プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

プラモデルは、これからどうなっていくのでしょう?
「過去の遺物」になっていくのでしょうか?
進化・変化の可能性はあるのでしょうか?

少子化、パソコンやゲームの普及と進化、プラモ価格の高騰、
フィギュア(出来合のミニチュア)ブーム・・・。
模型店に中高年男性やオタク系青年ばかりで小中学生の姿が見られなく
なって久しいですが、
先に上げた理由以外にも、模型雑誌の影響による制作技術のハイレベル
化もプラモ人口が増えない要因だと思います。
おそらくこれからは、
切手収集のような「過去の遺物」よりは鉄道模型の世界に近い存在に
なっていくのではとも考えます。

しかし、切手収集や鉄道模型と異なり、ミリタリーや城などの建築物、
アニメ、車、バイク、SFものと自由に制作対象物を選べるプラモが、
簡単に「博物館行き」とも思えません。
その場合、プラモデル(「自分で制作するミニチュア」)の世界
はどこに向かうのでしょう?
どのように進化・変化していくのでしょう?
やはりフィギュアブームに流れた現状で終幕なのでしょうか?

質問点が漠然としており、未来予想的な内容で心苦しいのですが、
ご意見などお伺いできれば幸いです。

A 回答 (11件中1~10件)

 プラモデルって、もともと大人向けのオモチャですよ。


 ビッグワンガムとか、ミニ四駆とか、ああいう系統の簡単なものを出した会社がたまたまあっただけで。
 トイザラスとか行けば、小さい子向けのもあるんじゃないかと思うんですが……。
 単純に市場という意味では、プラモデルは昔からなーんも変わってないです。(ブームの有無によって生産量が増減したり、またはフィギュアの概念の登場で半完成品が台頭したりしてるだけ)

 たしかに、今は別にプラモブームとかでもないし、普通のオモチャ屋とか行ってもガンプラしかないですけどね(^_^;
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2006/10/09 04:15

仰るように、これから順次「先細り」になっていくことでしょう。



もともと「大人の物」?果たしてそうでしょうか。確かに大人の模型製作は昔から趣味としてあったことは確かでしょうね。しかし「それはプラモデルではない」。あくまでも「模型制作」です。

どんなものでもそうですが、隆盛を極める分野というのは「裾野人口の多寡」が決定的な役割をします。
解り易い例がサッカー。プロリーグがスタートして、小学生がサッカーをするようになってから、日本のサッカーは劇的な向上をしました。これはスポーツ以外のジャンルでも同じだと思います。
如何に小学生(子供)を取り込んで、裾野を広げていくか。今、バンダイ(ガンプラ)以外のメーカーが怠っている事。

今後の模型業界は「裾野を広げられなければアウト」かもしれません。そのときは「ごく一部のもデラーが製作するフィギュアをコレクションする」だけということになってしまうのでしょうね。
プラモデルは「大量生産・大量販売」が不可欠ですから、小学生が始められるプラモデルのない現在は「きわめて憂うべき状態」だと考えています。
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この回答へのお礼

お答えいただきましてありがとうございます。
確かに、メーカーが裾野を広げようとする努力はバンダイ以外怠って
きたように思えます。
タミヤは、プラモを早々と切り捨て新しい分野への開拓を目指したのは
あの名物社長の功罪の一つだろうなとも思えます。
子供も参加できない趣味の世界は、いつかは滅びますね。
大人だけで楽しんでもいいのですが、それにしても高すぎます!
やはり先細りは必至ですね・・・。

お礼日時:2006/10/05 22:01

プラモ製作歴はかれこれ40年になります。



現在のプラモは残念ながら、一部マニアの趣味となってしまっているように思います。そうなってしまった背景には、モデラーにも責任があるでしょうが、出版社側にもその責任があるように思います。つまり、モデラーはよりリアリティを追求し、出版社はそれをいかにしてうまく作れるかを競い合うような、編集をおこなっています。勿論、うまく作れるに越した事はありませんが、それ以上に、モノを作り上げたと言う満足感の方が重要に思います。

