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まず第一に「銀行が中央銀行に振替指図を行う」ということがどういうことかがわかりません。自分のイメージでは、銀行が、国から買った国債を、償還日がきたのでお金と交換する事だと思っていたのですが違うみたいです。説明では他の銀行に振替を求めるだとかが出てきます。これがどういうことか全くわかりません。どなたか分かりやすく教えていただけませんか。

A 回答 (2件)

全国の金融機関では膨大な為替業務を取り扱っています。



(1)例えばA銀行が100万円の送金為替をB銀行に仕向けた場合は、A銀行はB銀行に100万円の為替決済尻の負けが起こります。

(2)次にB銀行が200万円の送金為替をC銀行に仕向けた場合は、B銀行はC銀行に200万円の為替決済尻の負けが起こります。

(3)次にC銀行がA銀行に300万円の送金為替を仕向けた場合は、C銀行はA銀行に300万円の為替決済尻の負けが起こります。

以上の(1)(2)(3)が同じ日に発生した場合、3行の勝ち負けはどうなるでしょう。
 A銀行が200万円の勝ち、B銀行とC銀行が夫々100万円の負けとなりますね。従ってある一定時点で日銀にあるB、Cの2行の当座預金から100万円づつ引き落とされ、A銀行の当座預金に200万円が入金されて、すべての決済が終わることになります。
 このように、煩雑な個々の取引毎に決済を行うのではなく、一定の時点で勝ち負けの差額のみをネット・アウトして決済を日銀ネットを通じて行っているのです。
 なお、全銀ネットといって、東京銀行協会が全国の銀行の決済を取り仕切っており、最終の決済尻を日銀ネットを通じて行うシステムとなっています。
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この回答へのお礼

ご回答本当にありがとうございます。
決済システムは自分が考えていた以上に奥が深かったす・・。ですが、ssaty様のご説明が具体的でわかりやすかったのでようやくどういうものかイメージをすることができました。本当に助かりました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/06 22:59

質問の内容からして、国債の売買代金決済のことを聞かれているのでしょうか?


時点ネット決済とは「デリバリー・バーサス・ペイメント」すなわちDVP決済といって、債券の受渡しと代わり金の資金決済が同時に行われるということです。A銀行が国債を買う場合、国債の保有が日銀の帳簿に記帳され、購入代金が即座に日銀にあるA銀行の当座預金から引き落としされます(いずれも日本銀行ネットワーク・システム:日銀ネットを通じて行われます)。両方が同時に行われることにより、受渡しに伴う決済リスクが排除できていることになります。
なお、個人等が銀行や証券会社との間で国債を売買する場合の資金の決済と国債の受渡しは、これとは全く異なった方法で行われます。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。国債の決済に関しての質問です。わかりにくい文章ですみません。ご回答の内容からは、A銀行と、日銀とのやりとりが説明されていて理解できるのですが、テキストには、とても理解不能な文章がかかれているのです。それは、『日銀が様々な金融機関から受け付けた振替指図を一定の決済時刻までためて、受取総額と支払い総額の差額で決済する』とあるのです。差額とはどういうことなのでしょう。更に、『時点ネット決済は、相手金融機関との受け払いの差額のみ決済すればよい。』とあるのですが何故他の金融機関が関係してくるのでしょうか。ここでも差額とありますが何なのでしょう・・。もしよろしければ教えていただけないでしょうか。

補足日時:2006/05/06 01:33
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