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なぜ金管楽器に真鍮をつかうのでしょうか?
逆に言えば、真鍮でつくる楽器がなぜこんなに広まったのでしょうか?
加工しやすいからでしょうか?
だれか知っている人教えてください。

A 回答 (5件)

こんばんは^^



物理的に考えると、音に影響があるのは管の
材質ではなく管体内面のなめらかさ、なんですが、
もちろん多少は管自体も振動しますし、材質に
よる音への影響や吹奏感の違いというのは無視
できないと思います。
ただフルートもそうですが、純金製や純プラチナ
製などの超高級材料の良さというのは相当に熟達
した人間でないとわからないですし、純金の楽器
は重いのでよく鳴らないという面もあります。
なんといっても高価でおいそれとは買えません。
メーカーも、年に何本も売れない純金製を作る
より、安価で手の出しやすい材料を選ぶでしょう。

つまり、万人向けでバランスのとれた材質が
真鍮だった、というところでしょうか。
加工のしやすさ、入手しやすさ、吹奏感そして
音色のバランスがもっともよいのが、真鍮なのでは
ないでしょうか。

ちなみに、緑青は無害です^^;
http://doukan.jcda.or.jp/rokusyou/rokusyou.html
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こんにちは。

トロンボーン吹き(アマチュア)です。

私にとっても興味深いご質問でしたので,いろいろと調べてみたところ,金管楽器の歴史に関して,次のようなサイトが見つかりました。信憑性のほどは私は判断できませんが,まずまず合理的な説明だと思います。

http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tpnoma/trp/re …

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9% …

「ラッパ(材料が金属であるかどうかは問わない)」という楽器の起源としては,その辺に落ちていた管(たぶん,動物の骨か,貝殻?)だということらしいです。その後,材質が真鍮に落ち着いた経緯は,調べても結局よく分かりませんでしたが,おそらくは質問者さんがおっしゃる加工性の他,#3さんがおっしゃっているような所が総合的に判断されての事だと思います。

奏者からの視点での個人的な意見としては,やはり音色のバランスの良さが重要なポイントになったのであろうと思っています。高級フルートでは一般的な純銀,金,プラチナなどを使った楽器が金管には存在しないのは,音色の問題もあると思います。
*もちろん,値段や重量の問題もあるでしょうが,本当に音色が優れているならば,コストや使い勝手度外視の製品もあって然るべきだと思います。

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以下余談ですが,バルブなどの磨耗部分は,真鍮(銅+亜鉛)ではなく,洋白(ニッケル+銅+亜鉛)という材料を使うのが一般的です(おそらく,硬さの問題)。また,一口に真鍮といっても様々な種類があり,各社,求める音色に応じて,材料に工夫をこらしているようですよ。一般的には,銅が多いと柔らかく深い(やや暗い)音色になります。
また,やはり音色上の要請から,真鍮以外の材料を使う場合もあります。例えば,スターリングシルバー(銀+少しの銅)という材料を使うと,ブリリアントな音色になり,ポピュラー系に向いた音色になります。
さらに,仕上げ(ラッカーを塗る,銀めっき,金めっき,なにもしない,など)も音色に影響します。
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管楽器にふさわしい材質特性として、


1.適度な延性があること。
2.加工が容易であること。
3.安価であること。
4.腐食に強いこと。
5.メッキの乗りが良いこと。
6.はんだ付けやロー付け等の後加工が容易なこと。
7.音響的に適度な内部損失を持つこと。
8.毒性のないこと。
と、ちょっと思い浮かんだだけでもこれだけあります。(まだ項目はあると思います)

こうした特性の大部分を満たせる材質として、真鍮が選ばれているのだと思います。
たとえばフルートの材質にはアルミニウムが音響的に理想的だという書物があったのですが、同時に上の4と6が圧倒的に弱いので採用されないとありましたよ。
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音質もあるんじゃないでしょうか。



硬い金属だったら、共鳴音は乾いた感じ(高音)になると思いますよ。
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おっしゃる通り、加工のし易さのような気がしますね。

銅だと軟らか過ぎて、ちょっとぶつけても変形してしまうだろうし、錆も酷いでしょうし、緑青は体に悪いし、、(軟らかい)鉄も錆易さと重さから敬遠されてしまうような気がします。

鉄類も硬い部類だと加工がたいへんそうですし、上記のようなデメリットもあるし、、

ただ現在の加工技術をもってすればチタンやアルミ、ステンレスなどの金属でも作れそうですね。ガラス製のトランペットなんてありませんでしたっけ?

ただ音色や響きの加減で、奏者の選択肢には入らないのかもしれませんね。あぁ、製造コストなんかも考えると価格もたいへんな事になってしまいそうですしね。 (^ ^ ;;;
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