私が子供の頃は、100円(当時の値段としては高価)あれば、1/72クラスの飛行機キットが入手出来ました。飛行機以外にも色んなキットが50円から100円程度で買えました。うまく作ると言うより、パーツを組み立て、完成させると言う喜びや満足感の方が強かったように思います。その内、塗装したり、もっと上手に作りたいと思うようになった世代が今のプラモマニアになってしまったように感じます。

現在の子供(だけではありませんが)はモノを作ると言うより、完成形を入手する事の方が嬉しいのではないでしょうか? メーカー側は、よりリアリティを求める余り、キットの値段が高価になり、小さな子供が少ない小遣いで買えるようなキットは排除してしまっているように思えます。メーカーの方も、もう少し小さな子供でも買えるような、キットの開発を行なう努力も必要だと思います。

世の中、プラモよりゲームをやっている方が楽しいと思う子供たちの方が多いかもしれませんが、底辺を広げる意味でも、モデラー・メーカー・出版社の間で、もう少しモノ作りの楽しさを教えて欲しいと思います。今のままでは、本当にプラモは一部マニアの物になってしまいそうですね。寂しい限りです。

個人的には、プラモ=おもちゃではないと頑なに思っています。(ガンプラはオモチャと考えていますが…。)
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この回答へのお礼

お答えいただきましてありがとうございます。
ベテランの方にご意見をいただき恐縮です。
私も、30年近く軍艦、ミリタリー、(70年代の)アニメキャラ
ガンプラ、バイク、車と作って来ました。
Aradoさん(この名前は、ひょっとしてドイツの航空機メーカー?)の
おっしゃる通り、私も最初は接着剤のはみだしや無塗装でも十分満足で
した。
出版社もメーカー販売拡張のために、完成のハードルをあげそのころの
少年たちは必死にそれについて行った結果、下の代の少年たちの関心を
ないがしろにし、『ヤマト』から始まったアニメ文化にごっそり市場を
持っていかれましたね。
まぁ、それはいたしかないところもあり、誰も責められることではないし
タミヤなどは、所詮プラモは売りたい商品の一つにしかすぎなかったのですから
しょうがありません。
誰も、TVゲームやマイコンがこれほどの進化をするとは思っていなかったことですし・・・。

しかし、今のプラモはやはりひどいですね。
バブルのころには値段を2~3倍まであげといて、不景気になっても
(人件費の安いアジアで作らせているのにもかかわらず)値段を下げない。
ミリタリーものは大人しか買わないという市場に迎合して、新たなな市場拡大
を行って来なかったのは、非常に残念です。
1/48の値段、新商品の1/35フランス戦車。高すぎる!
売れるアイテムは各社恥もなく横並びに出す姿勢はいかがなもんでしょう?
(例えば、新型ミニクーパーはなんであんなに出てるのか?)

2の方のご意見同様、プラモの今後は先細りは必至でしょう。
でも、出来合のフィギュアや食玩に大人も子供も群がり、
自分で組立てて工夫する文化が廃れた現状は、寂しさもありますが
ミニチュア文化の奥行きが喪失したという点で、つまらない世の中になりました。

1の方は、1時間に7件も回答を入れる「回答マニア」でいらっしゃるので
「プラモ=オモチャ」発言は、それほど深い意味はないとは思いますが
実際のところ世間一般のプラモの認識はそんなものですね。

