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数年前核融合発電の実用化まであと50年位かな?と雑誌に書いてあったのですが、今の現状はどうなのでしょうか?あと50年くらいで出来るのか?それとも全く進歩が無いのか?
お願いします>

A 回答 (2件)

それはどんな雑誌で誰が書いていたかによって違いますが


50年という言葉の意味をよく考えて下さい。

技術の進歩のしかたには、
実用化までもうすこし
いくつかハードルを越える必要がある
多くのハードルを越える必要がある
なんて感じでレベル差がありますが、
50年というのはこのどれをも超越する長さです。
研究者がすっかり1世代入れ替わる時間ですね。

というわけで、
皆が努力していていつかはできるかもしれないけれど
今は全く目処が立っていない 
という意味に取るべきだと思います。

ただし、もしかしたら、別の意味で書いている可能性も。

それは発電の経済性の問題で、
どんな技術でも実用化には採算が合うことが前提です。
ところで、石油も核分裂材料(ウラン)も
あと100年で枯渇するとされていますから
50年ぐらいすると急激に価格が上がることが
予想できます。
すると、核融合にも十分な経済性が出てきます。
そういう意味で、50年後 と、書いている
可能性もあります。
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この回答へのお礼

なるほど・・
今は核融合させるのにものすごくお金を使いますが、
もう少し発展して、そして石油やウランなどの天然資源が底をついてしまえばこちらもとてつもなく高くなってしまいそうですね。
そうなれば核融合の実用化が見えてくるのですね
色々と複雑ですが生きている間に実用化してくれないかな~
ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/03 18:49

学生時代の一時期,ほんのり基礎研究に関わっていました.


そこでの見聞+その後の興味本位の情報収集,ですが(最新ではないと思いますが・・).

ご存知かと思いますが,核融合発電に関しては,
実験炉(研究)→原型炉(システム実証)→実証炉(商業的成立性実証)→商業炉(売電目的)
と言う流れです.

1970年代は,JT-60かその次が実証炉だと思われていて,
例えば「1990年には各家庭に小型核融合炉が!」なんて話もあったそうです.
(でもLモードと呼ばれる変な加熱形態が発見されてしまい,難航し始めます.)

80年代には,「商業化は2030年」と言われていましたが,
代替エネルギー,自然エネルギーにも分散した背景があります.

90年頃には「商業化は2050年」と言われていたものが,
やがて2070年とかになり,
授業で「君たちが生きている間に商業化はないよ」と言われました.

さて,少し前に次世代核融合炉の「ITER」の誘致が話題になりましたが,
実はこれ,まだ「実験炉」の段階です.
(ITER=国際熱核融合実験炉,です.)
この稼動が2015年頃となっています.
実験炉とは,「工学的に」成立性を検証して証明するものです.

そこで今と事情が変わらなければ20年くらい,
状況が厳しくなれば10年くらい,
太陽光や風力が良いじゃないか,とか,石油は地球内部から
染み出していることが証明された,とかなれば遅れるかも,ですが.

その後,原型炉でシステム実証を行います.これが2030年頃.

その後,実証炉で商業的に成立することを実証するのが2050年頃,と
計画(予測?)されています.この頃には売電も常用化しているでしょうから,
実用化と言えば実用化でしょう,コンセントに核融合発電で出来た電気も来るでしょう.

その後,完全商業ベースになるのにまた20年とかかかるでしょうから,
結局2070年頃以降が商業炉がぽこぽこ出来る頃でしょう.

結論として「50年くらい」とは,まぁ少し楽観的かとも思いますが,
「あたらずしも遠からず」と言うことでしょう.
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この回答へのお礼

あと50~70ぐらい待てば何かしらの形で実用化してきそうですね。それまで生きていられるかな??
ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/03 19:05

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