映画のエンドロール観る派?観ない派?

私は現在就職活動中の大学4年生です。
電機メーカーの事業企画部門を志望していて、新製品開発や新規事業開拓につなげるためのマーケティングを中心とした仕事をしたいと考えています。
大学での専攻は経営工学なので、「データ解析の手法を用いて高度なマーケティングを行ないたい」という感じでアピールしたいと思っているのですが、実際に働いている方から見た場合、こういったアピールは的を射ていますでしょうか?
大学で市場調査などの科目は学んだのですが、実際の市場調査やマーケティングがどのように行なわれていて、どのように新製品開発や事業開拓につながっていくのか、具体的なイメージがわかないので説得力のあるアピールに繋げられずに困っています。

実際問題としてマーケティングにデータ解析手法がどの程度使われているのか、そしてその有意性、さらにどのように商品開発に結び付けていくのか、このようなことを具体的に教えて頂けたら嬉しいです。
アドバイスお願いします!

A 回答 (3件)

【面接を乗り切るために】


高度なデータ解析をして高度なマーケティングを実現する、だけでは空論です。高度なデータ解析をつかってあなたができることと、それが企業に寄与することを数量的に証明しなければ無意味です。

多変量解析とかデータマイニングをまだ勉強していないなら、明日は書店で入門書を買ってきてナナメ読みしてください。そして、自分がそのメーカーのためにどう貢献できるのか仮説を立てておいてください。どの分野の製品で活動するのか具体的に。

言い方が悪くて申し訳ないんですが、企業は新卒の方の専門能力にたいして期待していません。見るのはあくまで魅力的であるかどうかです。学生さんの魅力をおしはかるのにもっとも確実なのは本業の学問が充実しているかどうかをみることなのです。

【現場での理論活用】
回答1でお話したような、まず多変量解析ありきの仕事は作るものの自由度が低い場合にこそ有効です。炊飯器ならおコメを炊く+αくらいしか能がありませんよね?その能を保ちつつ、コストを上げないでユーザーに受け入れられる製品をつくるために莫大なデータをあつめて多変量解析にかけます。

ぶっちゃけ言うと、多変量解析とは無難な結論に至るためのエクスキューズに過ぎません。

【企画マンの任務範囲】
需要予測は企画の任務だと思います。需要を押し上げるような研究課題を打ち出して、それを達成するために社内でラボを立ち上げるか、シリコンバレーでのベンチャー企業M&Aに乗り出したりするのも企画の任務です。特許攻防の戦略を立てておくのも企画の任務です。

生産工程設計の草案や販売チャネルとの交流・根回しは企画の任務ではなくて事業部門の任務だと思いますが、現実には企画が手をまわしています。

電機業界では事業/生産を担当する部門の発言力が異常に強く、企画は下手に出ざるを得ない状況となっています。すでに生産がまわっている製品のバージョンアップ企画などは事業/生産部門自前のリソース節約につながるため歓迎されますが、新規市場開拓の製品企画など持ち込むと面倒くさがられ、煙たがられ、いやがられます。自ら工数勘定などしようともしません。だから企画を通すのが任務の企画マンは事業そのものの構図すべてを描いて見せなければ新規の企画を通すことができないのです。

情けないうちわの話ばかりで恥ずかしいんですが、企画とは美しい仕事でないことをご承知おきください。確固たる信念をもって立てた企画を抱え、逆風の中を頭下げつつ笑顔で進むのが任務とお考えください。

【データ解析手法の使用法と普及度】
データの解析ばかりを根拠にした企画は技術者たちを失望させます。そのプロセスで生まれた企画は凡庸な技術課題を打ち立てていてつまらないからです。

データ解析で事業化に十分な根拠がついていることと、直感的に「これはいける」とエキサイトするような新技術が盛り込んであること、これが前に進む企画をつくるコツです。データ解析が2割、その他8割ですね。

がんばってください。現場でお待ちしています。
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この回答へのお礼