すいません。お礼のつもりが意見の書き込みになってしまいました。

蛇足ながら、私が一番思い出に残るプラモは、扇風機やドラムセット、
手が出る貯金箱といった昔の田舎の模型屋の隅っこにあった連中でした・・・。

お礼日時:2006/10/05 23:01

 プラモデルを作り始めて20数年が経ちます。


 ずっと継続して作ってきた訳ではないのでベテランとは言えませんが、子供の頃と今では作る環境が変わったとは感じます。
 今も昔も、城シリーズやカーモデル、ガンプラにマクロス、飛行機、戦艦と完全な雑食モデラーですが、完成時のリアリティに重点が置かれているようで、昔のように作った後に遊べるモデルが無くなったと思います。
 走らせたりぶつけたりして遊ぶ際には、モールドは少なく、突起は大きく、取付部は頑丈にって事が求められますが、現在のモデルはいずれも繊細で完成後の取り扱いには慎重が求められます。今でも遊べるのはHG、MGシリーズのガンプラだけではないでしょうか。

 実はここ数年はカーモデル(特に市販車)に凝っていまして、エッチングパーツを使うでもなくヒケにパテを薄付けしてパーティングラインを消すだけの素組作を作り続けていますが、なかなかヘッドライトが上手く表現できません。メタルックを貼れば簡単に表現できるのでしょうが、塗装で表現したいと思った場合に、透明パーツへのクリア塗装やレンズ部のシルバーの色調など色々試していますが、なかなか実車に近いとは言い難い感じです。最近のモデルならばメッキパーツが付いているので「らしい見栄え」が簡単に手に入りますが、よく作る10年~20年前の車(S13シルビアや20型ソアラなど)は相変わらずの塗装前提キットですので、結構難しいです。
 スケールモデル全般に、こういった基本的な説明をしてくれてる月刊誌(HJ、MG、MA)はここ3年間は皆無ですし、別冊や増刊で出ているテクニックガイドも改造法ばかりがメインで、素人が簡単に出来る世界とは無縁の記事ばかりです。逆に素人向けのページは、連載記事が多いので興味を持つ時期がずれれば、いきなりドライブラシやハンブローブなんかの単語が出てくる回を読むハメになります。
 多くの方が感じられていると思いますが、改造ありきの世界になっては、間口が狭まるだけだと思うので素組作例をもっと発信して欲しいなと思います。
 
 プラモデルの価値としては、製品としての価値と制作後の価値で違った評価になると思います。
 製品の段階ではパッケージアートやランナー分割、押しピン跡やヒケが評価を左右すると思いますが、制作品となると制作者の技量で全く違ったものができあがります。もしもプラモデル博物館が出来たとしても、パッケージやランナーを見るだけでは面白みにかけますし、かといって作る楽しみを知ってもらうには時間がかかり過ぎます。鉄道模型のように動かす楽しみもありませんから、メーカーが収集しているもの以外には散逸する運命ではないかと思います。

 最近のプラモが高いという意見はよく聞きますが、必ずしもそうではないと思います。確かにMM戦車が3000円以上の値段で出ていますが、接着剤と基本塗色スプレーと小物用ビン塗料で4000~5000円くらいでしょうか。ゲーム用ソフトと変わらない値段です。ゲームに比べて売れないのは、それだけの魅力しか感じない人が多いからだと思います。
 おもちゃだと思えば高いかもしれませんが、それなら20年近く販売されている昔のモデルを選べば今でも1000円台の定価ですし、最近の高い商品にはそれだけの内容が入っていると思います。

 あと20~30年はモデラー年齢の上昇と同じく現在のように高価格モデルが多く販売されて、その後はモデラー人口減少と共に特化した商品(やたらリアルなスケールモデル、ガレキに近いインジェクションキット、出来の悪いコピー品みたいな100円モデル)に別れて、それぞれを楽しむ人に分化していくと思います。

 なんかバラバラな回答ですいません。


 
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この回答へのお礼

詳細なご回答ありがとうございます。
非常に納得できる内容で、「昔のように作った後に遊べるモデルが無く
なった」というご意見には、共感いたしました。

反論ではないですが、やはり私は現在のプラモは高いと思います。
1000円台のプラモにしても、小学低学年の子には手が出せません。
昔、タミヤの88mm砲は1500円でした。
現在と物価基準が違うといっても、当時は簡単に買えるものでは
ありませんでした。
1000円以下のプラモをもっと充実させないと、やはりプラモには
未来は無いように思えます。
プラモは「お気軽さ」が一番の食いつき所だと思うからです。

