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「春眠暁を覚えず」これは漢詩の一部で、
「春の寝心地の良さに夜明けになったのも気付かず、うとうとしてしていると枕元のあちこちから鳥のさえずりが聞こえて・・・・」のような意味ですよね。

「春眠暁を覚えず」 を自分では
春はなんとなく眠い。
春の朝は暑くも寒くもなくぽかぽかしてつい寝過ごしてしまう。

みたいな感じに捉えていました。
が、最近、季節に関係なくこの言葉を使う人に出会います。
先日も、メルマガの文章に

「春眠暁を覚えず」と言いますが・・・
その言葉の通り朝布団から出られない
寒い朝の布団の中ほど抜けられない

という意味の文章を見つけ、違和感を感じてしまいました。
冬に、春眠?

この言葉って、今では本来の意味から広がって
「とにかく朝眠い」って意味で使われるようになっているのでしょうか?

もしかして、違和感を感じてしまった自分の方が遅れているのかと不安になり、お尋ねしています。

A 回答 (7件)

いくら最近の若者といえども「春」という漢字の読みが「シュン,はる」であって,春眠は「はるの眠り」の意味であることぐらい分かりそうなものですが,どうなんでしょうね。


それとも,シュンミンを漢字でどう書くかも知らないのかな。

ただ,(ここから先は感性の問題になってしまうので,同意していただけないかも知れませんが)

>>春眠暁を覚えず…春じゃないけど。
>>春眠暁を覚えず…まだ冬だが。
>こんな使い方もあったのですが、これにも私は違和感を感じてしまいます。

これはずいぶんと厳しいお考えですね。
これらの筆者は,本来は「春の明け方」なんだということを分かっていて,「春眠…」の一節をもじって,わざと春じゃない時期に使って,冗談を言っているわけですよね。
冗談としての出来が良くない,つまらないとか,孟浩然に失礼だといった話ならまだしも,こういうもじりは「言葉の乱れ」である,なんて話になってしまうと,落語や漫才などは成立しなくなってしまうのではないでしょうか。
日常会話の中でも,大衆芸能の中でも,ごく普通の会話で予想されるのとは違った反応が返ってきて,それが笑いを生むことはよくあることです。

私は,この程度なら許容範囲だと思います。
ただ,それを見聞きした人が,春じゃなくても使えるんだと勘違いする可能性もありますが。

>寒い朝の布団の中ほど抜けられない

さすがに,これは変だと思います。
本来は,季節が暖かくなってきたからこそ,眠りが心地よい,という意味でしょうね。

>最近、「デニム」とか「セレブ」とか本来の意味と違う意味の方が一般的になったりする事があったので、

最近に限らず,昔から「アルバイト」「トラバーユ」「デノミネーション」「(本の)カバー」など,本来の意味と違って使われている言葉はいろいろありますね。

>「春眠暁を覚えず」だけが、つかわれる事が多いですね。

まあ,有名な文学作品ってのはそういうものでしょう。
To be, or not to be, that is the question. を知っている人は,たぶん世界中に何億人と(何十億かも)いるでしょうが,ハムレットを全部読んだ人は,そのうちの何分の一以下でしょう。
ただ,2行目以降の部分や詩の題名を知っていると知らないとでは,この慣用句の使い方にも自ずと差が出てくるでしょうね。

>そういう使い方が「一般的」になっているのかただ「一部の人が使ってるだけ」なのか知りたく思います。

こういう使い方(春に限定しない使い方)は,私の周りでは聞いたことがないですが…
まだまだ,一部の人の間だけにとどまっているのではないでしょうか。
少なくとも,「情けは人のためならず」とか「役不足」「流れにさおさす」「気のおけない人」などを本来の意味と逆にとっている人に比べたら,まだ少ないんじゃないかな。
今後もっと増えてきたら,文化庁の国語に関する世論調査の項目に載るかも知れません。
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この回答へのお礼

