初めまして。
大学一年で、理学部の者です。
哲学の講義に於いてディペートを行いました。
テーマは「『神』は存在するのか?」
哲学の基礎知識が無い人学生ばかり集まっていた(?)ので、後半はテーマとは違う方向になってましたが、汗。
神は存在する→科学的に存在しないことを証明されていない・無限者なので、発見されない
神は存在しない→科学的に証明されない・(コスモスの)世界に「神」という言葉が存在していること自体が否定そのものではないか?
自身としては、神の存在を否定する側です。
神は存在するのでしょうか?
また神は存在しないのでしょうか?
勿論、神は存在する・しないの問題ではなく、信じる・信じないの問題とは思いますが。
無知者なので、(自分で調べても)分からない用語があれば質問する場合がありますので(その時は、解説を御願いします)。
No.12ベストアンサー
- 回答日時:
ANo.4です。
>>キリスト教の国々が「科学」という「概念」を生み出したのも忘れてはならない事実ですね。
> 失礼な質問をしますが、何故忘れてはならないのですか?
と、新たな疑問を提示していただいたようなので、私なりの回答を。
「神がいるか・いないか」という議論は、キリスト教世界で科学革命や近代哲学が進むなかで戦われる議論となりました。
当然、キリスト教社会で戦われている議論なので正確に言うならば、「キリスト教が想定する全知全能・唯一絶対の神はいるか」という事になるんです。
キリスト教社会から見れば、日本は「無神教の国」なんですよ。
日本にいる「八百万の神」は、「神様」じゃないんですよね。
でも、日本人はその事に無自覚ですね。
なんで、「神」という概念が知らず知らずに「キリスト教」という一つの宗教の上に立っている事に気付かず議論してたりする。
これと同じように、「近代科学」という概念も「キリスト教」の中で醸成されたものです。
でも、この「科学という概念」が実はとてもアヤフヤなモノだという事に自覚的な人は少ない。
で、「科学」という名が付けば無類の信頼を置いてしまう。
その事が、所謂「疑似科学」の蔓延の原因だとして、再定義しようとする動きもありますね。(「論理実証主義」や「カール・ポパーの反証可能性」など)
もともと「(近現代)科学」というのは、「(キリスト教の)神が作った世界を知りたい」という欲求から始まっています。
ベーコンだって、ガリレオだって、ニュートンだって、みんなキリスト教徒です。
でも、「科学」が進んでいくと「聖書が教える世界」と食い違いが生じ始める。
当然、「聖書が嘘だった」なんて事になったら教会にとっては根幹が揺らぐことになる。
そこで、「科学」は「悪魔の術」として禁止してしまった。
でも、人間の欲求は抑えきれずについにはニーチェに「神は死んだ」って言われるまでになってしまった。
いずれにせよ、「現代の科学」というのは「キリスト教」と密接に関わっているんです。
もちろん、それ以前にも洋の東西を問わず「科学的なモノ」はありました。
まぁ、一番良い言葉は「哲学」ですけど。
でも、「科学」は無かった。
「科学」というのは、近代キリスト教社会で生まれた概念なんです。
当然、無意識的に「キリスト教の思想」が入り込んできている。
別に、それ自体は善い・悪いというのは無いと思いますけど。
まぁ、「科学的世界観」は「キリスト教的世界観」と密接に関わっていると言うことです。
と、少し横道にそれた気がしますが、参考になれば幸いです。
>「神」という概念が知らず知らずに「キリスト教」という一つの宗教の上に立っている事に気付かず議論してたりする。
確かに、ありますね。
科学の根源が「宗教への問い掛け」ということでしょうか。
宗教があると(逆の立場があるからこそ)、科学・哲学が発展していく。
そういう意味では宗教は必要不可欠な存在ですね、笑。
丁寧に、時間を割いてまで書いて頂いて、感謝です。
No.17
- 回答日時:
>物質(有限)世界では絶えず、運動を行っているので、無理があります。
>無の世界と言いたいのでしょうが、証明されていないので、不明ですね(そして、それは完全と言えるのか?)。
>(失礼ですが、)論理的に欠陥があります。
前述でも記載したように確かに議論にはなじまないんです。a-0429の反論はもっともです。
でもイメージは伝えたいので追加説明します。
次元を上げて想像するのは、物理的に次元を上げるということです。
縦横高さそれぞれに直行する座標とか、もう一つの時間軸の存在という風な次元です。
そうすると、物質の素粒子の挙動や固有振動やあらゆるエネルギーの形態さえ、時間軸を一気に把握しますから、固定化され変化では無くなくなるというイメージなんです。
たとえば、1次元+時間世界で直線上を正弦運動する点があったとします。
1次元+時間の生物からみるとこの変化は、どう考えても変化です。