本当に詳しいご説明どうも有り難うございました。
たった今最終面接から帰ってきました。
本当にどうも有り難うございました。感謝しております。

お礼日時:2005/04/14 12:12

私は調査やデータ分析の仕事をずっとやってきている立場です。

#1の方の回答にもあるように、データの解析自体は私などのような外部の会社・スタッフに業務委託するケースが圧倒的に多いと思います。
電機業界に特別詳しいわけではありませんが、どの業種でも企画部門のスタッフは#1の方がおっしゃるように幅広い仕事をしていて、解析の専門家を求めている訳ではないと思います。また、どの企業でもそれなりのデータの蓄積があるので、学生に限らず社外の人間が実際のマーケティングのヒントになる具体例を話すのは無理じゃないかなと思います。

正直、新卒採用はポテンシャル8割だと思いますので、miki-love-soccerさんが学んできたデータ解析力や市場を見るセンスを、いかにアピールするかを考えた方がいいのではないかと思います。つまり、題材としてはむしろ相手の土俵(=電機業界)ではないほうが得だと思います。
例えばサッカー好きなら、サッカーをデータで分析したらどうなるかとかね。私の知り合いがサッカーマガジンでデータレポートを書いてるそうですが(実は読んだことがない)、あなたがよく知っている題材で語ったらどうかと思います。そのほうが、データ解析やマーケティングに対する潜在能力は伝わると思います。

確かに高度な分析テクニックを学ぶことで、新たなマーケティング方法が生まれたりすることはあると思いますが、事業企画スタッフに求められる能力の一部じゃないかと思います。そこは十分に考えておいたほうがいいと思いますよ。
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この回答へのお礼

ご返答ありがとうございました。
先ほど面接を終えたのですが、まだ言いたいことを言い切れずに不完全燃焼です。。。
アドバイス本当にどうも有り難うございました!

お礼日時:2005/04/14 12:14

マーケティングデータ解析の結果はもっぱら企画立案の初期段階で用いられます。



市場調査そのものの実務は専門の業者に外注します。あがってきたデータをもとにするマーケティングは白物家電ならユーザーの不満を分析するのが仕事の主体で、AVなら市場をリードするコンテンツへのレスポンスとか、とにかく新鮮なコンセプトが出てきそうな切り口の分析で仕事を進めます。たいがいは「取っ手を大きくする」とか「画面を大きくする」に行きつくんですが。

で、コンセプトができたらそれにもとづいて商品の原案を打ち出し、必要な技術の創出を開発現場に提案しつつ事業の草案を描きます。原価計算とか生産プロセスの概略構築とか。で、販売計画ですね。

そうすると社内のみんなが企画の言うことを聞いて働いてくれるみたいですが、これは理想的な場合です。現実に「開発してしまった技術を使えるような企画を立ててくれ」という注文が社内から飛んできます。さらに「余っている技術者の職能が使えるような開発課題を創出する商品を企画してくれ」との命令さえ降ってきます。「生産が終了して空くラインが最小投資最短時間で再稼動できるようになんとかしてくれ」とのお達しも訪れます。

つまり、データの解析は企画職務のごく一部にしかすぎません。あなたが上記職務のどこに寄与できるのかを明確に打ち出していないと、凡庸な応募者との印象を与えるでしょう。

重回帰分析の新手法やデータマイニングのテクニックを面接で開陳するなら、巷にころがっている市場データをつかって会社の製品をモディファイするポイントを指摘し、あなたを採用することで向上する収益を算出してみせる、くらいのとこまでやっておくと目立った応募者になれると思います。
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この回答へのお礼

ご丁寧なお返事ありがとうございます。
非常に参考になります。ありがとうございます。

「新鮮なコンセプトが出てきそうな切り口の分析」にはデータマイニングを活用できそうですが、重回帰分析は具体的にはどのような場合に使うのでしょうか?需要予測などですか?また、需要予測や生産工程設計などもマーケ(企画)部門の仕事なのでしょうか?
あと、新規に事業分野を広げる目的の場合、具体的にはどのようなマーケティングを行なうのでしょうか?

私は現在大学4年で、データ解析のゼミで、これから本格的にデータマイニングなどについて勉強していくという段階です。なのでテクニックは全くといってないのですが「データマイニングを用いることで高度なマーケティングに貢献したい」ということを言うのはあまりにも無謀でしょうか。。。

明後日に最終面接で、しかも第一志望なので絶対に内定をいただきたい会社なのです。
質問ばかりで非常に恐縮なのですが、専門家の方に意見を伺える機会は本当に貴重だと思うので、もし宜しければ再度アドバイスをいただきたいです。
よろしくお願いします。

お礼日時:2005/04/12 21:13

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