幼稚園時代「何組」でしたか?

蛍光と燐光を見極めるためにはどんな実験をしてどうなれば
良いのか教えてください。
なんとなく重原子が入ってると燐光な感じがしてるんですが
そうでない場合もあるらしく混乱しています。

A 回答 (1件)

重原子があると系間交差しやすくなるので、三重項励起状態への転換、およびそこから基底状態への落ちが早まります。

ですから、質問者さんの感覚は正しいものです。
もっとも、重原子が入っていれば必ず強い燐光が出るわけでもありませんが、系間交差によって蛍光がクエンチされ、無輻射失活しやすくなるのは多くの化合物で見られます。

一般には、光の寿命を観測すれば蛍光か燐光かは分かります。
蛍光は長くても数百ナノ秒、普通は数ナノ秒の寿命しか持ちません。
一方、燐光の方はマイクロ~ミリ秒(場合によってはもっと)の寿命を持ちますね。
蛍光の寿命を図るにはレーザーパルスを用いた時間分解装置がいりますが、燐光の場合は寿命が長いため、古典的な機械的シャッターでも寿命を図ることができます。機械が必要なことに変わりはないのですけど。

また、多重度に応じたクエンチャーを系に添加してみて、消光が起きるかを観測する方法もあるでしょう。

あと、発光波長自体からも情報が得られることもあるでしょう。
芳香族分子の燐光と蛍光の場合など、1重項励起状態と3重項励起状態は高さが違いますから、波長自体大きく違いますね。
もっとも、励起状態で緩和が強く起こる場合は波長だけであれこれ言うのは難しいでしょうが・・・骨格が硬い場合、およびCTなど起きない保障があれば推測できるのでは。
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この回答へのお礼

寿命ですか。違いがあることは知ってましたが、
自分で時間分解装置というのを使ったことがないので自信がありませんでした。はっきり教えてもらいましてありがとうございます。

お礼日時:2006/12/06 22:39

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