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ピアノ歴15年で、3年前から独学で練習しています。

ものすごく初歩的なことなんですが、ピアノで音に強弱をつけるにはどんな事に注意して弾けばいいのでしょうか。

自分でも思っていたのですが、先日母に私の演奏について聞いてみると「強弱があんまりないような気がする」とハッキリ言われ、とてもショックを受けました。

弾いている時に、”この部分はこんな風に弾きたい”というイメージは頭の中にあるのに、それをうまく表現できなくて、とても歯痒い思いをしています。
特に、クレッシェンドやデクレッシェンドを多用している楽譜ではそれを表現するのに四苦八苦してしまいます><

ピアノを置いている部屋が狭く、冬で締め切っていて音が篭るために、強弱がつけにくい(?)ような気もするのですが、それも関係していたりするのでしょうか。

みなさんが何か気をつけている事があれば教えてください。
お願いします!!

A 回答 (5件)

ピアノの音の強弱というのは、単に音が強い(=大きい)、音が弱い(=小さい)ではないと思います。


私がピアノの先生によく言われる言葉ですが、特に弱い音というのは、小さい音なのではなく、遠くから聞こえてくる音だと言われます。単に小さい音を出そうとすると表面だけをなぞったような芯のない音が出てしまいます。そうではなく、芯はあるのだけど、遠いところからかすかに聞こえるような音が譜面でのピアニッシモに近いと思います。もちろんそこには、その曲にあった「愛らしさ」とか「不気味さ」とかの情感もプラスされなければいけませんが。
逆に強い音というのは、太い音であったり重い音であると思います。(もちろん曲によっては全然違う時もありますが)これも指先だけで音を出そうとすると難しいです。肩から先の腕全体(場合によっては上半身全体)の体重をその音に乗せるつもりで弾くと重い音が出せます。あ、ただ、その時に上半身を倒れ込ませてはいけません。特に和音で低音と高音を同時にフォルテッシモなどで弾く時は(クライマックスなど)ピアノ全体を抱えこむ気持ちで弾くと簡単に出たりします。

あと、曲全体を見渡してみて、この部分はオーケストラで言うと、この楽器のイメージで、こちらはこの楽器のイメージで、と考えるといろいろな音色を比較的簡単に出す事ができると思います。特に、もともとはピアノ曲だけどオケに編曲されている曲をオケ版で聴いてみるとメロディのイメージが広がります。

また、いくらピアノやフォルテと書いてあっても、伴奏もメロディも同じ音量で弾いていてはただうるさいだけ、小さいだけになってしまいます。和音でもそうです。例えばピアノの中でもどの旋律が一番大事で、次にその旋律を支えている伴奏(多くはバスの音)の旋律はどれで、それらに華を添えている音はどれなのか…と考えていくと1拍の中にも強い音と弱い音があるのがわかるかと思います。特にピアノの部分は主旋律以外を控えめにさせるだけでピアノに聞こえてきます。曲全体を見渡す事も大事ですが、1フレーズの構成を考える事も大事です。

長くなるので説明は避けますがペダリングを変えるだけで印象がかわって強弱が変わってくる事もあります。

色々と長々と書きましたがそういう私もまだまだ発展途上です。お互いに頑張りましょう。
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この回答へのお礼

うんうんと納得することばかりでした…!
単に強弱をつけるといっても、その弾き方によって聞こえ方がまったく違うんですね。それに、これからは曲ごとの印象を大事にしようと思いました。

>単に小さい音を出そうとすると表面だけをなぞったような芯のない音が出てしまいます
これはいつも気になっていたことでした。
こういう弾き方をしていると手自体もへなへなしてしまって、音は小さくなるにしても本当にこれでいいのか不安だったんです><解決してすっきりしました。

>この部分はオーケストラで言うと、この楽器のイメージで~
とても参考になります…!オーケストラ版のCDを聞いてみればだいぶ弾きやすくなりそうですね。今まで、どんな楽器かなんてまったく関係なしに弾いていた気がします^^;

この質問をして、私の欠点が徐々に見えてきました。
やっぱりピアノの先生についてもらうのが一番ということもわかりました^^;
詳しく説明してくださってありがとうございます!!

