
一般人の限界を超えたかのような知識をもつ人物がいます。そういう人物の書いた文章を読むと、驚嘆しつつ楽しくなります。皆さんのご存知の「博覧強記」の人物(作家・評論家・大学教授・その他)を教えてください。(森鴎外、夏目漱石といった古典的教科書的な人物は結構です)
因みに当方は、
南方熊楠(博物学)
柳田國男(民俗学)
日夏耿之介(詩人・大学教授)
石川淳(小説家)
金関寿夫(大学教授人類学?)
澁澤龍彦(作家・批評家)
種村季弘(大学教授・批評家)
由良君美(大学教授)
高山宏(大学教授)
荒俣宏(作家・翻訳家)
などの方々が頭に浮かびます。
できたらその人物がどのように「すごい」のかもご紹介ください。
A 回答 (2件)
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No.2
- 回答日時:
日本でもっとも原稿料が高いと言われている作家、丸谷才一さんをお薦めします。
日本語に対する造詣が深く、「後鳥羽院」「新々百人一首」など、昔年の日本文学の主であった和歌や短歌を詳細に解説しています。
また、英語も堪能で、邦訳(ジョイス「ユリシーズ」)や自身の作品の英訳(「横しぐれ」)も手がけています。
ですが、なんと言っても丸谷文学の頂点に立つのは、10年に一度出版される長編小説でしょう。
お薦めは「笹まくら」「裏声で歌え君が代」「女ざかり」など。圧倒的な知識に裏打ちされたストーリーや繊細な表現には感動を覚えます。
よく、下手な日本語を書く作家の場合、自分の頭の中で文章を校正してしまうことがあるかと思いますが、彼の日本語には直すべき箇所が全くありません。美しい日本語を読みたい衝動にかられたら、是非どうぞ。
なお、彼の文学は、日本語として合理的である、という理由からすべて旧仮名遣いになっています。が、ユーモアセンスがあり、とにかく文章の流れが美しいので読解に苦労はまったくしません。
エッセイもお薦めですよ。
回答ありがとうございます。
丸谷才一! やっぱり出ましたね。日本文学のオーソドキシーですね! 私にとっては「食わず嫌い」の代表格です! でも、こうしてお薦めがあったのも何かの縁です。がんばってみようと思います。
旧仮名遣い(仮名遣ひ?)にはまったく抵抗がありません。当方、中学生のころの岩波文庫の青版はほとんど正字旧仮名といわれる頁全体がが黒いものでしたからネ。(といっても昭和30年代生まれです)

No.1
- 回答日時:
「とびぬけた教養人」と聞いて、すぐに思い出したのはロシア語通訳者の故・米原万里さんでしょうか。
なにしろたいへんな読書家であったと伺っております。(一日平均、七冊読んでいたとか・・・) わたしなど足元にも及ばない(比べること自体、申し訳ない)、一生かかってもその千分の一の知識も得られない、目標にすることさえ申し訳ないような方ですが、ご存命中に一度お会いしておきたかったなと僭越ながら思います。(米原さんの書評集「打ちのめされるようなすごい本」、おススメです!)
回答有難うございます。
米原万里さんについては、今日書店に行って、お勧めの書を手に取りました(何たる偶然!)。パラパラと見ただけですが魅力的な本だと思いました。今度は購入を前提に見てみます!
それにしても一日七冊は想像を超えていますね。作家の杉浦明平さんが一日400ページを自分に課している、とはどこかで読みましたが、それを超えている…!
よく「量より質」という言い方をしますが、それは弁証法で云う「質量転化」の法則をしらない愚者の戯言ですね!
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