>あと20~30年はモデラー年齢の上昇と同じく現在のように高価格
モデルが多く販売されて、その後はモデラー人口減少と共に特化した
商品(やたらリアルなスケールモデル、ガレキに近いインジェクション
キット、出来の悪いコピー品みたいな100円モデル)に別れて、
それぞれを楽しむ人に分化していくと思います。
・・・このご意見、なんかいい話だと思いました。
特に「出来の悪いコピー品みたいな100円モデル」は期待大ですね。
プラモを恐竜に例えるなら、
肥大化(リアル偏重、アニメ過重、高価格化)した
恐竜(プラモ)は、
環境の変化(少子化、娯楽の多様化、ゲームの進化)に
ついていけず自滅したが、その環境変化の中で
たくましい生命力を持った弱小ほ乳類(100円粗悪品)が、
猛烈な勢いで数を増やし、その後高度な文明を持つにいたった・・・。
という感じになれば、それはそれで愉しいとも思います。

500円以下で、何でもあり的で猥雑・雑多な世界をプラモが
構築できればプラモ本来の「お気軽さ」「サブカルチャー的要素」
「友達とのコミニュケーションツール」が復活するような気もします。
リアリティ偏重が、プラモからフィギュアに変わった理由かも
しれません。

お礼日時:2006/10/07 14:50

自宅の近所に模型店があるのですが、子供の姿はほとんど見ません。

今は自分で作るということに対して評価は高くないのでは。私が子供の頃(30年位前)は夏休みの工作にプラモデルを持っていっても評価してくれました。勿論出来具合はあれでしたが。それでもほめられるといい気分になったものです。今は作ること自体が無価値という風に感じます。乱文でした。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。
私の時は、プラモを夏休みの工作として認めない規則がありました。
もしかしたら都会と田舎では価値観が違ったかもしれません。
もちろん私は田舎出身です。

>今は作ること自体が無価値という風に感じます。
そうですね。出来合のものをアジアで安く作ってしまえば
時間と労力と技術がいる「作ること」は無意味ですね。
トミカが400円以下でミニカーを出してますが、同スケールで
プラモメーカーがその半額でプラモを出さない限り誰もプラモには
食いつきませんよね。
やっぱり今のプラモは高い(しつこい・・)。

お礼日時:2006/10/07 15:01

失礼致します。



まず、世代的に質問者さんと同じかそれ以上だと思いますので、仰せのプラモの未来に対する危惧の念、切にお察し致します。

今までのご回答を拝見しまして個人的には#3の方のご意見に最も賛同致します。

そもそも戦後、主に米国からやってきたプラスチックモデル。戦闘機、旅客機、自動車、船等乗り物のスケールモデルが主流でした。この、部品を細分化しプラスチックという新素材の特色を生かし誰でもインストに従ってある程度の時間をかければ個体差のない完成品が均一に出来上がるところに魅力があります。

戦後、裕福な国の教養人がこのような知的なホビーを持っている・・・憧れとそもそも手先が器用で新し物好きでかつ模倣に長けた日本人が飛びついたのです。
時代は昭和30年代から40年代の高度成長真っ只中。実にタイムリーだったといえます。
最初はアメリカ製に前ならえ一辺倒でしたが、やがて日本独自のものも数々誕生していきました。
特に実戦で活躍した「大和」「ゼロ戦」、戦後国産戦車第一号「61式」は少年雑誌の影響もあり大ベストセラーとなりました。
映画館や一般家庭に普及し始めたテレビも一役買っています。次々と放映されるアニメや特撮SFものに合わせて発売したり、夏休みや正月にターゲットを絞り普段買えない高価な品もラインナップし集中的に売る方法等。
私なども含めて当時の少年達は理屈ぬきに(頭で考えるよりも先に)がむしゃらに手先を動かして製作に没頭したものです。それはいわばある種「想像力」を最大限に働かせたとでも・・・カラーテレビも少なくましてやビデオなんて皆無ですし、映画は映画館でないと絶対観ること出来ません。数少ない貴重な資料として月刊・週間の少年雑誌をぼろぼろになるまで見たりと。今でいうディティールアップや彩色は皆、ほとんどが想像力の賜物でしたね。それに今の様にスケールモデル一辺倒ではなく、子供の小遣いで買える100円程度のものでもモーター、豆球を組み込んで製作後は遊べるようになっていましたし・・・友達同士、放課後寄り合ってバトルしたり模型談義?に花を咲かせたものです。

