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こんばんは!
教員免許についての質問です。
私の友達に中学高校の教員免許を取得し来年から教師になる人がいるのですが、この前会った時にどこの大学で取ったのかを尋ねると大学は中退したと言うんです。さらに教員資格認定試験を受けたのかを尋ねると受けてないと言うんです。
大学を中退し教員資格認定試験も受けずに教員免許を取得することなんて可能なのでしょうか?
それとも何らかの例外がありこのようなことも可能になっているのでしょうか?
友達はもったいぶって教えてくれないので知っている方がいたら教えてください!

A 回答 (5件)

教育実習や介護等体験を中退後に科目等履修生などの立場で参加することはかなり難しいのですが、在学中にこの区分の単位を取れていたことが最も幸甚ですね。

何でもいいので何かしらの教員免許を取得してしまえば、あとは必要な単位を科目等履修生として適宜積み重ねていけば、都道府県教育委員会に申請すれば他教科の免状が取得できます。

http://www.u-air.ac.jp/hp/recom/recom02.html

教員免許を取得する上で、講義科目の単位や卒業すること自体は別の代替策が探せるのですが、実習科目・演習科目の単位を確保することが何よりも難しいです。

http://www.niad.ac.jp/sub_gakui/siryo/kaisetsu/u …
上記には日本全国の大学について、科目等履修生の受け入れについてまとめてあるものですが、教職に限らず実習・演習・実験の科目は受け入れ対象に含めていない大学がほとんどです。せいぜい、同じ大学の卒業生か、同じ大学の大学院に在籍しているケースくらいしか、教育実習の科目等履修生の受け入れは存在しないのではないでしょうか。

したがって、在学中に教育実習・介護等体験の単位が取得できているのであれば、中退後に教員免許を取得できる道が格段に開けますし、何らかの教員免許を取得できていれば複数の領域にまたがっていることもめずらしくはありません。


あと、学士(教育学)の学位を持っているからといって教育学部出身になるとは限りません。質問者さんの書かれた文章からだと、教育学部出身であるということは確定してませんよね?

たぶん、大学評価・学位授与機構に学位を申請して取得したのだと思うのですが、学士(教育学)の申請に見合う単位を取得していれば、理学部・工学部などの出身であっても教育学の分類で学士号が取得できます。

http://www.niad.ac.jp/
http://www.niad.ac.jp/sub_gakui/siryo/new/new_ga …

理学部・工学部などで、卒業に必要な区分の単位を取らずに教職関係・教育学関係の単位ばっかりとっていれば、カリキュラム編成や申請できる単位数の上限などの制約によってその大学を卒業できない可能性は増えますし、学位授与機構で教育学の区分で学士が取れる可能性は広がります。


飛び級に関して言えば、早期卒業制度で3年で卒業できる大学でない限り、学部は中退して大学院へ進学をします。飛び級は、大学院研究科側が個別の判断において当該志望者が大卒でなくとも受け入れることにすぎません。
したがって、飛び級の場合は学士の取得は保障されておらず、前述の学位授与機構からの学位の授与か、修了することによってその大学から得られる、上位概念にあたる修士の学位を得ることで代替することになります。

「教育学部が飛び級をやっている」という表現だと、高校を卒業せずに大学に進学をするという意味になり、学部を卒業せずに大学院に進学することとは別の意を持ちます。

(もっとも、大学入学資格検定(大検)が高等学校卒業程度認定(高認)に衣替えしたのは、高校を卒業せずに大学に入学した人が大学を中退した場合のことも考慮にいれてのことだと思いますので、構図は似ている、ともいえますが。)


