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よろしくお願いします。

質問は歴史に関することですが、医療カテに質問したのは、医学に詳しい方の見方をお伺いしたいからです。

古代社会では、人体に何らかの加工を加え、それを持って人間を越えた力を持つと考えている信仰が広く行われていたとされています。

現代のように物理的に捉えるのではなく、霊的に捉えますので、現代であれば不自由と捉えられるものでも、常ならざるものをそうした形態の違いに求め、崇敬の対象としたされています(ただし忌避とも表裏一体かと思います)。たいていは、本来であれば、生まれつきの方が良かったと考えていたと思われますが、加工してそれを作ったようです。

こういった加工の一つに、子供時代、幼女の頭部に木の板や棒をきつく押しつけ、わざと怪異な容貌にするというのがあります。長年の内に、頭部や顔が大きくゆがんでしまいます。

怪異なる容貌を作ることで、外見的にはこの世ならざる雰囲気は出来たと思いますが、巫女としての能力(何か見える。聞こえる)は影響を受けたと考えられますか?

もちろん、霊能力が本当にある、という意味で聞いているわけではありません。脳などの作用に何らかの影響が出て、普通なら見えないものが見えたり聞こえたり、幻覚(巫女はまさしくそれが目的なのですが)が生じるものだろうか、という意味です。どうでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

専門ではないのですが、ありえると思います。


変形を作るのは首長族や古代中国の「テンソク」の例を見てもわかると思いますが、可能です。かなり持続的に外力を与え続ける必要がありますが。
ただ、頭部の変形を幼少時に作ったことで精神的に常軌を逸するような状態にできるかというとそれはあまり無い様に思います。急激な外傷なら別ですが、徐々に起こった変形に対してはあらゆる組織がかなりの範囲で形態的に適応できます。良性の脳腫瘍なんかはいい例だと思います(かなり大きな腫瘍が脳を圧迫していても何も症状が無いこともよくあります)。幼児期であればその適応能力はさらに大きいと思われます。また、高度の変形を作ると精神状態よりも運動麻痺が生じるように思います。

ですから、巫女の精神的能力は頭部の形態変化によるものではないと思います。それが影響したとすると、脳の障害ではなく、そのような環境で育てられたことによるもののほうが大きいように思います。

また、薬物によって意図的に精神的興奮状態に持っていくこともあったようです(ドーピングの起源がここにあるようです)。幻覚を見る病気はたくさんありますし、個人的にはこういった精神的疾患(現代の感覚では異常となります)を持った人が巫女や神官などのシャーマンになる資格があったのかな、とか思っています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
だーれも回答くれないのかなぁと思ってたので、嬉しいです。

やはり、頭蓋骨の変形に脳がついて行ってしまいまうというわけですね。うーん、ちょっと残念です(汗)。でも、おっしゃっる通りそういう環境が変性意識になりやすいとは思います。神懸かりになる場所は洞窟なども多いですよね。暗いところで、意識の力をそいでいくのだと思います。普通の人でも何時間も狭くて暗い洞窟で乱舞したりしたら、神様が見えるかもしれませんね。実験しないけど。

>個人的にはこういった精神的疾患(現代の感覚では異常となります)を持った人が巫女や神官などのシャーマンになる資格があったのかな、とか思っています

全部が全部かと聞かれたら困りますが、現代でも明らかにいくらかはそうですよね。
ありがとうございます。

お礼日時:2006/07/05 20:57

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