大江健三郎の文章ってただヘタクソなだけじゃないですか?難解な語句を使いまわしたりまどろっこしい言い方をしてますが、本当に文章力があるならもっと簡潔に分かりやすく表現できるはずだし、物語も全く読者として評価できるものでもないし、印象に残るものでもありません。
ノーベル賞受賞作家だそうですが、受賞理由も受賞ありきでむりやり考え出されたような、審査員自身もよくわかっていないような抽象的で曖昧な評価でした。
ここまで言っておいて、大江健三郎ファンの方には申し訳ないのですが、彼の小説をどんなふうに評価しているのか、彼が文学界に貢献したことってどんなことがあるのでしょうか?
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
大江健三郎は多くの大作家の例もれず、時間とともに変貌の著しい作家です。
東大の学生時代に描いた出世作、「芽むしり」、「仔撃」等は確かに感受性がきらきらしていて、ああ、素晴らしい、いい作家が出てきたろ思ったものでした。しかしノーベル賞をもらったころ書いていた「万延元年のフットボール」に代表される四国の山奥を舞台にした一連の作品は「大江ワールド」と呼ばれるように、彼の代表作でありますが、これは考えさせられる作品でありました。
一つは「これは何の価値があるのか、日本に世界に何を言いうるのか」という疑問です。もとより実存主義的発想に立てばそのような問題設定は噴飯ものなのかもしれませんが、世界は小説家だけで構成されているのではない、私は技術屋ですが、技術屋は、つまり小説家以外は、何を読み取れば良いのかと素朴な疑問の解が見つかりません。小説の要件を満たしているのでしょうか。
もう一つは、たとえばカフカは「人生は悪夢にほかならない」と言っているように思いますが、カフカの作品には引き込まれます。大江健三郎は「世界はすべて四国の山奥で起こったことで説明がつくのだ」と言っているとしたら、余りに整理不足で、美しくない、透明感がない、古新聞の三面記事と同じレベルだと感じざるを得ません。つまり、小説はそんなものなのだと言っているのでしょうか。それは一つの見識であって、否定するつもりはありません。小説という文化の一つの形態の限界、終焉を提示しているとしたらそれは卓見でありましょう。
その後、障害児の洸さんを取り上げたいくつかの作品を書き、最近はまた奇怪な試みを行っていると聞いています。
というような見方をしながら彼の作品を読み解こうと、折に触れて考察を深めています。毒なのか薬なのか解らないけど何かあるという感じはするのです。
やっと、大江健三郎のファンの方の書き込みが読めてうれしゅうございます。
そうなんですね。自分は大江健三郎の「水死」という作品を読んでいたのですが、やはりどうしても内容に対してレトリックが複雑すぎる…。もっと平易な文章で整理して記述することもできるのでは?という印象を受けます。
ノーベル賞という賞が、ロビー活動という政治力によって決定される以上、彼の小説の出来不出来を推し量る助けにはならないでしょうが…
読み手の解釈の度合いによってこの小説の評価というのは変わるのでしょうか。
No.4
- 回答日時:
文学がわからん人にはわからんということです。
審査員はここの質問者や回答者よりははるかにエライです。
だから、低級者がいくら怒っても頑張っても無理というものです。
No.3
- 回答日時:
私も何が良いのかはわかりませんが、「業界」では評価が高いということでしょうね。
こういう話は餅は餅屋、部外者は干渉しないほうがお互いのためなのだと思います。
ノーベル賞は確かに立派な賞だとは思いますが、半分は受賞ロビー活動次第のものだという認識なので、
その辺の活動を一生懸命やったのか、海外のその筋の関係者に大江健三郎ファンがいたのではないか、という程度の評価です。
なるほど…これだけ、書き込んでいただける人がいるのに、一人もファンの人がいない、というのは、やはり大江健三郎のファンってよっぽど少ないんでしょうね。
ロビー活動ですか…。審査員は大江健三郎の作品を果たして読んだことがあるんでしょうか。
No.2
- 回答日時:
大江健三郎を理解できないのは馬鹿です。
世の中に難解な本はいくらもあります。例えば古典の部に入る哲学書の本など。それなりに深い洞察なり、真理を教えられるところがあるものです。
いまだに大江健三郎の著作ではそれが見出せません。私も馬鹿の一人です。
大江健三郎を理解する人は相手にしてくれないでしょうが、ひとつでも知りたいところです。
今のところ評価ゼロ。
ああ、そうなんですか。馬鹿なんですか。じゃあ、一部の高尚な人々のごく限られた人々だけに理解できる書物なんですね。じゃあ、ノーベル賞受賞はやっぱり間違いだったのでしょうか。
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