お訊ねの件ですが、やはり時代背景が一番違ってきたということではないでしょうか?
あの頃・・・戦後10年たち、そろそろ国民の生活にも余裕が出てきましたし、新幹線開通、東京オリンピック、TV放送普及、米ソ宇宙開発、3C(カラーテレビ、クーラー、カー)という憧れの品が徐々に手に入ってきた時代です。そういった時代の波に乗ってまさに少年達の手の中に憧れのモノたちが縮小化されて収まる。プラモデルによって夢とロマンを所有?出来る素晴らしさがあったとでも言えばいいのでしょうか。

いつの頃からプラモデルは衰退を始めたのでしょう?
大阪万博の1970年前後には国産プラモデルの先駆けとなった老舗メーカーが消えましたし、それに続いて一時はゆうに20社を数えたメーカーも徐々に消えていきました。これにはやたらモーターライズやギミックを満載し子供達の興味をひくオモチャ然としたものが時代に合わなくなったことや、他に目を向けてみると例えば真空管からトランジスターへの移行(これはまだよい。プラモ少年からソリッド・ステート時代のラジオ少年へと鞍替えした輩も多くいる筈)。やがてICの急速な普及による電気製品の主要部分のブラックボックス化が「ちょっと分解して構造や仕組みを見たい」という青少年達の純粋な科学的興味を奪ったとも思えます。それらによる理科(理系)離れやモノ作り離れ等も十分考えられます。

最後に将来性についてですが・・・
一部の老舗大手(ほぼ唯一化?)メーカーは頑張って毎月定期的に新製品の発売や生産中止品の再販を行なっています。この業界にあってなかなか出来ない素晴らしいことだと思います。
そして、熱烈?なマニア諸氏や出版誌が製作にあたり極めて精巧にマニアックな観点から記事を載せています。正直、ある意味偏執的で一般人にはついていけないような感じもします。勿論、全然参考にしなくても添付のインストだけで十分組み上がります。
ただ、値段的には最近発売のものは何故か高いように私も思います。子供が小遣いで買える値段ではありませんし、大人にとっても決して安くはない。それどころか一般製品の完成品(メーカーで達人が製作する)を高価格で販売しています。次々製品が出ているようですので高くても(自分で作れないから)売れるのでしょう。ここにきてプラモデルの性格は趣味性の高い高級アイテムへと変貌しているとも感じます。決してオモチャではなく、実物の正確な資料に基づくプラスチックを素材にした精密模型、知的・文化的資料やインテリア・置物として。またその値段をも含めて理解できる人達への趣味性の高い高級アイテムとしての道を選択し残って行く・・・それでも黎明期からの一ファンとしてはどうかこれからもメーカー諸氏が永きにわたり存続していくことを切に望んでやみません。
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この回答へのお礼

長文によるご意見を寄せていただきまして、ありがとうございます。
私がプラモにはまりだしたのは、1975年ごろでした。
それ以前の歴史は、ほとんど知らない事が多く、今回のjupitanさんの
お話は興味深く読ませていただきました。

プラモの衰退は、1980年ガンプラブームからだと認識していたのですが
実は1970年からという説は、驚きの事実でした。
1975年にタミヤの商品アイテム数がピークを迎えていたため
この年以前はプラモの隆盛期だと勝手に決めつけていました。
まだまだ判らないことだらけです。

