主催の」とありますが、私の周辺寺院は「門信徒会(護寺会)」主催の場合が多いので、これも寺院ごとに異なるでしょう。
その寺院の他の門徒さんや門徒総代さん等の寺役員さんに聞くのが一番です。
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