お礼日時:2008/01/05 00:48

まず、曲の強弱についてですが、これを明確につけるためには、曲全体を理解していなければいけません。


曲の強弱は相対的なものなので、ここはフォルテだから強くとか、ピアノだから弱くではなくて、あくまで曲に対して自然な強弱がついていなければいけません。
さらに、楽譜自体には書いていなくても、自分なりの解釈を加えて強弱を変化させる必要があります。
質問者さんは「こんな風に弾きたい」というイメージを持っているようなので、あとはこれを実行できるようになればいいわけですね。

具体的な方法ですけど、まず簡単なのは、左手の伴奏のみの強弱変化を身につけることです。たとえ右手の旋律が同じ用に弾いたとしても、伴奏部分の音量を変化させることで、格段に変化します。(ただし、あくまで旋律が聞こえなければいけません)
たとえこれだけでも、だいぶ曲に変化を与えられるはずです。(ただ、この方法はペダルを使っているときは効果が高いのですが、使っていないときは、旋律と伴奏がごちゃごちゃして聞こえる可能性があるので注意しないといけません)
また、自分の演奏を録音して、具体的に自分の演奏がどのように聴こえるのかを知ることも大切だと思います。(案外、弾いている時と聴いている時の自分の音は違って聴こえるものです)
また、CDなどのプロの演奏を聞いてどのように音量を変化させているのかを研究することも大切だと思います。一番いいのは自分がこの演奏と同じような演奏ができるようになりたい、という目標とする演奏者を見つけることです。

どうしても、強弱がうまくつけられないようなら、自分のピアノがどこまで小さい音を出せるのか、どこまで大きな音を出せるのか、というピアノの強弱の限界を調べてみるといいと思います。
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この回答へのお礼

お返事が大変遅くなって申し訳ありません。
パソコンが故障してネットができない状態でした><

丁寧なご回答、とても参考になります。私は今まで、左手の伴奏が自然に大きな音になって右手のメロディがよく聞こえなくなる事が多かったのですが、改めてそれをしっかり直すべきだなあと思いました。

録音機能つきのデジカメを買ったので録音もしてみたのですが、ymt314さんの仰る通り自分がイメージしていた演奏とは程遠いものになっていて、またまたショックを受けてしまいました。。でも、今回のみなさんからの助言を頼りにがんばろうと思います。

非常にわかりやすいアドバイスをありがとうございました!!

お礼日時:2008/03/02 14:28

NO.1の回答者の訂正も兼ねてご回答します。



フォルテは前後に弱い分があってこそ引き立つもので、要はその曲の中での相対の問題であり、絶対的な音量は関係がありません。>>>

前後に弱い部分がない場合のフォルテについてはどうなるんでしょうか??フォルテの小節が続いても曲面は違うことは良くあります。
実際どのくらいの音の強さ弱さで弾かなくてはいけないということは明記されていないので、イメージや表情的な部分を表記していると思ってください。
一曲を通してどの部分を表現強くどの部分を弱く等、全体を通しての流れを読み自分で表現することが重要になります。なのでその目安だと思ってください。


「アクセント」というのは、「強調・その音だけを強く」と説明されていますが、「その音だけを強く」ということは、「それ以外を弱く」ということに他ならないのです。>>

違います。よく弾きなれてくると勘違いしがちな点です。
アクセントを目立たせるために周りを弱く弾いてしまいがちですが、アクセントの周りを弱くするのではなく、全体を見渡してアクセントの部分に見合った音量調節をするということです。
なのでフォルテとピアノが混同した曲を弾いた場合に、ピアノのところあるアクセントはフォルテと同じくらいの大きさ、フォルテにあるアクセントは一番強く弾きたいのでそれに見合った大きさでフォルテを弾く....そんな感じです。