これらの背景にあるのは、教養部改組・大学院重点化・学部教育から学士課程教育(学部の延長としての大学院ではなく、学士課程・修士課程・博士課程の並立化の流れ)・論文博士の廃止の検討といった高等教育全体の変化だと思います。伝統的な学部主体の大学教育での常識だと、大学中退者が教壇に立つとは何たることだという考え方も生まれるのですが、今の高等教育が目指している姿で一般化するであろう考え方だと、大学中退者が教壇に立っても不思議ではなくなると思います。
戦前の制度と常識だと、学校の先生は師範学校・高等師範学校の卒業生がほとんどで、大学を出た学士様には恐れ多くてということにもなりますし。

それぞれの時代の制度に関する価値判断は別に置いておくとして、出口管理の徹底や大学の倒産などで学部をストレートには卒業できない可能性が今後高まっているわけで、それに応じた制度が整えられつつあり、感度の高い方がそれを見つけて学部中退の経歴を打ち破っただけですよ。野球における野茂のような、今後の高等教育におけるパイオニアの一人ということでしょう。
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この回答へのお礼

こんなに考えていただいたり調べたり下さってほんと嬉しいです。ありがとうございます。
早速聞いてみましたが、chidori_koさんの指摘した学位授与機構は合っている様な感触がしました。本人が直接認めたわけではないんですけどね。
他にも学位授与機構で質問したいことがあるのですが、ポイントもあげずに書いてもらってばかりでは失礼だと思いますのでこの質問はとりあえず締め切らしてもらいます。また質問するのでその時はお願いします。

お礼日時:2005/12/06 00:25

No.1 です。


学士の学位は、普通免許状における一種免許状の取得要件にすぎませんでしたね。学士の学位がなくても、二種免状は取得できるわけですし。ご指摘ありがとうございます > No.2 さま

免許の種類が3科目or3種類あるということですが、例えば理工系に進んでいれば、理科・数学・情報・工業くらいの複数の免状は取れそうな気がします。特に卒業よりも免状を取ることを優先しているようであればなおさら。

大学中退者が教壇に立つことの是非ですが、高卒後5年であれば大学院へ飛び級で入学した、という学部レベルの学業優秀者である場合も考えられます。大学院の世界だと、学部までとは違って指導教員との相性問題や、それまでとは違う種類の能力である研究実行能力の有無の問題などがありますから、大学院をも中退するケースがないわけでもありません。これは、学部中退のケースと同じようには単純にはひどいものではありません。ほめられたことではないのは確かですが。

大学院飛び級入学の件は可能性の問題であるのでなんともいえませんが、それでも学部中退であっても教員免許を取得し、しかも教員としての就職をも果たしたことはかなりの努力が必要であったのではないかと思われます。運も多少あるかもしれませんが、運を味方につける力もあったということで。

レアなケースだと、学部4年生の時に臨時免許を取得して在学しながら教壇に立った(より正確には、学校側から請われて教壇に立ち、そのために臨時免許を取得できた)、という方もいます。単純に何でもありというよりは、努力と能力を結果に結び付けられる人であれば、大学卒業の経歴にこだわらずにチャンスを与えよう、という風潮なのではないかと思います。

あと、大学の数や社会全体の学生の人数が以前よりは増えたこともあって、相対的に大学卒業という価値が落ちてきて、それだけでは人材としての能力を測れなくなってきているというのにもあるかと思います。

それと、ニート・フリーターに至るとされる過程のなかに、高校・大学での中退してしまう者や環境になじめず苦労している生徒・学生がたくさんいるという現実があります。それに対処するために、あえて中退経験者を教壇に招き、その学校にいる生徒さんの対処に当たらせるという学校の意図もあるのかもしれないとも思います。

ただ、いろいろ可能性は書きましたが、大学中退という経歴は、いわゆる出口管理の徹底という奴で今後社会に増えてくるといわれるとはいえ、あまり自慢できるものではありません。本人の口が堅いのは、もったいぶっているというよりも、そこらへんの恥ずかしさのようなものがあるのではと思います。教員免許が取れた・教員のポストも取れた、敗者復活戦の勝負よくやったということでそろそろ勘弁してあげてもいいかもしれません。
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この回答へのお礼

