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トーテムポール出力のTTLを2つワイヤードOR接続すると、過大電流によりトランジスタが壊れてしまうとありました。

ではトーテムポール出力のICとオープンコレクタのICをワイヤードOR接続したらどうなるのでしょうか?

詳しく説明していただけると嬉しいです。

A 回答 (3件)

壊れますね。

図1で、トーテムポール側の Tr1 がONで Tr2 がOFF(出力はHレベル)のとき、オープンコレクタ側の Tr3 がON になったら、Tr1 → Tr3 に大電流が流れるので、どちらか(あるいは両方)のトランジスタが壊れます。図2はトーテムポール同士を接続した場合、図3はオープンコレクタ同士を接続した場合です。トランジスタが壊れないのは図3の場合だけです。

  Vcc
  │
 ─Tr1(ON)  大電流 →
  ├─────────┐
 ─Tr2(OFF)     (ON)Tr3─
  ┷             ┷
  GND            GND
(トーテムポール)  (オープンコレクタ)

【図1】 トーテムポール出力とオープンコレクタ出力を接続した場合

  Vcc                 Vcc
  │                  │
 ─Tr1(ON) 大電流 →   (OFF)Tr3─
  ├────────────┤
 ─Tr2(OFF)         (ON)Tr4─
  ┷                  ┷
  GND              GND
(トーテムポール1)   (トーテムポール2)

【図2】 トーテムポール出力同士を接続した場合

  Vcc           
  │            
  R   小電流 → 
  ├────────┬────────┐
 ─Tr1(ON/OFF)  ─Tr2(ON/OFF)   ─Tr3(ON/OFF)
  ┷            ┷            ┷
  GND          GND          GND

【図3】 正しいワイヤード接続(オープンコレクタ同士の接続)
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この回答へのお礼

詳しく図までつけていただいてありがとうございました。

お礼日時:2007/05/28 23:41

こんにちは。


トーテムポールがHでオープンコレクタがLの時、トーテムポールの上側のトランジスタから流れる電流は、オープンコレクタに流れ込みますが、オープンコレクタ側の出力はLなのでトランジスタはON状態になっており、電流の制限がかかりません。

従ってトーテムポールの上側のトランジスタ、オープンコレクタの2つのトランジスタがオーバーロードします。
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この回答へのお礼

回等ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/28 23:42

> ワイヤードOR接続すると、過大電流により



状況説明が少し足りません。

トーテムポール出力とは、High 側のスイッチと Low 側のスイッチの両方を
持っているので、
2つ(以上)の出力を繋いで、一方を High 出力, 他方を Low 出力させると
大きな電流が流れ、ストレスをかけてしまいます。
現実にはある程度の抵抗値を持っていて0Ωではないことでもあり、
壊れてしまうことは殆どありません。

少し脱線しますが...
理屈の上では Low 出力と High 出力が競合しないように、
いつも同じ動作をさせるなら問題なさそうに思いがちですが、
僅かな特性の違いにより(伝播遅延時間に差があるなど)
まったく同じ動作の保証がないため、普通はそのような設計は行いません。
ただ、C-MOS 構造の論理回路出力は、同じパッケージ内に限っては
(つまり同一チップ上なので、動作特性がそっくりなので)並列に接続して
駆動電流をかせぐ使い方が許されています。

> ではトーテムポール出力のICとオープンコレクタのICを
> ワイヤードOR接続したらどうなるのでしょうか?

オープンコレクタ出力とは、 Low 側のスイッチのみを持っています。
オープンコレクタが Low 出力で トーテムポールが High 出力だと
競合して先の例のように大きな電流が流れてしまいます。
これ以外の出力パターンなら、一応競合はしません。
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この回答へのお礼

回等ありがとうございました、

お礼日時:2007/05/28 23:42

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