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紫の上と源氏に、血のつながりはあるのでしょうか?
教えてください。

A 回答 (4件)

> 紫の上と源氏に、血のつながりはあるのでしょうか?



分かりません。
先帝と桐壺帝の血縁関係については、原文には一切の記述がないので、血のつながりがあるかどうかも分からない-というのが「源氏物語」から得られる回答です。

先帝と桐壺帝に血縁がなければ、そもそも「なぜ先帝が即位できたのか?」「なぜ桐壺帝が即位できたのか?」の双方が疑問になります(先帝の皇子である兵部卿宮に即位の可能性がなくなっていることも疑問点ではありますが)。
先帝が桐壺帝の父であることはありませんが(桐壺帝の父は「一院」と呼ばれています)、(異母?)兄弟である可能性(先帝も「一院」の子で、桐壺帝が弟)はあります。
先帝は何らかの理由により「廃位」され、故にその皇子である兵部卿宮も帝位に就く資格を剥奪され、以降、弟である桐壺帝の系統に帝位が承継された-と考えるのが、歴史の観点からは一番自然です。

そうしますと、兵部卿宮・藤壺中宮の兄妹は桐壺帝の甥姪。
兵部卿宮・藤壺中宮の兄妹と光源氏はイトコ関係になり、光源氏から見た紫の上は「従兄の子」となります。

蛇足ですが、六条御息所の夫であった「前坊(前皇太子)」も、何者であるか不明なんですよ。
一般的には桐壺帝の弟とされていて、現代語訳等ではそのように扱われているものが多いのですが、原文を検証していくと「何者か不明」という結論なんです。
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この回答へのお礼

詳しいご解説、有難うございました。よく分かりました。

お礼日時:2006/07/15 21:02

物語上では血縁関係はないと読めます。


しかし、あくまで人間が作った創作話ですから作者が実はあるんですと言えばあるでしょうし、ないんですよと言えばないでしょう。
あくまで読み物は読者の気持ち次第ですので文間を読むことがポイントになるのではないでしょうか?
楽しんで読んで下さいね。
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つながりはありません。



紫の上は、
兵部卿の宮と按察大納言の娘、兵部卿の宮は先帝の皇子。

光源氏は、
桐壺院と桐壺更衣の皇子、桐壺院は一院の皇子で、桐壺更衣も少なくとも親の代までは紫の上系とは無関係です。
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紫の上は藤壺中宮(源氏の母親に瓜二つの女性)の姪にあたります。


病気療養に来ていた源氏に垣間見られ、このとき源氏は、幼いながらもその藤壺と生き写しの容姿に一目で惹かれ、藤壺の姪であることを知るや執着をもつようになります。紫の上の祖母の死後、父に引き取られるはずであった紫の上を略取した源氏は、周囲には隠しながら理想の女性に育てる。源氏の最初の正妻である葵の上が亡くなった後に、源氏と初床となり以後公に正妻同様に扱われます。

よって、紫の上と源氏には血のつながりはありません。
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