色々考えていただきありがとうございます。
今日早速メールで聞いてみました。まず免許なんですが、これはchidori_koさんの言ってたとおり数学、理科、情報であるのを聞き出しました。しかしこれだけにとどまらず、単位をそろえているので免許が必要になった時に地歴、公民中学高校免許、商業免許も申請するようなことを言ってました。それで、「お前、理系の大学で飛び級して、それで中退なんて言ったんだろ?でも何で社会なんて科目が取れるんだ?」と聞いててみたところ、飛び級しているかはっきり言いませんでしたが、「俺は飛び級では取れないはずの学士を持っているし、その学士は教育学だ。ただ、それでも中退なんだけどな・・。お前の読みもまだまだ甘いな。」なんてことを言ってきてこれ以上言い返せませんでした。
chidori_koさんの予想が絶対当たっていると思ったのに、友達がまさか教育学部中退だとは思いませんでした。これはつまり、教育学部に入って5種類の免許の単位を取得して中退したってことですよね?それで、学位は他で教育学の学士を取得したって感じなんですかね。でも、教育実習や介護等体験なんてのをやっているはずだとは思うけど、そこまでやって何で中退したんだろと疑問が残ります。教育学部で飛び級なんてないはずだし・・・?

お礼日時:2005/12/04 20:10

#1の方と重複しますが、



教員免許は履修単位がそろっていれば、教育委員会に申請し認定されるモノです。ですから学士資格が無くても、単位さえそろっていれば今も昔も認定されますよ。必ずしも学士資格が必要と言うわけではありません。

反対に、大学卒業のための単位があっても、教員免許の単位が足りなくて教育大学卒業で教員免許なしの方も居ます。5年間大学に在学していれば、2種の教員免許の必要履修単位は軽くとれるでしょうね。^^
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
学士のことを聞いてみたのですが、学士は教育学を持っているそうです。だから申請資格は中退にもかかわらずあったみたいです。でもこれって教育学部中退で教員免許ありってことでsuzukoさんの指摘とは正反対になってしまいました、せっかく回答していただいたのになんだか申し訳ありません。

お礼日時:2005/12/04 20:15

 No1さんの回答でつきると思います。


 学校に勤めるということですが、どこの学校で何をするのかがはっきりすると、事情がわかると思います。学校にも、教諭以外にもいろいろな仕事や身分がありますから。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
一応そのことをメールで聞いてみたら私立高校の教諭だとは教えてくれました。教科は数学らしいです。
もちろん専任なので担任をそのうちもつことも言ってました。嘘は言わない人なので本当のことだとは思いますがますます謎が深まります・・・。
あと参考になるかはわかりませんが、来年3月で高校卒業後から5年経ちます。いつ中退したのかは教えてくれなかったのですが、5年もあればなんか方法があるっていうことなんですかね?

補足日時:2005/12/03 22:48
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教員資格認定試験でもないとすると、普通免許状ではなくて特別免許状か臨時免許状でしょうか....。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%99%E5%93%A1% …

あるいは、中退後にそれまでの大学とは別なところで学士の学位と教職に必要な単位を取得して、都道府県の教育委員会に教員免許を申請したのでしょうか。中退のきっかけが卒業論文を書けなかったとかで、教職関連の単位は全部おさえてあるとかいうケースだと、教員免許は都道府県教育委員会が発行している以上、中退でも教員免許を取得する可能性はありえるのではないかと思います。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
たしかに中退で普通免許が貰えるはずがないと思ったので免許の種類が違うのではないかということは聞きました。しかし友達が持っている免許はの普通免許状らしいのです。それも3科目あるようなことも言ってた気がしました。大学中退で教員やるなんて反則のような気もするんですが今の世の中なんでもありっていうことなのでしょうかね・・・?

補足日時:2005/12/03 00:37
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