しかし、この変化を1次元+時間+1次元生物から見ると正弦波のグラフとなりとなり、もはや変化では無くなります。
そして、2次元+時間+1次元生物からみるとさらに全体を掌握することができます。
そして、3次元+時間の世界での変化は、次元を上げると変化では無くなるということになります。論理的証明はリサランドールにお任せです。
>>直感的に、あなたも神である、転じて、あなたが神であるとなります。
>「完全は『神』が創造した、故に我々も完全な『神』」では無理でしょう。
>人間の肉体(身体)は神から授かったものとされてます。
神の創造主はいない。
神の完全性の帰結から創造主と創造物は一体である。(神の存在を肯定する立場)
なので、
前述のすべての次元の総体が神であると仮定すると、
不完全であるが故にあるいは思考自体も変化であるが故にどう考えても不完全の中に神の存在は認められないという帰結が逆転して、あなたも神の一部であり、ということは、あなたが神であることになります。
時間軸を越えた総体としてのあなたですから自覚はできません。
No.16
- 回答日時:
<<人間以外の動物でも夢を見る。
妄想・夢として『神』があるならば、存在しているのではないか?>>では全ての概念としてあるものは存在するということですね。
つまり個人個人の想定のルール・概念は実際にすべて存在し、それらが混在しながらもあるということでしょうか。
相反するものでも。論理的道徳的に成り立たなくとも。それを全て正しいとも間違っているとも好き勝手に妄想する概念全てが。存在するとw
当然「ない」という概念もありますから…ww
頭の良いこと。
僕には想像もつきません。
<<概念での存在なのですから、物質ではないのですから(『神』は)、前提条件は考える必要は無いと判断しました。>>
それでは「『神』は存在するのか?」自体の論としての、話し合い自体の意味がなくなりそうな感じがします。
『』を無記入にしても同じ事になるのでは。「は存在するのか?」前提条件が無限にあるものについて多数の意見を募ることに何の意味を見出せましょうか。
題材がなくそれが存在するのか?
「何が?」といった答えがまず出るでしょう。
この状態で何か論ずるは論理的理性的に何かかけていると判断されるかもしれません。
「それはね~…だよ!」っておかしいでしょ?
まずテーマを出した人に前提条件を聞くのが対話のはじめだと感じます。
論理的理性的ならば。
No.15
- 回答日時:
科学の探求を続けていくと、何らかの法則性が発見されるのではないかと考えます。
その法則性そのものは因果関係の外にあって、変化するものではないというところにまで探求が進んだ場合、それは人々が待ち望んだ実存するものの証明ではないでしょうか。一方、物質やエネルギーこそが存在し変化しているので、法則性と物質等とは切り離して考えることが出来ない関係であると考えます。
そこで世界は全体として神であって、神であることと神の現われが表現されていると考えます。
>法則性
「自然の斉一性」ですね。
>変化するものではないというところにまで探求が進んだ場合、それは人々が待ち望んだ実存するものの証明ではないでしょうか。
下記にも記〔しる〕しましたが、同じ考えです。
>そこで世界は全体として神であって、神であることと神の現われが表現されていると考えます。
『神』誕生の年数が記載されている様なので、恐らくは、無理があります(宇宙が誕生する前では『神』は生きていない。キリスト教の『神』として)。
やはり、『神』の内容を明確にしないといけない様ですね(当然)。
其処を反省しています。
No.14
- 回答日時:
神は存在する 側で考えてみました。
議論にはなじみませんが・・想像はできます。
次元を2つ上げて想像します。
空間の三次元と時間、そして、これらを一括して積み上げる次元と
さらに下位次元を知覚あるいは創造あるいは自己認識する次元です。さらに上があるかもしれませんが・・・
そうすると、人間が知覚するいわゆる変化、つまり、物質、エネルギー、思考、意識がもはや変化ではなくなってしまうということになります。
なぜなら、縦、横、高さ、過去、未来、力の全体を写真でも撮るかのように一括して認識、記憶する者がいるなら、これらが固定化されるが故に完全が達成されるからです。
いわゆる全知全能、完全、絶対が達成され、それが神となります。
蛇足ですが、あらゆる次元の総体が神であるとするなら、
直感的に、あなたも神である、転じて、あなたが神であるとなります。
>次元を2つ上げて想像します。
次元での説明は、分からないので、恐らくは「人間が物事を認識可能な範囲を越えた場所(=精神)」と考えた方が良いですね。
>人間が知覚するいわゆる変化、つまり、物質、エネルギー、思考、意識がもはや変化ではなくなってしまうということになります。