あるピアノの名人がいて、その人は、8小節にも亘る長いクレッシェンドを完全に表現し、その完璧さは聴衆がクレッシェンドに気が付かないほどであった!」というものです。>>>
これは下手ということではありません。上記の通り完璧に弾いたのでしょう。
NO.1の方もそうですが、あまりに抑揚をつけてやりすぎると、聴衆がそれに耳を疑うというかあれと...抑揚に耳がのってしまい心地よく聞けないという場合があるんです。(表現しにくいですが...)
曲を聞かせるという事において、いかに譜面通りに音が強くなった弱くなったをわからせるものではないと思います。
なるべく滑らかに音を大きくした方がいいんだとご自身もいっております通り、習ってきたからならではそう思うんだと思います。
それでいいですよ。全てが全て滑らかにしたほうがいいとは言えませんが、心地よく聞かせるためにはとても大事なことです。
心地よく聞けたからこそ、完璧に弾けたからこそ、心地よくわからないほど耳に入ったのでしょう。

曲を小節ごとに見るのではなく、全体を見渡しどこを中心にもってくるのかな、どのようなイメージの流れを作って表現していこうかなとか考えていき、その上で譜面上の指示や記号に従いながら弾いていくといいと思いますよ。

クラシック等ももいいですが、情景が浮かびにくいこともあると思います。
なので、好きなドラマや映画の曲でも弾きながら表現方法を自分なりにやってみるのも良いかなと思います。

頑張ってください。
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この回答へのお礼

丁寧に解説していただいてとても感謝してます、ありがとうございます。
自分で質問しておきながら多少混乱してるので、意味がわかりにくくなっていたらごめんなさい(汗

>全体を通しての流れを読み自分で表現する<
そうですね。楽譜の中の強弱記号って、かなり感覚的になる部分もあるんじゃないかと思いました。フォルテとフォルティッシモの違いと言われても、それぞれ曲やその部分によって表現は違ってくると思うし、厳密に強さの尺度が決まってるわけでもないので自分の感覚に頼る、というか自分なりに表現していく部分もかなり多いはずですよね。

>曲を聞かせるという事において、いかに譜面通りに音が強くなった弱くなったをわからせるものではないと思います<
NO.1の方のおっしゃっている事も踏まえて自分なりに考えてみたのですが、要は聞いてくれる人に自分がどう伝えたいか、ってことですよね。ハッキリ強弱がついている事を感じ取って欲しい所があれば、そこはそう聞こえるように弾けばいいと思うんですが・・
その場合は「強弱法」という観点から、強弱がちゃんとわかるように他の音とも調節して弾くという風に解釈しました。私はその技術が不足しているわけですね;

それで、曲全体としてはID-myselfさんのご意見のように、イメージの流れを作ってどう表現するかを記号にも従いつつ、自分で掴んで弾いていくということで。私は癒し系の曲が好きで、聞く側も弾く側も和めるような曲をよく弾くので、全体が流れるように、それこそ心地よく聞こえるようになる事が目標といってもいいと思います。なのでとても参考になりました^^

映画の曲等にも実はちょっとずつ挑戦しています。
そういうのを積み重ねていって、もっと表現が豊かになるようにがんばりますね。
親身になって答えてくださって、ありがとうございました。

お礼日時:2008/01/03 19:20

 ワードメーカーです。


 もう演奏できるようになったら、
 生演奏の場に、参加したらいかがでしょうか?
 ジャムセッションなど、音楽を演奏するだけでなくて、
 生演奏を聴くのも、すごく勉強になります。

 基本の音が出るようになったら、どんどん、同行の人の集まりなど、参加して演奏ましょう。

 テクニックを磨く、練習の方向も見えてくると思いますよぉ~

 
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます^^

プロの人のコンサートには2回程行った事があります。
でも、集まりに参加するというのは考えたことありませんでした!そうですよね、人に聞いてもらって感想をもらえば自分にプラスになること間違いなしですよね。

ピアノ歴15年といっても受験等で少しブランクもありましたし、まだまだ未熟者なので、いろんな経験を積んで上手く弾けるようになりたいです。
何か参加できるような集まりがないかどうか、これから探して見ます。
役に立つご意見ありがとうございました!!

