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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%8D%E9%9F%B3% …

wikipedia を読んでも ablaut とウムラウトの違いがわかりませんでした。解説をお願いしてもいいですか?

A 回答 (2件)

<Umlaut>


後続する母音によって先行する母音が影響を受け変音すること。英語やドイツ語のものはほとんど後続する /i/, /j/ による i-Umlaut。

<例>
foot - feet
Lamm - Laemmer(ドイツ語名詞の単数・複数)
ich sehe - er sieht(ドイツ語動詞の一部に見られる人称変化)
jung - juenger - juengst(ドイツ語形容詞の比較変化)
long - lenger - lengest(中期英語の比較変化)
old - elder - eldest(同上の生き残り)
<i-Umlaut 以外のウムラウトの例>
barn - bφrn(デンマーク語「子ども」の単数と複数)
Anna - Oennu(アイスランド語、人名の主格と斜格)
これらは u-Umlaut

このようにウムラウトを引き起こした母音(Umlautfaktor) は今日では失われていることが多く、後続する母音の影響ということが分かりにくくなっています。むしろ母音変化そのものが意味の変化を担っているように見えるので、アプラウトと混同されやすくなります。

<Ablaut>
ウムラウトのような外的要因による「受け身的」変化ではなく、同じ語源の語間に現れる母音変化。動詞の時制変化や同語源の動詞と名詞の間に見られ、ゲルマン系やギリシア系に顕著。

<例>
sing - sang -sung
schwimmen - schwamm - geschwommen
sing - song / singen - Gesang(以上英語、ドイツ語の動詞変化と動詞-名詞)
leipo - elipon(古典ギリシア語「残す」の現在形と不定過去形(アオリスト))
lego - logos(古典ギリシア語「言う」と「言葉 'ロゴス'」

ウムラウトはゴート語など古い言語にはなく、現代語でもオランダ語には少ないなど、時代と地域にばらつきがありますが、アプラウトは印欧祖語にまでさかのぼります。当然時代による音変化があるため昔と今ではアプラウトの変化パターン(grade) は異なります。詳しくは下のリンクを見てください(英文)。
http://en.wikipedia.org/wiki/Germanic_umlaut
http://en.wikipedia.org/wiki/Indo-European_ablaut
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名詞語幹の変化するものをウムラウト


動詞語幹の変化するものをアプラウト
前者は、ドイツ語のOウムラウト、Aウムラウトなど。
後者は、古代ギリシア語に多数見られるもので、印欧語特有の
語幹変化現象。
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