?(後述)
>なぜなら、縦、横、高さ、過去、未来、力の全体を写真でも撮るかのように一括して認識、記憶する者がいるなら、これらが固定化されるが故に完全が達成されるからです。
物質(有限)世界では絶えず、運動を行っているので、無理があります。
無の世界と言いたいのでしょうが、証明されていないので、不明ですね(そして、それは完全と言えるのか?)。
(失礼ですが、)論理的に欠陥があります(自身の、読解力の問題かもしれないので、分かり易く説明を頂けたら、幸いです)。
>直感的に、あなたも神である、転じて、あなたが神であるとなります。
「完全は『神』が創造した、故に我々も完全な『神』」では無理でしょう。
人間の肉体(身体)は神から授かったものとされてます。
No.13
- 回答日時:
神の概念は人間が作ったものです。
しかし、「万物の創造主、全知全能、そして無限な存在の証明せよ」
ということの議論なら科学的(?)な代用解説として
「ビックバンが起こったことを信じますか?、それを証明出来ますか?」
という設問にして、神を信じないのならそれを否定するしかないかも。
地上で歴史上で一番賢い人間でも、無から何かを創り出すことはできない。(サイババさんにも私は懐疑的)
有限なものを利用して、在るものに再構築したり、ある作用を利用するに留まります。
つまり全体(端がない)で無限(量ではない)という「虚無か混沌した有」かから、有限の物質と時間と空間を同時に創り出せた有能な人間はまだいないのです(居るのか?)。
そういう意味でどんなに霊感や魂の浄化が出来た人も神からすれば無能です。
神は無から万物を造ったのですから。
>ビックバン
証明されていない。
そしてまた、上記の通り、ビッグバンというものは証明されてないですが、ビッグバンが存在しなくとも、宇宙の起源前の時代がある。
創造論者は「(宇宙の起源前に)時間という概念が其処には存在しない。」と口答している、よって創造論者は宇宙の起源前を(必然的に)認めていることになる。
ということで、
>「ビックバンが起こったことを信じますか?、それを証明出来ますか?」
という設問にして、神を信じないのならそれを否定するしかないかも。
というものは全く関係の無いことである。
>神は無から万物を造ったのですから。
その主張には無理がありますね。
神=無限者・混沌的な存在・素材の世界・空間と時間に縛られない
人間=有限者・秩序な存在・言語の世界・空間と時間に縛られる
その無限の『神』が、我々が住む有限世界に『神』として存在すること事態が『神』の存在否定となる。
懐疑論より(詳しく書くと、長くなるので省略)、論破(説明を求めるなら、書きます)。
>有限の物質と時間と空間を同時に創り出せた人間はまだいないのです
時間と空間の知識を得ると分かりますが。
人間が存在することで、既に「時間」も「空間」も誕生していることになる。
ということで、論破。
我々人間の頭の中で『神』という存在はイメージ可能(ただし、動物が生きている「時間」のみ)。
(人間を含む)動物が死滅した瞬間、『神』は死ぬ。
何故ならば、頭で思い浮かべることが不可能になるから(イメージする主体・根源である、動物が死滅しているから)。
『神』は存在しない。
No.11
- 回答日時:
魅力的な回答が寄せられる中
回答でない教科書的なアドバイス?で申し訳ないのですが
哲学の講義の中で「『神』は存在するのか?」を議論する目的は
●神の「存在論的証明」
について学んで欲しいということではないかと思いました。
近代哲学史において非常に重要なトピックだと思います。
これを、この場で簡潔に説明できるほど私は詳しくないのですが、多分
●デカルト ゲーデル 神の存在証明
で検索すると沢山出てくるので
読み込んでいけば概ね理解できると思います。
ちなみに、こんなQ&Aを見つけました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …
さかのぼって読んでいくと、非常に参考になるのではないでしょうか。
教授は何も考えてないと思います、汗。
議論中も見ている(?)だけですし、笑。
好きですが、笑。
>近代哲学史において非常に重要なトピックだと思います
ですよね。
『進化論』がアメリカでは問題になっている様で。
>デカルト ゲーデル 神の存在証明
参考になるキーワードを有難う御座います。
調べてみます。
>http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …
読んでみますね(時間が掛かりそうですね、笑)。
No.10
- 回答日時:
《結論の為の議論であり・・・》とおっしゃっているのですが そうすると 二つの場合が 考えられます。
