トウカイテイオーの復活

質問です。

アニメ「ウマ娘」を見て、トウカイテイオーのファンになりました。
第二期の最終和のレース、めちゃくちゃ感動しました。史実と全く一緒で更に号泣。

今だからこそ奇跡と呼べる復活劇でしたが、見方を変えれば無謀だったのかなと若干思いました。

二度の骨折、メジロマックイーンとの勝負に負けた、有馬記念11着、そして三度目の骨折に長期リハビリ......もしレースに出走させたら今度こそ......

もし私が馬主ならば、「もういいよ。もう十分頑張ったんだし、楽にさせてあげよう」って言うと思います。でも実際の馬主さんや関係者にとってはそうはいかない事情があったのでしょうか??

教えてください。

No.2 ベストアンサー 回答者： go_go_gohara 回答日時： 2022/09/12 11:40

トウカイテイオーがダービーを勝ったのが１９９１年。

１年ぶりの有馬記念で復活Vを果たしのが１９９３年。
この１９９０年くらいまでは、トップクラスの馬も、再起不能な怪我や、大スランプで勝つのは不可能だろう、というようなことでなければ、５歳くらいまでは走らせる、というのは普通でした。

ウマ娘に登場する馬ですと……

オグリキャップは、１９８８年に３歳で中央に移籍し、故障や無茶苦茶なローテーションで戦いながら、５歳末の有馬記念で復活Vをして引退。

メジロマックイーンは、１９９０年の菊花賞を制し、翌９１年、９２年に春の天皇賞を連覇。９３年も現役を続け、宝塚記念を制し、秋の天皇賞直前に故障をして引退。

ミホノブルボンは、１９９２年の皐月賞、ダービーを制し、菊花賞２着。ここで故障をしますが、陣営はあくまでも復帰を目指しており、正式に引退したのは、故障から１年以上を経た１９９４年１月。年齢は５歳の時でした。

１９９４年に三冠馬となったナリタブライアンも、１９９５年春に故障をし、復帰した秋にはスランプに陥ってしまいますが、それでも現役を続け、９６年春には復調してきましたが、そこで再び故障をして引退。

と、復帰できるならば故障しても治療して復帰させる、と言うのが普通でした。
もっと古い時代のマルゼンスキーは、３歳で引退していますが、当時、外国産馬、持ち込み馬には出走できるレースがほとんどありませんでした。マルゼンスキーが出走できる大レースは有馬記念くらいしかなく、しかも、故障によって３歳時の有馬記念に出走できなくなってしまったため、目標がないから、というものでした。
トウカイテイオーが有馬記念で鎬を削ったビワハヤヒデは、４歳秋に引退していますが、これは９４年の天皇賞・秋のレース中に故障。競走馬にとって不治の病とされる屈腱炎と診断されたことから復帰は無理、と判断されたためです。


時代背景に関して言えば、当時は日本の馬の血統は欧米の馬のそれと比べて劣るものだ、というのが一般的であったことは確かです。
ただ、トウカイテイオーの血統は、父はメジロマックイーン、サクラスターオーなど多くの活躍馬を出しているパーソロンの直系。
母の姉には、オークスを制したトウカイローマンがいるなど、当時の日本の血統としては決して悪い血統ではありません。
また、トウカイテイオーが現役で走っていた９３年ごろはまだサンデーサイレンスの子はデビューしておらず（サンデーサイレンスの子がデビューしたのは１９９４年）、高齢となっていた当時のトップ種牡馬ノーザンテーストの次がどの種牡馬なのかはまだわからないことだらけで、種牡馬として期待されていなかったわけではありません。
実際、トウカイテイオーは引退後、現在でもトップクラスの種牡馬・繁殖牝馬が集まる社台グループが所有しています。

３歳春で引退して種牡馬になったフジキセキ、アグネスタキオン。
三冠を制して、故障もなかったものの４歳で引退したディープインパクトやコントレイル。
このように、早い時期で引退させる、というのが一般的になったのは、サンデーサイレンスの子が圧倒的な成績を収め、その血を持つ馬が強く求められるようになった１９９０年代末以降くらいのことです。

この回答へのお礼

ご回答感謝します。

お礼日時：2023/08/10 21:53

No.1 回答者： omae-ahoka 回答日時： 2022/09/11 13:38

血統の問題かな。

サンデーサイレンスの子供なら、骨折して死なれるのが損ですからね。
牝馬なら、出走せずに繁殖にあがりますよね。

https://db.sp.netkeiba.com/horse/ped/1988101025/
私は、あまり善し悪しは分かりませんか、近親に活躍した馬いないからね。

オグリキャップは、アイドルホースでしたからね。
子供がみたいという期待が凄かった。でも、種牡馬としては、だめでしたね。

種牡馬として、稼げるのなら即引退だったでしょう。

この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時：2022/10/29 23:28