No.8ベストアンサー
- 回答日時:
城山 三郎さんの本を愛読していた時期がありました。
城山さんの本は、人物の描き方がすばらしく、そばでその人を見ている気がします。いろいろ文庫本で手に入りやすいのもありがたいです。毎年大晦日に「今日は、再び来たらず」を読む習慣が数年続いたこともありました。私は、人物に興味があるので、城山さんのと同じ理由から、吉村 昭さんのも好きです。吉村さんには、かなり強い支持者がいるようです。
また、既に挙げられている宮城谷さんのも大好きです。「晏子」が一番印象的です。宮城谷さんは、今まであまり知られていなかった春秋戦国時代を舞台にいろいろな視点から、特徴的な人物を描くという手法を取り入れたことがおもしろいと思いました。一冊読むと更にもう一冊読み、そうすると春秋戦国時代の人間関係が分かってくるような気がして、だんだん深みに入る気がします。
ノンフィクションでは、佐野眞一さんのを最近よく読みます。この人は、一度絶頂期に昇った後、また、失敗するような人物に興味があるようです。ダイエーの中内功を描いた、「カリスマ」は、その典型でしょう。最近では、宮本常一に力を入れているようです。これは、上記の落差のある人生を送った人とは、違いますが。
数年前は、スペイン物の逢坂剛さんの作品を愛読していました。スペインは、あまりなじみがなかったのです。でも、「カディスの赤い星」を読むと止められません。スペインの乾いた空気、厚い日差しを感じます。この人の本もスペイン内戦時をいろいろな人物から見て、小説にしているので、宮城谷さんと同じくだんだん嵌っていく感じです。
人物に興味があるのですか。
わたしもそうかも。
夏目漱石のは金持ちが多いですよね。
太宰治は変人みたいなのが。
城山三郎さんですか。読んでみたいと思います。
どうもありがとうございました。。
No.9
- 回答日時:
レイモンド・カーヴァーです!村上春樹を読む人なら1度は目にしたことがあるかもしれませんが(すべて村上春樹訳のため)、素敵な短編小説を書く、素敵な作家です。
文体は読みやすく、書かれていることは日常生活のちょっとした奇妙なことばかりですが、深い印象が残ります。しかしカーヴァーは残念ながらもう亡くなってしまいました。最近のことです。彼は若い頃アルコール中毒者だったり、ひどくお金に困ったことがあったらしいです。そしてその頃のことを書いたろくでもない人物による作品もいくつかあります。本来言葉が持っている微妙な力を味わうことができると思います。「愛について語るときに我々の語ること」をお勧めしたいんです。4人の男女がタイトルそのままに愛について語っているんですが、不完全な人間がリアルに書かれてますので、その愛についての話と言うのも当然不完全なわけで、残酷で、それでいてシュールでなかなか読みごたえのある作品です。天気が良い日曜日の夕方の暇な時間にでもスラッと読んでみてください。詳しくありがとうございます。
スラッってところは春樹さんににてるんですかね。
読んでみたいと思います。
どうもありがとうございました。
No.7
- 回答日時:
ふとしたきっかけで読み始めた「福永武彦」が高校生の頃から好きで,読みつづけています。
文庫本などは,絶版になっているものが多く,現在,入手可能なものは,さらに少なくなっているかもしれません。何時も,気に入った作家は一挙に何冊も買って読むのですが,「福永武彦」の本は,もったいなくて年に1冊づつしか読んでいません。「福永武彦」は,マイナーな作家だと思うのですが,文章が非常に静かで,理知的な感じがして,個人的にはしびれてしまいます。特に「草の花」「忘却の河」の2編の恋愛小説は,繰り返し読みました。
「忘却の河」をちょっとだけ内容を説明すると,連作短編となっており,短編の主人公が異なっているのですが,それらの主人公にまつわる恋(愛)の話が最期にひとつに繋がるという内容です。静かな雰囲気で淡々と話が進んでいきます。
蛇足ですが,「福永武彦」は,怪獣映画「モスラ」の原作も共同で執筆しており,また,別のペンネームで探偵小説も書いています。
さらに,蛇足なりますが,芥川賞作家「池澤夏樹」は,「福永武彦」の息子です。
No.6
- 回答日時:
「山本周五郎」です。
高校の卒業を控えた心ここにあらずの頃、現国の先生に「1人の作者の本を全作読んでみることを薦める。そこから作者の人生観が見えてくる。それが自分を見つめるのに役立つから是非するように、誰の物でも良いが誰か示してくれと言われたら山本周五郎を薦める。日本人であることを改めて認識するよ」と言われました。
読みでがあって、泣きでもあって、言葉遣いが移っちゃって、でも良かったです。
すっかりメジャーになっちゃったけど、最近では「浅田次郎」
はちゃめちゃなのに泣かされたり、電車の中で吹きだしたり、1人の作者?ってほどジャンルが色々なのに、どれも登場人物の切ないほどの優しさが心地よいです。
1人の作者の作品をたくさん読む。
たいへんそうですね。
でも、そうゆうことから得られる物ってけっこうあるのですかね。
山本周五郎さんですか。読んでみたいと思います。
どうもありがとうございました。。
No.5
- 回答日時:
(⌒∇⌒)ノずばり。
赤川次郎さん。私は彼一筋です。
彼の小説は文章がわかりやすく、おつむの悪いおいらでも簡単に理解出来るし、その為物語に簡単に引き込まれます。
それに、キャラクターの性格(特に女性)は個人的に大好きです。
随所にお茶らけが入っているのも、好きですね~
あくまでも私の意見です。
赤川次郎さん。
たくさんの作品がありますね。
キャラクターの性格といえば、村上春樹さんの作品の人物にとっても惹かれます。
今度読んでみたいと思います。
どうもありがとうございました。。
No.2
- 回答日時:
内田百ケン(ケン:もんがまえに月)が好きです。
個人的には 定番『百鬼園随筆』『阿房列車』が好きです。
百ケンは、映画「まあだだよ」(監督:黒澤明 主演:松村達雄・井川比佐志・所ジョージ 他)に出てくる「先生」のモデルにもなった人物で...私がとやかく言うよりも参考URLを見てください。
この頃は、新潮文庫からも出版されるようになったようですが、やはり百ケン先生の本はオリジナルの旧かな使い版で読んでもらいたいです。
参考URL:http://www.shinchosha.co.jp/bunko/horidashi/html …
参考URLみさせていただきました。
内田百ケンさんの作品も読んだ事がないので読んでみたいと思います。
失礼かも!?自由党の吉田首相ににてましたね。
どうもありがとうございました。。
No.1
- 回答日時:
私が好きなのは、ドイツのヘルマン・ヘッセです。
とてもロマンチックで感動的ですよ。
機会があれば、新潮文庫からでてる「メルヒェン」という本を読んでみてください。最もヘッセらしい作品だと思っています。
ヘッセを読んでからというもの、私はロマンティストになってしまいました。ヘッセは雲をこよなく愛した詩人でした。白い雲をあるときは恋人に例えたり、流れ行く雲が自分を故郷へと誘ってくれると信じたり。とても素晴らしい。なお、ヘッセの小説は感動的ではあるにしろ、それを重視するあまり、楽しさに欠けるかもしれませんが。
ヘルマン・ヘッセですか。
きいたことがなかった!!
はずかしい!!
詩人のかたの作品はあまり読んだ事がないので読んでみたいと思います。
どうもありがとうございました。。
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