将来性について、「趣味性の高い高級アイテムへと変貌」がjupitanさん
のご意見の要旨だと思いますが、
もし、それが的確な予想でしたらすごく残念です。
もちろん、それが悪い訳ではないのですが、
「昔、泥んこになって遊んだ幼なじみが風の便りに鬼籍に入ったと
聞いてしまった」ような軽い寂寥感に襲われた感じです。

できたら、高給アイテムから100円レベルの「お気軽」アイテムまで
バリエーションが揃った1970年代前半のあの元気さが戻ってきて
ほしいものです。

お礼日時:2006/10/08 14:05

No.3です。

再び書かせて頂きます。(先の回答にお礼を頂き有難うございます。)

>Aradoさん(この名前は、ひょっとしてドイツの航空機メーカー?)⇒この件については、↓の過去ログをご覧下さい。質問者さんも書き込まれている質問です。

さて、前回では主に国内の状況について触れさせて頂き、国内では将来は「一部マニア」のモノになってしまうだろうと言うような事を書きましたが、海外に目を転じれば、まだまだ捨てたものではないようです。今一番元気があるのは中国でしょう。新興メーカーの台頭が目立っています。一番最初に登場したのが、「ドラゴン」で、その後暫くしてから「パンダ」「トランペッター」などのメーカーが誕生しました。台湾では「AFVクラブ」も頑張っています。

また、東欧諸国(ポーランド、ウクライナ、チェコなど)のメーカーも元気ですよ。殆どが簡易インジェクションと呼ばれる製法でキット化していますが、特にチェコのエデュアルドなんかは、普通のインジェクションキットと遜色ないか、むしろそれ以上の出来の良いキットを開発しています。こんな感じで海外では元気な所もあります。(輸入キットの方が、国産キットより安価と言うような現象も起こっています。)今後、国内でも簡易インジェクションキットメーカーが誕生するかもしれませんね。(ないかな?)

国内メーカー(特にT社やH社)はやはり儲け主義が優先してしまっている感は免れませんね。ある程度売れるであろうと予想されるキットしか発売してくれません。発売後は、なんどもデカール変えやバリエーション変えキットを発売(特にH社)して、金型の原価償却を目論見ます。(ファン心理をうまく利用しているようにさえ思います。「限定版」と書かれるとどうも弱い!)その為、各メーカーで同じキットばかりが偏ってしまうと言う傾向にあります。(零戦なんて過去にどれだけキット化されたのか計り知れません!) 勿論、儲けがないと新キットの開発にも影響して来ますので、それは分からないでもありませんが、少しくらいは冒険心も必要だと思います。

昔、ミニ四駆が爆発的にヒットしましたが、その理由をもっと考えて欲しいと思います。(衰退も早かったですが…。)現在、爆発的にヒットする商品がありません。唯一、艦船キットが静かなヒットとなっていますが、それすら模型離れを食い止めるには至ってはいません。

各メーカーは、どんな商品を開発すればヒットするのか模索しているように思いますが、その答えが永遠に見つからないのなら、今後の国内の模型業界の先細りは必至のように思います。H社なんか、キャラクターキットまで開発するに至っていますが、これはやめて欲しい気がします。国内メーカーは保守的な所ばかりで、革新的なメーカーがありませんね。唯一つ、私のような飛行機好きの模型ファンとして、ファインモールドには期待している所が大きいです。

まったく纏まらない書き込みになってしまいましたが、先の書き込みで個人的に書き足りない部分がありましたので、再登場させて頂きました。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2387251

