プロが教えるわが家の防犯対策術!

Wald統計量の導出が出来ず悩んでいます。
どうやら、テイラー展開を用いる様なのですが…
なかなか手強いです。

A 回答 (2件)

「Wald 統計量の導出」は、推定方法によっても変わってきます。

一般的には、大数の法則によって制約Rβ=qのもとで√n・(Rb-q)が漸近的に平均0の正規分布に従うということを利用して検定を行う統計量です。
詳しく載っているのは、例えば Greene "Econometric Analysis"などです。

Wald統計量の導出、ということですが、1)F統計量の導出は出来ますか? 2)大数の法則は理解できますか? この二つが理解できれば、Wald 統計量と F 統計量はほぼ同じものなのです。

簡単にいえば、F[J,n] 分布が F=(V/J)/(W/n) として、n が充分大きくなれば(J は大きくない)J×F は漸近的に自由度 J のχ^2分布に従う。で、この J×F にWald統計量と名前を付けた、という理解で良いのではないでしょうか。

もし以上の説明で充分ではない、或いはそれ以上の事が知りたいということであれば、再度質問下さい。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。上記の事は何とか理解に至りましたが…お言葉に甘えて再度質問させて頂きます!

『テイラー展開を用いての導出法というのは存在しないのでしょうか?それとも、厳密に導出する場合には用いるのでしょうか!?』

お礼日時:2005/04/28 16:41

#1の補足です。


テイラー展開を用いた導出というか説明は次のようになります。

説明が面倒になるので、制約をβ=θとします。
L()を尤度関数として、bを制約下における推定値とすると、L(b)の勾配ベクトル g(b) を定義すれば H^(-1)=g(b)g(b)'はbの分散共分散行列になります。
またL(θ)をbの周りで2次項までのテイラー展開をすれば、
L(θ)=L(b)+g(b)'(b-θ)+(b-θ)'H^(-1)(b-θ)
となります。
尤度関数の最大値での微分ですので g(b) は0ですので、第二項は0になります。
また、第3項は Wald 統計量その物です。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!