おっしゃるとおりですね。私も、#7さんの考えに共感します。
>わざと春じゃない時期に使って,冗談を言っているわけですよね。
そう、言葉には粋な使い方もあります。
ごもっともだと思います。
「春眠」の状態に似た状態にある、みたいな使い方だったら、よかったんですが、
私が遭遇した筆者の方のニュアンスでは、ただ「漢字」として「春」が使われているけど、「ただ眠い」というところばかりをとっている気がして違和感を感じたのだと思います。
おっしゃるように、わかっていて使っている方と勘違いして使っている人の境があやふやで日本語ってほんと混乱しますね。
ただ、今回の事で、少し安心しました。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/12/01 12:03

私は、


冬の明け方は寒いので目が必ず覚める。
(同時に便所へ行かねばならない)
春になると、明け方目が覚めない。

こう思っていました。^^;

この回答への補足

「春眠暁を覚えず」だけが、つかわれる事が多いですね。

春眠不覚暁 處處聞啼鳥 夜来風雨聲 花落知多少

春の寝心地の良さに夜明けになったのも気付かずうとうとしてしていると
そこ、ここから鳥の囀りが聞こえてくる
夕べは風の音が激しく聞こえていた
あの嵐で花がだいぶ落ちたようだ

これって、春は眠いって詩ではなく、
厳しい冬と違い春は朝ものどかで
嵐といえども花を落とす程度・・
そんな喜びを含んだ春の風情を詠んだ詩だと理解していました。

いつから、「眠いから布団から出れない」みたいな意味になってしまったのだろう?

補足日時:2005/11/16 19:25
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はじめまして。



私は大学生ですが、友人たちは結構「布団から抜け出せない」というような意味で使っています。
私自身は「意味が違うよ」と思うのですが、通じてしまうのでそのままであったりもします。

日本語が乱れているといいますが、実際そういう現象が多いですよね;
やはり若者から乱れていくのでしょうか。
同じ若者として恥ずかしい限りです。

この回答への補足

やはり、そういう意味で使っている方も多く、通じているのですね・・・

補足日時:2005/11/16 19:24
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ひどいですね。

そういう使い方を平気でやっている人がいるというのは、笑ってしまうと言うより呆れてしまいます。
「春暁」そのものの意味は、「春の夜明けのころ」を指しますから、「とにかく朝眠い」というときに使うのは、明らかに誤用です。
もしかしたら、それを使っている人は、最近この言葉を覚えて、つい使いたくなったけれど春まで待てなかったのでは・・・?

この回答への補足

疑問に思ったメルマガだけでなくネットのブログなどにも
>今は、春眠暁を覚えずかしら、もうとにかく眠い。
などと、(1月の日記)に書いてあったりしたので・・・

最近、「デニム」とか「セレブ」とか本来の意味と違う意味の方が一般的になったりする事があったので、これも自分の認識が世間についていけてないのかと、不安になっていたのですが・・・
とりあえず、それはおかしいと感じる方がいらっしゃって安心しました。

>春眠暁を覚えず…春じゃないけど。
>春眠暁を覚えず…まだ冬だが。

こんな使い方もあったのですが、これにも私は違和感を感じてしまいます。
言葉は生き物で変わってゆくものですから、
本来の意味とは違ってしまった言葉もいっぱいあるので、どれがそうなのか見極めるのって難しいですね。

補足日時:2005/11/16 16:24
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>寒い朝の布団の中ほど抜けられない


これはいくらなんでも意味が違うでしょう。

この回答への補足

ですよね・・・私もこの人間違ってる、と思ったのですが、ネットで検索すると、日記やブログでもそんな使い方がぽろぼろ出てきて自分の方が不安になってしまいました。

補足日時:2005/11/16 14:22
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「寝心地がよく目が覚めない様」をこの慣用句で比喩しているのだから、許してもよろしいのではないでしょうか。

この回答への補足

許す許さないではなく、そういう使い方が「一般的」になっているのかただ「一部の人が使ってるだけ」なのか知りたく思います。

補足日時:2005/11/16 14:21
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私もそういう使い方だと、違和感を感じると思います。



季節の移ろいを感じた表現方法は大切にしたいと思います。

この回答への補足

同じように違和感を感じる方もいらっしゃると知り、すこしほっとしました。

補足日時:2005/11/16 14:19
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