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基本的人権を3つに分類したら
社会権、自由権、参政権
だと官邸のKIDSページに出ていたんですが、
平等権、自由権、社会権
と昔習ったような気がします。
記憶違いなのでしょうか。

A 回答 (2件)

記憶違いではないと思います。



人権の分類の仕方自体が、場面や、人(学者)によって違いますし、主流の考え方も、昔と今で違うというからでしょう。

私が中学生の時の公民の教科書(15年くらい前?)では「平等権、自由権、社会権」を基本的人権の三本柱とされ、選挙権などの参政権は「基本的人権を守るための権利」であると説明されていました。

しかし、今の、憲法学者は、基本的人権について、違った見方をします。

この見方でも、自由権、社会権、平等権、参政権の4つがあることには変わりありません。しかし、平等権は、自由権や社会権、参政権と列挙するような権利にはなりません。

なぜなら、平等は、それ自体独立した権利ではなくて、自由権・社会権・参政権を実現する場合に、共通に必要となる原則だからです。つまり、「自由権、社会権、参政権」が基本的人権の三本柱であり、「平等権」はそれを実現する上で守らなければならない共通原則ということになります。(学者の中には、さらに進んで、法の下の平等は原則であってそれ自体は人権ではないという人もいます。)

どちらの見方が正解ということはありませんが、個人的には、後者の方が、基本的人権の姿をよりよくあらわしているのではないかと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
中学の教科書の目次を見ると
自由権・社会権・参政権としているようです、
いつ頃からそうなっているのでしょうか。

お礼日時:2006/01/27 13:02

公民の教科書を確認してみました。



帝国書院や東京書籍の公民の教科書は、現在でも、平等権、自由権、社会権が中心に記述されて、参政権はこれらを確保するための権利と説明されているようです。

時代というよりは、中学生などへの説明のしやすさや、必要性(中学生は選挙権が無いから?)などを勘案して、結果としてこのような説明になっているのかなとも思います。
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この回答へのお礼

参考になりました、有難うございます。
統一見解がないのは問題だと思いますが、
どちらでもOKということで解釈します。

お礼日時:2006/01/30 13:03

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