お礼日時:2008/01/02 22:13

デュナーミク(強弱法)の問題だけで言えば、強弱の表現を豊かに感じさせるには、ピアノ(弱い)部分をより弱く上手に弾くことを心がけることが大切です。

フォルテは前後に弱い分があってこそ引き立つもので、要はその曲の中での相対の問題であり、絶対的な音量は関係がありません。
例えば「アクセント」というのは、「強調・その音だけを強く」と説明されていますが、「その音だけを強く」ということは、「それ以外を弱く」ということに他ならないのです。ただ、「ピアノ」には、物理的に弱くという意味以外に、「優しく」「柔らかく」「可愛さ」というニュアンスのときもあれば、逆に、「無気味静けさ」というような表現を要求している「ピアノ」もあります。それについては曲想によってタッチやアーティキュレーションで弾き分けてください。とりあえず音量的にはおおげさに弱く弾くということを心がけてください。
また、クレッシェンドは、頂点のネライ点をよくにらみ、そこに表現の中心が来るように意識し、その直前までは気持ちを込めず、音を大きくしないことです。表現の下手な人は、早く音を大きくしていきすぎて、肝心の頂点付近では水平飛行になっているので、クレッシェンドした感じにならないのです。5cmにわたるクレッシェンドでは、最初の3cmは何もせず、最後の2cmで音を大きく持っていけば劇的なクレッシェンド表現になります。また逆にデクレッシェンドは、出だしの3cmは強さを保ったままにし、そこから急激に弱くすれば、「ああ小さくなったなぁ・・・」と感じさせることができます。判ってくれば、微妙な旋律の上行・下降にも対応したクレッシェンド・デクレッシェンドが自然とできるようになり、表情豊かな演奏をすることができます。
リタルランドも同じですよ。最後でグッグッグっとブレーキが来るようにして最後の一音はうんと遅らせるという感じが大切で、ブレーキを早く掛けすぎると最後まで持ちません。こんな笑話があります。「あるピアノの名人がいて、その人は、8小節にも亘る長いクレッシェンドを完全に表現し、その完璧さは聴衆がクレッシェンドに気が付かないほどであった!」というものです。「聴衆がクレッシェンドに気が付かない」ということは、クレッシェンドしていないのと同じということで、以下に表現が下手くそであったかということです。多くの人に気づかせること・感じさせることが工夫のしどころなのです。
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この回答へのお礼

早速ご回答ありがとうございます。
質問してよかった~!と感動に浸ってしまいました。。

>音量的にはおおげさに弱く弾く
ほんとうにその通りだと思います。自分では弱く弾いているつもりでも、客観的に聞いてみるとあまり他の所との差がわからなかったりしますよね。私は大部分が自己満足で終わっていたようです(´_`;)

>早く音を大きくしていきすぎて、肝心の頂点付近では水平飛行になっているので、クレッシェンドした感じにならない
これはまさに私のことです!!!適確なアドバイスで一気に目が覚めました。なるべく滑らかに音を大きくした方がいいんだ、となぜか思い込んでいて、そのように弾いてしまっていました。自分では強弱つけてるはずだったのに、周りにはそう聞こえていなかった訳がよくわかりました。

ピックアップして書きましたが、このお返事全てがとても勉強になりました!専門家の方ということで、今は独学でしかやっていない私にはとってはとても有り難いことです><
それと同時に、やっぱり先生についてもらって練習するのが理想的だなぁと思いました。こんなドンピシャなアドバイスを日々貰えていたらどんどん上達できそうです!
とにかく感謝しています。ありがとうございました!!

お礼日時:2008/01/01 15:54

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