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夏のオープンキャンパスで、水エマルジョン燃料の研究を見てとても興味を持ちました。
重油や軽油・廃油などに細かい水滴を加えて燃焼させると、燃焼効率をあげることができ、
また燃えカスや窒素酸化物の生成を抑えることができると聞きました。

軽油を利用した水エマルジョン燃料でディーゼル車(トラックとか)は実際にもう走っているのでしょうか。
また、素朴な疑問なのですが、ガソリンに応用して、
ディーゼル車以外の自動車で利用することはできないのでしょうか。
日本中の車の排気ガスがきれいになれば、どんなにいいかと思ったのですが・・・。

まだまだこれから発展の余地のある研究なのだと思いますが、
今後水エマルジョン燃料が普及していくために必要なこととはどんなことなのでしょうか。

素人なので、トンチンカンな質問だったらすみません。
ご回答よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

なかなか鋭い質問ですね。


水エマルジョン燃料は色々な方法で製造されます。
その効果は燃焼温度を抑制することで、空気中の窒素を有害な窒素酸化物にまで酸化することを抑制するのです。

ガソリンエンジンはガソリンをガス化し空気と混合してエンジン内で点火爆発させる構造ですから水エマルジョン燃料では水の気化が困難なので使用に適しません。

ディーゼルエンジンは燃料をシリンダー内に噴射、圧縮しその時の内部発熱を利用して爆発させるので水エマルジョン燃料の使用が可能なのです。

これから必要な改良研究はエンジンの構造を燃料噴射式に変更する工夫でしょう。  また水エマルジョン燃料の安定性を増すことも必要です。

この回答への補足

丁寧なご回答をありがとうございました。

ガソリンエンジンとディーゼルエンジンとでは、燃焼のシステムが違うために、水エマルジョン燃料は適用外なのですね。
そんなことも知らなくて恥ずかしいです。
でもわかりやすく説明していただいてありがとうございました。

これからの課題ということで、安定性ということをあげられていましたが、
それに関して、質問をさせて下さい。

現在の水エマルジョン燃料というのは、どのくらいの時間、水と燃料が混ざった状態を維持できるのでしょうか。
ガソリンや灯油のように、できあがった燃料として、長期保存し流通することは不可能なのですか。
特殊な装置(燃焼装置?)で、水エマルジョン燃料を製造しながら、同時に燃焼させるという形式でのみ使用できるということでしょうか。

・・・説明が下手ですみません。
もしできたら、大学の工学部に進んでこういう研究をしてみたいと思っています。
ネットでもいろいろ調べてみたのですが、自分には少し専門的すぎてわからないところが多く、初歩的な質問ばかりで恐縮です。よろしくお願いします。

補足日時:2007/09/25 20:39
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 私の会社の大型トラックは2年前から水エマルション燃料で走っています、乳化剤の選択で苦労をしましたが今では分離もせず安定した燃料ができています。


 今後の課題は真冬時の凍結です、私の住んでいる場所は北関東なので冬場は氷点下まで下がります、実際に走行中に凍結してしまい立ち往生してしまった経験もあります。なので今シーズンは凍結防止剤を添加しようと考えていますが、まだ良いものが見つかっていません。

この回答への補足

実際に水エマルジョン燃料を使っていらっしゃる方から回答をいただけるとは思ってもみませんでした。ぜひ補足質問させてください。

・現在の水エマルジョン燃料というのは、どのくらいの時間、水と燃料が混ざった状態を維持できるのでしょうか。
・ガソリンや灯油のように、完成された燃料として、長期保存し流通させられるものではないのでしょうか。
・特殊な装置(燃焼装置?)で、水エマルジョン燃料を製造しながら、同時に燃焼させるという形式でのみ使用できるということでしょうか。
・innami1様の会社のトラックは、水エマルジョン燃料を使っていらっしゃるということですが、そのためにはかなり大幅なエンジンの改造が必要でしたか。
・凍結防止剤の良い物がみつかっていないとのお話でしたが、市販のもの(ガソリン用?)が使えるのですか。それとも水エマルジョン燃料用の特殊なものがあるのでしょうか。

初歩的な質問ばかりですみません。ぜひお時間あるときに教えて下さい。よろしくお願いします。

補足日時:2007/10/11 20:27
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