プロが教えるわが家の防犯対策術!

土木屋ですが、急遽地表踏査をやることになりました。
地質図によると領家帯変成岩類および花崗岩類が分布するとの事です。
珪質縞状片麻岩、花崗岩が出るらしいのですが
見分け方のポイントを教えてください。
また地表踏査での重要観察ポイント、平面図上に必須表記事項(走向・傾斜等)
等は何かを助言して下さい。
踏査図は防災工事(落石・崩壊)に使用します。

A 回答 (2件)

以前道路の計画をするのに、「礫、砂、泥」の3つに分けた図面を地質図として出して、相手から大変怒られ最初からやり直したコンサルがいましたが、そのようなことだけはしないでください。


最低「地質・土質調査成果電子納品要領(案)」を読んで、必要な記号等は覚えて表現してください。
片麻岩と花崗岩の違いは、縞々構造が見えたらが片麻岩と覚えておけばいいです。
また現場で見落としてだめなのは、地表の変状(亀裂、湧水、樹木の倒れ等)、転石なのか岩盤なのかの違い、礫等の大きさ、岩級の区別、割れ目や層理などの線構造の走向、傾斜、植生などです。
この現場では、こんな災害が起きるというのをイメージしながら山を歩いてください。
これらをうまく一枚の図面に表すのが地質屋(土木地質屋)です。
専門知識を持っていないのであれば、外注したほうが後戻りがないですよ。
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この回答へのお礼

アドバイス有難うございます。
地場の零細なもので当社には地質屋が居ません。
元請さんには専門の技術士(応用理学)が居ますが、
今は頼らず勉強し頑張るつもりです。
真っ白の状態から始めるので、良い手掛かりが掴めました。
早速「地質・土質調査成果電子納品要領(案)」を入手します!
また現地での着眼点も参考になり感謝致します。

お礼日時:2008/04/13 07:07

No.1の方がいろいろ書いていらっしゃいますが。


まず縞々が見えたら片麻岩という考え方は危険です。花崗岩でも一見縞々に見えることがあります。ただし10人に聞けば10人とも縞々と言うような「明瞭な」縞々が見えればそれは片麻岩でしょう。
事前に岩石標本や書籍で確認しておけばよいでしょう(ただしそれらも花崗岩や片麻岩の一例に過ぎないので過信しないこと)。ただし厳密な判読はプロでないとたぶん無理です。どうしても白黒つけなければならない場合は、サンプルを採取するとともに露頭の写真を撮って専門家の判断を仰いでください。

また現地に行かなくてもできる事前の調査を欠かさないこと。具体的には文献調査(日本のほぼ全域はなんらかの地質調査がなされている)、地形図の精査、航空写真の確認などが挙げられます。重要なことは断層を含めた地質境界や、地質構造が複雑な地域にあたりをつけておくこと。それが分かっていれば調査効率が格段に上がります。

それからNo.1の方が転石に触れていますが、転石と基盤岩の判別はもちろん必要ですが、転石も地質を知る上での傍証になります。転石とうまく付き合いましょう。
また、断層や地質境界と地すべり痕を見誤ることも大いにあります。こちらのほうが厄介ですから慎重に(露頭や周囲の状況を事細かに記録するとともに、しっかり地質図を作成していけば判別できます)。

まだまだ言いたいことは山ほどありますが、あとは以下のサイトに任せます。一般的な地質調査について、その方法から留意すべき点まで網羅されていて非常に参考になります(多少情報が古いですが)。
http://www.sci.kagoshima-u.ac.jp/~oyo/oyo.html
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この回答へのお礼

今日県立博物館に行き、岩石標本・地質概況の文献等の情報入手に行きます。
花崗岩・片麻岩の見分け方 難しそうですね!
現地でのサンプリング頑張ります。
山腹脚部に1~2m大の転石、山頂部はかなり露頭しているので
これらの繋がりも見極めます。
現地で困らないよう机上調査をしっかり行ない
地質屋の1歩と思って頑張ります。
有難うございました。

お礼日時:2008/04/13 07:27

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