問題集の問題なんですが、解説を読んでもどうしてもわかりません。
表はユキノシタの葉の裏表皮を6種類の濃度のショ糖溶液に浸したものです。
ショ糖溶液の濃度 0.05 0.1 0.2 0.25 0.3 0.4
観察した表皮細胞数 20 22 21 20 22 21
原形質分離を認めた細胞数 0 0 2 12 19 21
観察結果から、このユキノシタの表皮細胞の浸透圧は
ショ糖溶液の濃度ではおよそどれくらいにそうとうすると考えられるか、
という問題です。
答えは0,25で、細胞20個中12個が原形質分離をしているから、という解説でした。
資料集と教科書を読み直しましたが、
浸透圧が同じということは等張液に浸したということですよね?
等張液に浸した時は限界原形質分離の状態であり、
原形質分離は起こらないと思うのですが
なぜ、答えは0,25なんでしょうか・・・?
No.2
- 回答日時:
No1さんの方針からは申し訳ないですが解説を。
例えるとテストの平均点と同じです。
平均点が50点だからと言ってぴったり50点の人ばかりではないように、細胞の浸透圧も個々様々。
つまり原形質分離を起こしているものとそうでないものが半分半分になっている時を平均をとって等張ということにしましょうということです。
問題では0.25のとき12/20が原形質分離しているので、この中では一番等張液に近いと言えます。
もっとも、選択肢の中に10/20があったとするとそっちのほうがより正確な等液張といえますね。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
見たところ教科書などは大抵一個の細胞に関してしか解説されていません。
細胞一個なら貴方の言うように等張は原形質分離になるかならないかの限界原形質分離の時なのですが
複数の細胞だと(上の問題を誇張しますが)
例えば1000個細胞があって1個だけ原形質分離した時、
この1個だけが特別低い浸透圧で他はまだ余裕だぜ!な可能性もあるのでこの時点で等張とは判断しにくいのです。
浸透圧の知識とNo1さんのヒント1の理解を試す入試系の問題といえます。
なるほどー・・・
確かに全ての細胞が同時に分離はしませんよね、
納得しました!!ありがとうございます!!
お礼が遅くなり申し訳ありませんでした!!
No.4
- 回答日時:
goo500mlさんが疑問に思われるのはもっともです。
個々の細胞が外液と等張になったときには、まだ原形質分離は生じません。通常細胞壁と細胞膜とは緩やかに結合していますから、原形質分離が明確に生じてしまったということは、外液が細胞質よりもかなり高張になってしまったことを意味します。
一方、まだ原形質分離を起こしていない細胞は、外液とほぼ等張になっているものと、外液より低張なものの和です。したがって、50%の細胞が原形質分離を起こしている濃度は、既に過半数の細胞の浸透圧より高濃度側に片寄っているのです。
とは言っても、50%では無く何%の点にすれば良いかと問われると、明確な線は引けません。そこで切の良い50%点が用いられている、ということです。もともと植物細胞の浸透圧は、細胞ごと、個体ごと、季節や生育場所等によって変わるので、「そんな小さい問題どうでもいいだろ」と開き直っているわけですね。
でも、出題者も多少の良心の呵責は感じているので、「どれくらいか」ではなく「およそどれくらいに相当すると考えられるか」と曖昧な表現を使っているのです。
No.6
- 回答日時:
便宜上50%を使うという,教科書会社の記述
http://www.keirinkan.com/kori/kori_biology/kori_ …
50%を等張として答えよという入試問題
http://www.hokuto.ac.jp/nyushi/mondai/sig14/sig1 …
必ずしも教科書にはないかもしれませんが,入試では時々見かけます。
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