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第2次世界大戦前、チューリングのアイデアによって数学上の
さまざまな問題を解くチューリングマシンが考え出され、
同時にチューリングマシンの限界も提示されました。
それは、数学的問題の中にはアルゴリズムに変換できない問題
は、チューリングマシンによっても解くことができない問題が
存在していることを示したそうです。
チューリングマシンをコンピュータに置き換えると、私はこれを
「解決策を、人間が論理的に置き換えることができるものは、
全てコンピュータで処理することができる」と解釈していましたが、
数学上の問題で論理的に置き換えることができない問題とは
具体的にどんな問題でしょうか?
数学にはあまり詳しくないのでよろしくお願いします。

A 回答 (3件)

チューリングマシンで解けない問題としては、「停止問題」なんかが有名です。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A5% …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
残念ながら回答いただいた内容はよく理解できないのですが、
具体例があるということがわかっただけでも納得しています。

お礼日時:2007/01/01 19:49

すみません, 話をややこしくします.


「計算」を理論的に考えるうえでいろいろなモデルがあります. 有名なのは Turing機械ですが, 他にもラムダ計算だとか項書き換え系だとか D∞ とかがあります. これらはいずれも「計算可能性」について等価 (だったと思う: つまり, いずれか 1つのモデルで記述できれば他のどのモデルでも記述できる) で, 普通に「計算できる」ものは全てこれらのモデルで記述することができます. ということで, 視点を変えて「Turing機械 (など) で記述できるときに『計算できる』と呼ぼう」という考え方が提唱されました. 「Church の提唱」というやつです. これについては広く「うん, そうだね」と認知されていますが実際にそうかどうかは不明. 単に Turing機械よりも広いモデルが見付かっていないだけかも.
ということで, 一応現在では「Turing機械でアルゴリズムが記述できる」=「計算可能」とみなされています. #1, #2 の停止性判定問題 (Halting Problem) は「Turing機械では判定できない」ことが知られており, 「計算不能」とか「決定不能」とかいうラベルを貼ることになります. が, 上に書いたようなことがあるので「あらゆる意味で計算できない」かどうかはわかっていません.
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数学のところのほうが詳しい人がいそうですが・・・


チューリングマシンの停止問題そのものは
おおざっぱにやるなら
そんなに厄介な証明じゃないです.

チューリングマシン A が停止するかしないかを
判断できるチューリングマシン Stop があったとします.
StopにAを適用した状態をStop(A)と書き,
停止と判定されたときを True,
停止しないと判定されたときを Falseとします.
このとき

if Stop(X) = True {無限ループ} else {何もしない}

というチューリングマシン X を考えます.
#自分自身の停止性に言及してるところがポイント

これは,X自身が停まるか否かを Stop に判定させて
・Xが停止するときに,Xは無限ループ
・Xが停止しないときに,Xは停止する
という動きをします.
これは矛盾ですよね.

この書き方だと,ちょっと厄介なので,
これの普及版みたいのがあります.
#厳密に言えばちょっと離れてるんだけども,
#本質的なところは「自己言及」という点で同じですので
#ご容赦を

「この紙に書いてあることは嘘です」・・・(A)
と書いてある紙を考えます.
(A)が本当ならば,嘘ではないので,(A)は嘘です
(A)が嘘ならば,書いてあることは本当なので,(A)は本当です

こんなふうに「自己言及」と「真偽」を絡めると
途端に厄介になるというのが本質で,
数学の再構築とか
これは結局ゲーデルの不完全性定理とかにまで発展して,
一大理論を構築することになりました
#・・・いまでもそこから始まった話は進行中なんですよ.

>数学上の問題で論理的に置き換えることができない問題とは
これはですね,いろいろな考え方がありますが,
「一般連続体仮説」と呼ばれる問題なんかが
よくこの手の「不完全性」では引き合いにだされます.
問題そのものの説明とそれがどういう意味で
「論理の範囲外」なのかというのは,かなり数学的なので
省かせてもらいます.
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
ニュアンスはだいぶわかりました。

質問の発端は、
・チューリングマシン(コンピュータ)で解けない数学の問題がある。
・論理的に表現できる解決策は、すべてコンピュータで解くことができる。
上記2つから、論理的に解決できない数学の問題っていったい何?
もしかして、証明がまだ達成されていなかったころの「四色問題」や「フェルマーの最終定理」のこと?
というのが始まりです。

お礼日時:2007/01/05 15:33

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