一つは もともと論証不可能なのだけれど 信じる人と信じない人(存在しないと信じる人)との間で 神を指し示すような比喩や代理の表現によって 出来るだけ 説得力のある議論を 経験科学的に おこなってみようという場合。
いま一つは 信じる人の側では この論証不可能な存在(つまり非存在)が しかも この自然界や人間世界に介入することがあると唱えている。これについて 論証不可能なのだが 出来るだけ 経験科学的に 議論してみようという場合。
前者は 文学や人文科学が 経験科学であるとするなら そのような学問の営為によって あるいは 議論しうるのかも知れません。あらゆる差異を吸収するかのごとく認めこれを噛み砕いて説明する存在(はたらき)などと たとえば言ってみることができるかも知れません。ですが これは 永遠に議論はつづくでしょう。ひまな人びとの余興です。(いや 茶化すわけではありません)。
後者は――結局は同じなのですが―― 自然科学によって解けないことがらとは 一体何かという問いに変わりませんか。科学的にまだ証明されないというのではなくて どこまで行っても 科学による証明は無理だということがらがあるとすれば それは 何かです。むろん 経験現象としてです。
となると まだ 時を俟つということになるのでしょうか。(よく分かりませんが)。
むろん 神とは 経験現象を超えた存在(あるいは 力・はたらき 領域=非領域)のことを わざわざ 想定しているのだと思います。わざわざで止めておけば いいのに さらにこれを 経験合理性で分かるようにと 説明しようとするまでに及んでいるというのが 良心・信教あるいは表現の自由にもとづかざるを得ない人間の歴史ですよね。
あらゆる事象に結論は必要だと思います。
真理を求める為の学問ではないのか?
今思ったのですが、生命(有機物)が死ねば、『神』は存在することは無いですね。
ということで、『神』は存在しない(駄目かな)、汗
No.9
- 回答日時:
五感と思考を六根と呼びます。
そこにそれぞれの刺激があり認識します。
そこで大きな存在になるのが思考です。
この思考は好き勝手に初期データを捏造し妄想します。
ここまではざっくりとした人の構造の分析。
ここから始めれば「神」の概念すら出てきそうにありません。
認識の範囲外は妄想でしょうから。
存在するかしないかですが…
そもそもまずその神の前提条件がなければ何も論ぜません。
何万何億もの神の概念があるでしょう。
どの概念で、それはどのような特徴を定義されているのでしょう。
その前提条件がなければ論じている気分になれても論じることはかなわない気がします。
論理的に道徳的に理性的に。
>妄想します
人間以外の動物でも夢を見る。
妄想・夢として『神』があるならば、存在しているのではないか?
>そもそもまずその神の前提条件がなければ何も論ぜません。
何万何億もの神の概念があるでしょう。
どの概念で、それはどのような特徴を定義されているのでしょう。
これは、議論中に誰かが言ってましたが。
恐らくは、各々(個人)の『神』の概念でしょう。
>前提条件
概念での存在なのですから、物質ではないのですから(『神』は)、考える必要は無いと判断しました。
No.8
- 回答日時:
●神は存在する。
あなたは、あなたにとってあなたとして間違いなく存在している。
そのあなたの存在原因である、あなたの創造主たる神は存在する。
●神は存在しない。
神は不完全であってはならない。完全であるが故に、また、変化は不完全を意味しているが故に、神にはいかなる変化も許されない。したがって、神は、いかなる言葉も物質もエネルギーも発せず時間がない。(裏を返せば、存在は不完全であるからこそ継続して存在している。)
結論は、「神」と「存在」は矛盾するので、神は存在しない。
検証。
神が全宇宙を創造したのか。
完全が不完全を創造することはあり得ない。完全ではなくなってしまう。完全は何をも創造しない。完全だからである。神が存在するなら宇宙も完全な存在でなければならない。
したがって、神は存在しない。
●特異点は存在といえるか
無から発生した宇宙の如く、神は、存在はしないが創造はするのか・・・・・・・・・
神を含め全体が何次元で構成されているのか解っていませんし、
人間が知覚でき想像できる範囲が残念ながら人間知性の限界です。
この限界の外に神が君臨するか否かは神のみぞ知るです。
>「神」と「存在」は矛盾するので、神は存在しない。
無限者の『神』は有限な世界に触れている時点で、やはり存在してないですよね。
>特異点は存在といえるか
未来の科学か、異なる学問が証明してくれると思います。
自分の立ち位置によって、『神』は存在する・存在しないとは、不思議です、笑。
この辺りを、もう少し疑ってみます、汗。
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