この回答への補足

再度、ご意見いただきましてありがとうございます。
お礼のコメントを書かせていただく前に、長い事プラモから離れて
いたため、いくつか判らない単語があります。
お答えいただければいいのですが・・・。
1、簡易インジェクション、普通のインジェクションキットとは?
2、キャラクターキットを開発するH社とはハセガワのことですか?
 具体的にキャラクターとはどんなものですか?
3、東欧や中国・香港・台湾のメーカーが元気ですが
 やはり価格が高めな印象があります。
 現地価格もそんなものなのでしょうか?輸入品だから高いのでしょう
 か?それとも輸入代理店の儲け主義のせいでしょうか?
簡単で構いませんので、お暇な時にでもお答えいただければ幸いです。
自分の無知ぶりが恥ずかしいのですが・・・。

アラドは、やっぱりそうでしたか。
人の意見もちゃんと見なきゃいけませんね。いやはや・・・。

補足日時:2006/10/08 14:07
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昔のテレビコマーシャルを思い出しました。


「作る喜び。模型の京商」
「自分でつくるのさ、自分のためさ、中略、バンダイさ。」
30年くらい前は、作ることが「喜び」でした。
今はちがいます。作ることが面倒くさいんです。

作る事に喜びを持ったひとは、ガレージキットメーカーの原型師になってしまいます。モデラーがビルダーになってしまう。私の友人の何人かは原型師になってしまったり、着ぐるみ造形師になっています。
私はそんな才能がないので、コレクターになりました。

模型が高すぎるのは実感しています。
100円でこわしてもいいようなレベルの初級者向けの模型が今存在しません。
簡単にできることが初級者向けとはかぎりません。
上達する余地のある、腕による差がでる、そんな安い模型がないのです。

昔は幼稚園児がつくったモデルが、再販時には「上級者向け」と表示される情けない時代です。

金型技術の向上が、仇になったような気がします。

プラモデルは素材。これをどう仕上げるかはモデラー次第、その腕を競う20年から30年前のような意識がコレクターにはありませんから、モデラーには不幸な時代だと思います。

モデラーからコレクターになってしまいましたが、出来の悪い完成品で満足はできません。やはりプラモです。

模型生産日本一の県に住んでいて、近所に加工工場がたくさんある地元民からの戯言でした。
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この回答へのお礼

貴重なご意見ありがとうございます。
TVCM、京商やバンダイのがあったのは驚きでした。
何年ぐらいのことでしょうか?

>作ることが面倒くさいんです。
どきっとしました。私もそうです。こんな偉そうな質問をしておいて
何なんですが、ここ数年プラモを作ってません。
未組立コレクターになってます。
面倒くさいというよりは、作ったあとの虚しさや置き場所に困る
等のほか、仕事でイラストや造型の仕事をしているせいかプラモを
作ろうという気概は失せてました。

>昔は幼稚園児がつくったモデルが、再販時には「上級者向け」と
表示される情けない時代・・・
それほどまでに、昔と今は差がひらいているのでしょうか。
愕然とします。
それでは、失ったものがある反面、何が向上したのでしょう?
考えさせられます。

kogechibiさんはS県にお住まいですか。
昔、タミヤ等の大手模型メーカーが同県に集中していたのを
子供心に「あの県に住んでる人がうらやましい」と思ったことを
思い出しました。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/10/08 15:39

No.7の補足に関して書かせて頂きます。



>1、簡易インジェクション、普通のインジェクションキットとは?

こちらを参考にして下さい。⇒http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9% …

簡単に書けば、金型のコストを抑えるために、樹脂などを金型の変わりに用いて製造するキットです。インジェクションキットには違いありませんが、金型の寿命が短く、一度生産が終了すると二度と入手出来なくなる可能性があります。現在、チェコのMPM系メーカー(MPM、スペシャルホビー、アズール等)やエデュアルドなどが、この製法を行なっています。(エデュアルドのキットは簡易インジェクションでも、非常に出来は良好です。)

>2、キャラクターキットを開発するH社とはハセガワのことですか?
 具体的にキャラクターとはどんなものですか?

