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崩という字があるのに、どうして萠は萌になってしまったのでしょうか。萌では(ほう)と読みにくいです。

A 回答 (2件)

確かに、『明』では『ほう』とは読めないですね。



ひとつの可能性は、一時期広く出回った書物の中に「萌」のつくり(あし?)を「朋→明」とする誤字があって、そのまま広まってしまった、ということでしょうか。

もうひとつの可能性としては、「萌」の呉音「もう(まう)」によって「めい」の音が連想され、「明」が当てられるようになった、ということも考えられるかもしれませんね。
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この回答へのお礼

有難うございます。呉音のことは、考えつきませんでした。参考にさせていただきます。

お礼日時:2005/08/24 09:51

基本的にというか元々崩と萠は違う字義ですよね



崩は山部ヤマカンムリです。

《画数》11画
常用漢字
《音訓》ホウ・くずす・くずれる
《意味》
{動}くずれる(クヅル)。△型のものが、両側にくずれ落ちる。また、まとまったものがばらばらになる。〈類義語〉壊カイ。「崩壊」「三年不為楽、楽必崩=三年楽ヲ為サザレバ、楽カナラズ崩レン」〔論語〕
ホウズ{動}天子が死ぬ。〈類義語〉薨コウ(諸侯や大臣が死ぬ)。「崩三年之喪畢=崩ジテ、三年ノ喪畢ハル」〔史記〕
《解字》
会意兼形声。朋ホウは、二つ並んだ貝飾りの姿。二つ並んでくっつく意は、朋友の朋(仲よくくっついた友達)に残るが、二つに離れる意をも含む。崩は「山+音符朋」で、△型の山が両側にくずれ落ちること。朋
《単語家族》
背ハイ(そむく)倍(二つになる)などと同系。
《類義》



萠は新字体として萌に変化したと思われ
艸部クサカンムリです。

《画数》11画
人名漢字
《異体字》萠
《音訓》ホウ・ボウ・きざす・もえる・もやし
《名乗り》きざし・め・めぐみ・めみ・もえ・もゆ
《意味》
{動}きざす。もえる(モユ)。草がめを出す。「萌芽ホウガ」
{名}きざし。物事がおこることを予想させるしるし。まえぶれ。
{名}めばえ。草木がめを出すこと。また、物事のおこりはじめ。
{名}多くの人民。〈同義語〉氓ボウ。「萌黎ボウレイ(=氓黎)」
《解字》
形声。「艸+音符明」。
《単語家族》
孟(力強く出る)猛(おし開いて出る)などと同系。


崩壊の崩と萌芽の萌には全く関連性はないと思いますが
どちらもホウと読まれます。

この回答への補足

有難うございます。新字体になったときに、崩や棚などでは朋のままなのになぜ萌では朋を明に変えなければならなかったのか、また萌をほうと読むのは漢字の成り立ちから考えて納得いかないのですが、お分かりでしたらよろしく。

補足日時:2005/08/24 09:34
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この回答へのお礼

有難うございました。ただ、新字体になったときに、どうして他の漢字では朋が残っているのに、萌だけが朋から明に変わらなければならなかったのか、分かりません。

お礼日時:2005/09/07 11:41

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