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新NISAで同じ銘柄をつみたて投資枠と成長投資枠で買えるのでしょうか?
その場合、つみたて投資枠と成長投資枠では一体何が違ってくるのでしょうか?

A 回答 (3件)

Q1.同じ銘柄を積立投資枠と成長投資枠で買えるか?


A.買えるものと買えないものがある。

<どちらの枠でも買える例>
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

<つみたて投資枠では買えないが成長投資枠では買える例>
HSBC インド・インフラ株式オープン

<つみたて投資枠では買えるが成長投資枠では買えない例>
大和住銀DC国内株式ファンド

<どちらの枠でも買えない例>
iFreeレバレッジ NASDAQ100

Q2.つみたて投資枠と成長投資枠の違いは何か
<つみたて投資枠>
○年間投資枠 : 120万円
○非課税保有限度額 :最大1800万円
○対象商品 :
長期の積立分散投資を目的としているため、それに適したと金融庁が認める一定の投資信託が対象。
要するに、現時点において10年、20年、それ以上経っても腐りにくいと思われる商品が対象。
○購入方法 : 積立て購入必須、一括購入不可(*ただしボーナス払いが可能)

<成長投資枠>
○年間投資枠 : 240万円
○非課税保有限度額 :最大1200万円
○対象商品 :
つみたて投資枠対象商品以外の投資信託に加え、株式にも投資できる。
つみたて投資枠よりも対象商品が圧倒的に多い。
要するに、低リスク商品に加え、リスク高めの攻めの商品が多く含まれる。
○購入方法 :一括購入、積立て購入(要設定)、どちらも可

まとめ
(1)それぞれ年間投資上限額が違う(成長240万 / つみたて120万)

(2)それぞれ非課税保有限度額が違う (成長1200万 / つみたて1800万)
*解説 : 新NISAの生涯投資枠は1800万円です。この枠内で購入した分から発生した利益については、完全非課税となります。税金は1円もかかりません。例えばあなたが生涯投資枠である1800万円分、投資信託を購入したとします。そこから100万円の利益が出れば、評価額は1900万円(投資元本の1800万円+利益100万円)になります。
評価額が1900万円の時にこれを売却すると、通常(特定口座もしくは一般口座での売却)は、利益(100万円)に対し、20.315%の税金がかかります。
100万円の20.315%は20万3150円。
1900万円-20万3150円=1879万6850円
これがあなたの手元残ります。
一方、新NISA枠で購入した分については完全非課税な為、売却時に20.315%の税金を引かれずに済みます。
つまり、この場合、1900万円まるまるあなたの手元に残るということになります。

さて、話変わって「つみたて」と「成長」のそれぞれの非課税保有限度額の違いについて解説します。
新NISAの生涯投資枠は1800万円ですが、これを「成長投資枠」だけで埋めることは、制度上、できないことになっています。
成長投資枠は、生涯で1200万までと上限が決められている為です。
一方で「つみたて投資枠」だけで1800万円分の枠を使い切ることは可能です。
つみたて投資枠の上限は、新NISAの生涯投資枠である1800万円と同額です。
まとめると、成長投資枠の非課税保有限度額は1200万円、つみたて投資枠のそれは1800万円、ということになります。

具体例
・[不可]つみたて投資枠を全く使わず、成長投資枠だけで1800万円使い切る
 →不可の理由 : 成長投資枠の非課税保有限度額は1200万円である為。1800万円は600万円オーバー。
・[不可]成長投資枠に1300万円、つみたて投資枠に500万円使う
 →不可の理由 : 成長投資枠の非課税保有限度額は1200万円である為。1300万円は100万円オーバー。
・[可]成長投資枠を全く使わず、つみたて投資枠だけで1800万円使い切る
 →可の理由 : つみたて投資枠の非課税保有限度額は1800円である為。また、成長投資枠+つみたて投資枠の合計が新NISAの生涯投資枠である1800万円内に収まっている為。
・[可]成長投資枠に1200万円、つみたて投資枠に600万円使う
 可の理由 : 成長投資枠の非課税保有限度額は1200万円。その枠内収まっており、かつ、成長投資枠+つみたて投資枠の合計が新NISAの生涯投資枠である1800万円内に収まっている為。
・[可]成長投資枠に600万円、つみたて投資枠に1200万円使う
 可の理由 : 成長投資枠+つみたて投資枠の合計が新NISAの生涯投資枠である1800万円内に収まっており、かつ、双方が双方の非課税保有限度額の限度内に収まっている為。

(3)それぞれ対象商品(買える商品)に差がある
ざっくり、
つみたて投資枠で買える商品は長期投資向けの、ローリスクなものが多い。
成長投資枠向けの中にはややハイリスク・ハイリターンめな商品が含まれている。また、つみたて投資枠よりも対象商品が多く、株式にも対応している。

(4)購入方法の違い
つみたて投資枠においては積立購入が義務(ただしボーナス払い可)。
成長投資枠においては一括購入と積立てどちらを使っても良い。

最後に余談
つみたて投資枠におけるボーナス払いについて
つみたて投資枠では月々の積み立てとは別に、ボーナス月にまとまったお金を投資することができます。
例えば毎月1万円ずつ積み立てながら、ボーナス月(7月や12月)にはその1万円とは別に、10万円投資するといった事が可能です。
月々の積立額を100円にし、ボーナス払い時に119万8000円を投資するといったことも可能です。
ちなみにボーナス払いの月は自分で好きなように設定できます。
7月や12月である必要はなく、また、年2回である必要もありません。
年0回~2回の範囲内で、1月でも、6月でも、11月でも、また2月と9月のような組み合わせ、また、ボーナス払いを無しにするなど、自分の希望通りに設定できます。
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つみたて投資枠と成長投資枠では一体何が違ってくるかって、


やりかた次第。成長枠でも、下がったら買い増しして、
上がれば利益が出る。つみたて枠なら、買値が平均化されて、
リスクが減る。あたりまえだよ。
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つみたて投資枠で買える投資信託は成長投資枠で買えます。


成長投資枠で買える個別株は、つみたて投資枠にはありませんので買えません。
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