【大喜利】【投稿~9/18】 おとぎ話『桃太郎』の知られざるエピソード

なぜ石油価格の高騰は騒がれているのですか?

また、各企業に石油価格の高騰は、どう影響するんでしょうか?

なぜ石油価格が高騰が商品の価格上昇につながるのか?とか分かりやすいところから教えてもらえるとありがたいです。

A 回答 (5件)

>なぜ石油価格が高騰が商品の価格上昇につながるのか?


第一に、エネルギー価格が上昇すると原価が高くなります。
軽油の価格が上がればトラック輸送のコストが上がりますし、
重油の価格が上がれば工場機械や船舶輸送のコストが上がります。

石油価格が上昇した分だけ原価が上がりますが、
それは競合企業も変わりませんから、企業の経営サイドとしては、
収益を保つために商品の値段を上げたいわけです。

第二に、石油価格が急速に上がったことそれ自体によって、
投資家には商品市場の価格が上がるから「買い」という期待が起こります。
このため、石油だけではなく、天然ガス、金属、穀物など
幅広い分野に投資マネーが押しかけて価格に異変を起こしています。

現在の石油価格は投資マネーの大量流入によって膨張しており、
生産と消費の能力から決められる価格を大きく上回っていると考えられます。
何かのショックが与えられれば石油価格が下落する可能性もありますが、
先のことがどうなるかを予測するのは難しいです。

なお、(輸送以外の)産業用エネルギーは、
既に天然ガスや石炭、原子力へのシフトが進んでおり、
意外と石油依存性は低くなっていたりもします。
石油の価格自体だけではなく、天然ガスや石炭、各種の資源価格が
石油と連動して価格高騰を起こしているのも問題です。

第三に、一般常識感覚では非常に分かり難い点なのですが、
資源価格が上がることが引き金となって、
(資源とは関係ない)一般の物価にインフレが起こる可能性があります。
労働者が物価が上がって生活が悪化していることを意識し始め、
賃金の大幅な上昇を求めるようになります。
生産能力を上回る賃金の上昇によって通貨価値が下がり、
インフレ率が上がるという具合になります。
実際に、1970~80年代に世界を揺るがしたインフレの主因は、
石油価格自体ではなく、労働者の「インフレ予想」にあります。

ただし、一般物価のインフレというのは石油や食料のような
特定の商品価格の高騰とは区別されるものです。
日本では総合的な物価指数の上昇率は低く、
依然「デフレ」の状況から完全に抜け出せていないと考えられます。

>各企業に石油価格の高騰は、どう影響するんでしょうか?
石油価格は、時間が経てば消費者に転嫁される部分が大きいですが、
しかし、競争や取引の制約があるため、
瞬時に値上げに踏み切ることはできません。
そうすると、短期的には一様に企業の収益が悪化する事が考えられます。
消費者の心理が悪化して高価なモノを買い控えることも、
企業の業績を悪化させる要因になります。

消費者の視点から見れば企業が値上げできずに収益を減らした方が
良い事のように見えるかもしれませんが、
企業の一様な収益悪化は、投資の悪化、株価の下落となって景気に跳ね返ります。
失業率は上昇し、実質の給料の伸びも鈍化するようになります。
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日本の石油元売会社の「仕入れ価格」は、実は、あまり値上がりしていません。



100ドルになった、110ドルになった、と騒いでいるのは、ニューヨークの先物市場の価格で、石油元売は長期契約で仕入れていますから、先物市場が高騰してもあまり変わらないのです。
というと、「いや、ニューヨークの現物市場も高騰している」と言い出す輩がいますが、あれもいわいるスポットという「当座買い」で、長期契約とは別モノです。

その証拠に、日本の国策石油掘削会社である国際帝石の株価は、120万円台より上に上がりません。
もし本当に原油が110ドルで売れるなら、今頃株価は、1千万円以上になっているでしょう。

ではなぜ、石油製品が値上がりしているか。

石油元売りが、価格高騰を煽っているだけです。
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簡単に言ってしまえば、身の回りにあるほとんどの物の生産のエネルギー源に石油が使用されているからです。

食品パッケージから衣類、輸送、などなど機械化されているあらゆる物のエネルギー源としてこれまで石油が中心に使用されて来たということです。
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No.1さんの回答のように油の値段の直接的な高騰のほかの理由として



ガソリン(軽油)の値段が上がる→他の安い燃料を使おう→自家用車ならアルコールでも動かすことができる→アルコールを作るためにトウモロコシをいっぱい作ろう(トウモロコシからアルコールを作るのが一番簡単・低コスト)→トウモロコシを作るため小麦や大豆の作付面積が減る→小麦や大豆の値段が上がる→パンや納豆に代表される食料品の値段が上がる

風が吹けば桶屋が儲かる、ではないですがおかげでほとんどの食料品の高騰をまねいています。

世界には食べ物がなくて餓死する人がいっぱいいるのに、食べ物を燃料として使う・・、なんか考えさせられますね。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080415-00000 …


上記サイトにありますが、
原油の高騰は製造コスト、輸送コストを押し上げ、幅広い商品に影響が及ぶのです。

工場の機械を動かすには油が必要です。
そして出来上がった様々な製品(コーラ、カップヌードルなど)を全国各地に運ぶ大型車のガソリン代が上がるのです。当然、コストが上がれば製品の価格が上がります。

企業は値上げをすると売上げが落ちる心配をするので、ぎりぎり我慢しますが、限界を超えると値上げします。
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