そうです。ハセガワの事です。ウルトラマンのジェットビートルや、ウルトラホークなどが発売されています。他にはマクロスやバーチャロイドシリーズなどがあります。⇒http://www.hasegawa-model.co.jp/J-index.htm

>3、東欧や中国・香港・台湾のメーカーが元気ですが
 やはり価格が高めな印象があります。
 現地価格もそんなものなのでしょうか?輸入品だから高いのでしょう
 か?それとも輸入代理店の儲け主義のせいでしょうか?

すべてが含まれているでしょうが、一概に国産キットより高価と言うわけではありませ。イタレリ(旧イタラエリイ)のキットは国産キットよりも格安で入手出来ます。(タミヤが代理店となっていますが、タミヤを通すより、直接、輸入されたキットの方が安価な場合もあります。)また、中国産や東欧のキットもそんなに高価と言う印象はありません。これは国産キットの高価格感が錯覚を起こしているものと思います。昔、モノグラムのキットが非常に高価で、子供のお小遣いでは決して購入出来るものではありませんでしたが、今では決して高価と言う感じはしませんね。これも錯覚(価格感のマヒ?)がなせる技かもしれませんね。

現在、ファインモールド1/35九五式軽戦車ハ号を製作中ですが、このキット、発売当初は9,800円もしました。全長15センチにも満たない小さなキットです。超高価な国産キットです。
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この回答へのお礼

お答えいただきまして、ありがとうございました。
非常に丁寧な内容で、恐縮至極です。
お教えいただきましたサイトも含め、とても参考になりました。

お礼日時:2006/10/11 21:11

もともと、工作派の少年はそんなに数がいなかったのではないか、と思っています。



私が少年時代の1970年代、父の話や、当時の漫画などではプラモ(他の模型も)の話はワンサと出てくるのに、実際にプラモをしょっちゅう作っているのは小中学校を通じて、学年で私だけだったように思います。
それ以前には玩具が非常に少なかったので、プラモに限らず工作する少年は多かったでしょうが、昭和40年代からはその数は減っているのではないかと思います。ナイフで鉛筆が削れるのも私だけでした。

私は今はプラモではなく鉄道模型ですが、傾向は同じで、工作が常識だったこの世界で、高価な完成品が次々と売れています。

今から思うと、以前から「工作する人」と「対象物が好きで集める人」は別物だったように思います。昔は完成品があまり無かったので、やむを得ず作っていたような人が、最近では集める側になったのではないでしょうか。TVゲームの出現が工作離れを加速させたことは否めないと思いますが。貨幣価値の変化で完成品が買いやすくなったのだと思います。

最近のガンプラは接着剤が不要なモノだそうですね。これなどが実情を顕著に表していると思います。工作はめんどくさいけど完成品は欲しい人はいるのです。フィギアや食玩、ミニカーはよく売れています。

メーカーは利益を出さねばならないので、やむを得ず売れるモデル中心になるのでしょう。

学年で一人しかモデラーがいない状態から30年も業界がもっているのですから、今後も先細りではあるにせよ、何らかの形で存続はしていくと思います。

ただ、鉄道模型ではエッチングキットなど、ガレージメーカーの小ロット製品でも商売になるようですが、プラモでは金型を作るとある程度売らないと利益が出ないでしょうから、マーケティングは難しいと思います。

個人的には工作の好きな少年が減るのは淋しいことだと思っています。マスコミを中心にもっと「作る」楽しさを啓蒙して欲しいものです。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございました。
>貨幣価値の変化で完成品が買いやすくなった
これは、すごく共感できました。
プラモが人気だったのは完成品が高価だったからであり、その完成品
が廉価で手に入れば、確かにプラモの存在理由はなくなりますね。
そう考えるとタミヤの1/35フランス戦車4000円台は、本末転倒な
気さえいたします。
もし金型を必要としないプラモが発明されれば、昔のような
賑やかなプラモたちが帰ってくるかもしれません。

今回の皆様のご回答、ご意見は非常に考えさせられました。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/10/11 21:56

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