
たまたま署名の部分を見ていたら、非常に奇妙な図形が描かれていたので驚きました。
こういうものです↓
http://homepage2.nifty.com/JUN2/PICTURE/sho-haku …
これは花押なのでしょうか。
他の彼の作品にも使われているでしょうか。
いくつか調べてみましたが、ありませんでした。ふつうの花押ふうのものもありました。謎です。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
これは間違いなく蕭白の花押のようです。
1998年に千葉市美術館・三重県立美術館で開催された「曽我蕭白展」の落款で多数確認できます。時によって形は変形してはいるようですけれど。
彼が30歳の時に描いたボストン美術館蔵「久米仙人図屏風」で既に登場し、その展覧会の出品作品中だけでも「人物山水花鳥押絵貼屏風」石水博物館蔵、「小野妹子・迹見赤榑図」上宮寺・三重蔵、「桃蝦蟇図」個人蔵、「塞翁飼馬・簫史吹簫図屏風」三重県立美術館蔵、「林和靖図屏風」三重県立美術館蔵、ご指摘の「群仙図屏風」、「雪山童子図」継松寺・三重蔵、「月夜山水図屏風」近江神宮・滋賀蔵、「富士巻狩図」三重県立美術館蔵、「松竹梅図・楼閣山水図襖」大角家・滋賀蔵、がそれを使っています。もっとも最後の2作品については真作かどうか疑義はあるようですが。
全体に比較的若い30歳前後の作品が多いようです。
そうした中、43歳頃に制作されたと考えられている、おそらくは彼の最高傑作の一つ「月夜山水図屏風」で再び10年ぶりにこの花押が登場していることがかえって興味を惹かれます。
この図形?について、今まで変わった花押だとは思っていたもののそれ程気にはしていませんでした。
おかげで非常に好きな画家の一人である蕭白に新たな研究課題が出来ました。お礼を申し上げたい気分です。
m-taharaさま
懇切丁寧なご教示、ありがとうございました。m(__)m
やはり花押だったのですね。
画集がなく、ウェブ上だけで見られる画像でのみ確認したのですが、運悪くその中には無かったか画像が小さすぎて見分けられなかったようです。
それにしても、どうしてこんな不思議な花押を考えだしたのでしょうか。
また、一旦使うのを止めてからまた用いだしたというのも不思議ですね。
謎の多い画家です。
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