アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

現在、族議員の良い所、悪い所を調べてまとめています。たくさんの意見からまとめたいので色々書き込んでいただくとうれしいです。

A 回答 (4件)

族議員とは、特定の分野に関する高い関心を持ち、主にその分野について活動を行う議員およびその集団のことです。


それ自体は良い悪いという判断は伴わない言葉のはずなのですが、最近では主にデメリットの部分を前面に押し出した報道がされており、そうした報道に踊らされた一面的な理解が幅をきかせているようです。
 族議員の立場を悪用して不当な行為を行うのは、「族議員」ではなくて「腐敗した族議員」です。この二つを混同している人も多いようですが、明確に区別する必要があります。
一般に産業との結びつきが強い場合が多いため、「特定の業界と結びついている」という印象がありますが、産業とは無関係でも「族議員」という言い方は可能です。
例えば、国防族議員というのは、国防問題に強い関心を持つ議員の集団ですが、国防、兵器産業と結びついている議員ばかりではありません。環境問題に強い関心を持つ議員は環境族と呼ばれますが、同様に業界との結びつきが弱いようです。道路族、鉄鋼族、郵政族などは特定の業界との結びつきは強いようです。
まず本来の意味での族議員の存在意義ですが、それぞれの分野に関して、高度な知識と豊富な情報を持ち、一般的な議員よりも、より的確な判断を下すことができる(可能性が高い)という点が上げられます。
 例えば、安全保障の分野については、特殊で高度な知識が必要です。こうした分野の政策決定に関心を持つ議員が、全くの素人ばかりだったらどうなるでしょうか。
 ジェフリー・アーチャーの小説「ロスノフスキ家の娘」では、大統領を目指して議員となったばかりの主人公が、素人考えで国防政策を批判し、国防族議員から嘲笑される場面があります。この嘲笑を気に主人公は国防について必死で勉強し、発言力を増していくのですが、国民の多くが素人だとしても、国政に携わる国会議員が素人でよいとは言えませんし、全ての議員があらゆる分野に通暁するということもまた不可能なのですから、おのずと守備範囲というものが生まれるのは当然といえます。
特に、世論に流されがちな分野においては、族議員がいないと感情に流された短絡的な政策決定がされる危険性があります。福祉の切り下げ、増税、死刑存続、などの政策決定は、誰もがやりたがりません。
しかし、族議員はこうした分野に関して関心と使命感を持っていますので、より理性的に判断を下すことが可能になります(私は、現政権の提唱するこれらの政策が適切と言っているわけではありません)。
例えば、少年が凶悪な犯罪を起こすたびにテレビなどでは少年法改正の問題が持ち上がりますが、しばらくすると下火になります。この程度の認識しか持っていない素人議員に少年法を改正させてもよいのでしょうか。司法については、司法に詳しい議員が、普段から議論を行っており、政策を決めています。だからこそ継続性が保たれるのです。
族議員として活動をしていくと、業界からの情報も多く集まります。結果としてその議員の判断は、より的確なものになる確率が高くなっていきます(確率が高い、というだけですが)。また、議会が議決を行う機関である以上、族議員というコアを担う議員がいることで意見がまとまりやすくなります。族議員の様な核となる議員がいない状態で全く白紙から自由な討論を重ねて結論が出せれば、確かにすばらしいことでしょうが、利害が複雑にからむ国政の場では、現実的ではありません。議会の効率性向上に寄与しているというのもメリットと言えるでしょう。
 一方、活動の範囲が限定される結果、特定の利害関係者との結びつきが強くなりすぎ、バランスを欠いた判断を下す危険性もあります。ただ、これは族議員のデメリットとは言えないかもしれません。何らかの問題に強い関心を持てば、当然その分野の関係者お深い関わりを持つことになります。金銭の授与はしていなくても、例えば宗教団体に深入りした、あるいは不幸な立場の人に過度に同情した、というようなことでも不平等な取り扱いは起こりえます。腐敗した族議員の弊害については、多く挙げられていますので、繰り返すことはしません。しかし、それらは腐敗のデメリットであり、族議員のデメリットとは言えないかもしれません。
 本当の意味の族議員のデメリットとは、ある分野において政策決定に参加し、発言力を持つ議員が固定化しがちであり、新しい顔ぶれを排除することで、陳腐化しやすいということなのではないかと考えます。

 社会の価値観の多様化に伴い、どのような分野でも分業せざるを得なくなっています。族議員は、そうした社会に議決機関が対応するための形態の一つであるといえます。もちろんその弊害も見過ごすわけにはいきませんが、族議員が全くいないような、それこそ個々の分野について平均程度の知識と情報しか持たない議員が議決を行っていくような衆愚政治に陥らないためにも族議員(もちろん、腐敗対策は講じた上で)は必要なのではないでしょうか。
    • good
    • 2

こんにちわ。



政治家に限らず人間はゼネラリストであること、ゼネラリストを目指すことは不可能に近く、また時間や労力的にも無駄だと思います。

族議員とは、特定分野において政策のスペシャリストと言う事もできます。

特に、業界団体・官僚出身の議員の場合はその分野以外の政策についてはチンプンカンプンです。しかし、その分野の政策については「超」専門家です。
また、ある特定の分野に特化して当選後 勉強された政治家もいるでしょう。

このように、特定分野における政策のプロ集団と言う面が族議員の良い面でしょうね。

それ故に、業界関係者・特定業者との癒着・汚職・贈賄などが生まれやすいのが悪い面でしょうね。
    • good
    • 0

「関係業界の利益保護のために,関係省庁に強い影響力を行使する国会議員」を一般に族議員と言います。



良い所
・関係省庁が立案した施策を国会で審議する際に、円滑に進めることができる。(官僚にとって)
・政策立案の機能を別途持たなくても、官僚がその機能を果たしてくれる。(議員にとって)
・業界の発展のために関係省庁に対して議員を通し影響力を持てる。(業界にとって)

悪い所
・国民の全体の利益ではなく、特定の業界の利益、官僚機構の保護に向かいやすい。(国民一般にとって)

高度成長期には、産業政策を進める上で意味があったのですが、経済規模が右肩上がりでなく、官僚機構を超えた改革が求められる現状では、見直しが求められます。
    • good
    • 0

族議員という言葉を聴くと正直むかつきます。

何故なら政治家は特定の勢力と結びついて利益を守るのではなく、国民のために一身をささげるものではないでしょうか。理想論ですけど、日本の政治家は当選するために特定の団体を優遇しようとしている人が多すぎます。
良いところは全くありません。潤うのは特定の団体と支援した政治家だけであって、国民にはかけ離れた存在です。
悪いところはその権益を守るために政府の足を引っ張って無用な議論を繰り返すことです。族議員は政治の諸悪の根源です。本来国民のために尽くすのが政治家でしょう。それが出来ないなら実業家になって自分で仕事をすることです。

現実離れした回答ですいません。でも間違っていないと思います。理想を書きました。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!