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簿記2級 満期保有目的債券の償却原価法の計算について質問です。

例1
満期保有目的債券は、A社が額面総額¥500,000、償還期間5年、利率年2%、利払い年2回という条件で発行した社債を額面¥100につき¥98.50で引き受けたものである。
※問題文に記載の決算直前におけるの満期保有目的債権の残高は¥495,500となっています。

A
当期償却額
(500,000-500,000×@98.50円÷@100円)×12ヶ月÷60ヶ月=1500円
仕訳
満期保有目的債券1,500/有価証券利息1,500


例2
満期保有目的債券は、A社債(額面総額¥600,000、年利率0.5%、利払日年2回、償還期間5年)を当期首に取得したものである。額面総額と取得評価額の差は金利の調整の性格を有しているので、償却原価法(定額法)により評価する。
※答案用紙の精算表の満期保有目的債券は借方¥595,000となっています。

A 当期償却額
 (600,000-595,000)×12ヶ月÷60ヶ月=1,000円
仕訳
  満期保有目的債券1,000/有価証券利息1,000

上記、例1のように額面総額から払込金額をマイナスする場合と、例2のように額面金額から取得原価をマイナスする場合で、計算方法が分かれるのは何故でしょうか。

例2の問題文中に「額面総額と取得評価額の差は金利の調整の性格を有している」との記載があれば、額面金額から取得原価をマイナスする方法で計算する。と暗記しようと思っていますが、いまいち計算の仕組みがわからず頭に入ってこないので、わかる方教えていただきたいです。

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

全く同じことをしているだけですよ。



例1は前期末までに取得した社債。
なので、取得価格である『500,000×@98.50円÷@100円=492,500』と、決算整理前の残高である『精算表の満期保有目的債券は借方¥595,000』との間に差が生じている。
その為、例2の様に『精算表の満期保有目的債券は・・・』の数値を計算式に使うことはできないだけ。

一方、例2は当期期首に取得したことで、『満期保有目的債券は借方¥595,000』をそのまま使えただけである。
尚、例1と同じ書き方を行おうと、取得価額の単価を計算すると、595,000÷600,000=0.99166・・・・割り切れないという事情もあると思われる。
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