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立原正秋「冬の旅」「残りの雪」以外でお薦めがありましたら、紹介してください。

お薦めの理由、簡単なあらすじも加えて頂けると嬉しいです。宜しくお願いします。

A 回答 (4件)

「春の鐘」(上下/新潮文庫)はいかがでしょうか。


東京に残して来た妻に不貞をされ、心が折れたまま、奈良に住まう美術館館長が、清らかな信楽の里で、嫁ぎ先から帰されて心が折れた女性と出会い、恋に落ちるというお話です。関西、殊に奈良の美しい事物に彩られた、夫の自然な恋愛と、東京に残された妻の空虚な恋愛と綾をなして語られています。もちろん、立原正秋の作品らしく、四季の花々や木々にあふれ、美しい焼きものがふんだんに出てくるお話です。
かつてのカップルのそれぞれの恋愛を対照的に描く技法、という意味では「残りの雪」と似た感じです。しかし、「春の鐘」のほうが、より焼きものや、美に対する情熱に重きを置いている感じがします。
ご参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

早々のご回答に感謝致します。

春の鐘、是非読もうと思います。
こちらのカテでもあまり立原氏の作品紹介はないので、
他にも読まれた作品があれば、また紹介頂けますと嬉しいです。

お礼日時:2006/07/27 16:14

 NO.3です。

25年前に読んだきりですので、筋はほとんど覚えていないのですが、確か「はましぎ」の方で、主人公の3兄弟の長男が、世をはかなんでか、鄙びた漁村に隠棲し、近くの港で漁師の網からこぼれる鰯をただで貰って、天然の潮風でもって極上の目刺しをつくりあげ、飲み屋などに売り歩くというのが妙に記憶にあります。
 読んで損はありません。傑作です。
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25年ぐらい前にテレビドラマ化された「恋人たち」とその続編「はましぎ」が素晴らしい。

主演、根津甚八・大竹しのぶ・田中裕子・桑名正博など。
 ドラマは熱心に見ていませんでしたが、原作(当時角川文庫刊)に、はまった記憶があります。題名のゆるさに反し、中身は濃いのです。
 現在は、廃刊になっているかも知れませんが、私はつい一週間ぐらい前に古本屋で「恋人たち(角川文庫)」「はましぎ(新潮社単行本)」を計440円で購入しました。
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この回答へのお礼

立原氏の作品はやっぱり廃刊が多いのでしょうか?だとしたら残念です。
恩師に薦められたのがきっかけなんですが、先生も読んでいたのは今から25年以上前なので・・・
アマゾンで検索してみます。再回答と共に、ご紹介どうもありがとうございました。

お礼日時:2006/08/02 00:35

No1です。

立原正秋の著書は、新潮文庫にたくさん所収されていますが、最近品切れが非常に多く、絶版状態の本もたくさんあります。
その中で、「春の鐘」は、まだ、新潮文庫で手に入ると思います。他には「剣ケ崎・白い罌粟」がおすすめです。殊に「白い罌粟」は、文学作品として秀逸です。高校の数学教師が、ひょんなことから、不思議な男に出会い、道を踏み外してゆく、その過程が不気味なまでに淡々と描かれていて、他の立原作品とは、おもむきの違う感じがします。

参考URL:http://www.amazon.co.jp/gp/search/250-8542643-14 …
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この回答へのお礼

最回答どうもありがとうございます。
こちらも順に読んでいきたいと思います。

お礼日時:2006/08/02 00:31

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