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はじめまして。

 最近のハリーポッターの映画の盛況振りを見ていて、昔感じたことがありますので、それを聞いてみたいと思います。

 前作のハリーポッターを見て、それを自慢げに話していた友達が数日後スレイヤーズを読んでいる友達に対して「あんな子供っぽい本なんて読むなよな」みたいなことを言っていました。
 また、別の人ですけどスターウォーズを見てきて、面白かったと感想を漏らしていた友達が『星界の戦記』というSFのファンタジー小説を読んでいる人に対して、「なんか俺らとは違うよな」みたいなことを言っていました。

 両方の作品を知っている僕から見れば「どこが違うのか」と全く分かりませんでした。
 確かにタイプは違うかもしれませんが、魔法とか異世界の冒険たんとかいう本質はほとんど変わらないように思うのですが、どうやら彼らは前者のハリーポッターやスターウォーズのほうを明らかに優れているように言っていました。そして後者を好む人を乱暴な言い方をすれば劣った人のように語っていたのが印象に残っています。

 まぁ、あくまでそれが個人の考え方の範囲ならばそういうこともあるかなと思っていましたが、どうも最近のハリーポッターやロード・オブ・ザ・リングの盛況振りとファンタジー小説の取り扱われ方を見ているとどうやら僕には分からない、決定的な違いがあるような気がしてなりません。
 そこでそれが何なのか教えてください。
 つまり、なんでハリーポッターなんかの映画では普段ファンタジー小説なんか見向きもしないような、高校生や大学生が喜んで見に行くのだろうということが知りたいのです。
 よろしくお願いします。

A 回答 (8件)

興味深いご質問ですね。



 >つまり、なんでハリーポッターなんかの映画では普段ファンタジー小説なんか見向きもしないような、高校生や大学生が喜んで見に行くのだろうということが知りたいのです。


わたしは、いまのブームは、SFXの技術のすごさゆえではないかと思うのです。
他の方もおっしゃってますけど、「映像」の力なんじゃなかろうかと。

ところで「指輪物語」はずいぶん前にアニメーションになって公開されているのをご存知でしょうか?
もともと「指輪物語」は映像化が難しいということで、実写ではなくアニメーションで作ってみた、という感じでした。
そのアニメーションも普通のセルアニメとは違った作り方をしていました。
でも、見に行ったのは、もともとのファンタジー好きばかりで、ヒットとはいえませんでした。
その当時は、現在のように、宮崎アニメで行列つくったりしていない時代でしたし、「東映まんがまつり」以外のアニメを劇場で見るということがまれだったからかもしれませんが。


ファンタジーは、この現実世界にはないものを描くことが多いのですが、それを文章からくみとって、自らイメージ化できる人と不得手な人がいます。不得手な人は、ファンタジー小説を敬遠しがちだと思います。
でも映像になれば理解しやすいですね。それがあれだけ見事なSFXなら、なおさら入りやすいでしょう。

失礼ないいかたになってしまいますが。
質問者が、その言動に疑問に感じたお友達は、もしかしたら「文章だけでは自分の頭の中でイメージ化できない方」、もしくは「自分に理解できるかできないかで良し悪しを判断している方」たちかもしれませんね。

あと、「スレイヤーズ」の件ですが。(このへんは年寄りの昔話と読み流してください)
あの作品はたいへん読みやすい、あっかるい文章で、若い読者の獲得に成功しましたが、物語の背景などは、実によく考えられていますし、けっこう重たい部分もあるんです。それを大上段にかまえて作っていないところが凄いと思います。
その裏を読み取れないで「子供っぽい」っていってしまうってことは、読解力がたりないかなって思います。
それに、あの作品が世に出たときは、「こういうやり方(書き方)もあったか!!」と、けっこう衝撃的だったんです。
そのあと、ノリが似たようなファンタジーが量産されましたが、「スレイヤーズ」以前は、そういった作品はなかったので。
もっと「重くて」「荘厳」なものが多かったんですよ。ファンタジー小説を読んでるだけで、ちょっとした「変人」扱いでした。
いまは、まあ、そういう目で見られなくなっただけ、いい世の中になったかな・・・って思うことにしてます。(;^_^A
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

 なるほど。現在以上にファンタジー小説に対して冷たい視線を浴びせていた時代があったわけですか。
 『スレイヤーズ』に関していうと、第一部(アメリア・ゼルガディスといった面々と一緒にいた時)はとても軽い話だったような気がします。
 個人的には第二部(ルークやミリーナがでてくるやつ)深い内容の話で読んでいて面白かったです。
 ところが、アニメ化されたのは一部のみ。しかも小説とは違うシーンも多くて、スレイヤーズに対して僕が持っていた世界観というのを見事にぶっ壊してくれました。 
 個人的な感想ですが、あのアニメのイメージが強いと「子供っぽいなぁ」という感想をもたれても仕方がないと思います。
 
 どうも小説をアニメ化する際には深い世界観が壊されていくような気がするのですが。
 ありがとうございました。

お礼日時:2002/12/05 12:38

すごく極端な話、映像化というよりも「人間が演じている」から子供向けではないと思う人たちが多いのです。


最近、漫画がドラマ化されると、原作が漫画だと知らずに見て面白がるのに、相変わらず漫画を馬鹿にする発言を
続ける人たちがいます。
また、「子連れ狼」にいたっては、原作が漫画だと知らずに「宮本武蔵」などの歴史小説と同列に語るくせに
漫画を馬鹿にする人たちもいます。

その「漫画」の部分を「ファンタジー」に置き換えてみるとわかりやすいと思います。

世間では、漫画よりアニメ、アニメよりドラマ、
ドラマより映画、という順序で「大人が見てもいいもの」と
区別していることが多いようですよ。

スレイヤーズも、アニメではなく、外国の美人さんたち演じるハリウッド映画なら多くの人が褒め称えたかもしれません。
内容的には、立派なエンターテイメント性を持った作品ですからね。
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ファンタジーってなんでしょう?


ディズニー映画の名作にファンタジアというのがあったのを思い出しました。
(古い映画でしたが最近リメイク版が上映されたのでまた有名になったようですが)
タイトルからしてファンタジーたるものを定義してしまっているかのようですが、私の中では確かにそのイメージが定着しています。
ここから想像すると、現実にはあり得ない、いやあり得るかもしれないけど通常の生活からあまりにもかけはなれ超越した神秘的で時には芸術的ともいえるような世界を、言葉や物語、絵画や映像で具体化したものだろうと思います。
さらにこれを芯に据えて、時には人間の生活や行動に関連させたり、善悪を教える教訓的なものであったり、戦争を描いた大河ドラマのようになったりします。

ところで、質問者さんが例にあげられた作品などには、作品ごとに根強いファンがいて、しかも質問にあるように一方的な偏見が生まれたり、互いを受け入れずに批判めいた意見がでることがあります。
なにもこれはファンタジーに限ったことではなくて、人の好みを語るとき必ず出てくるもので、私はセブンイレブンよりローソンが好きだ、見たいな単純な意見です。
たぶんその理由として、ある程度ストーリーができた物語などにはファンタジーの要素のほかに、そのストーリー自体が好きだ嫌いだといった好みや、映像の完成度や華やかさ、キャラクターや作品ににじみ出る人生観などへの共感にも大きく左右されますね。
(私はバックトゥザフューチャー、エイリアン、ガンダムやエヴァンゲリオンでさえ一種ファンタジーの要素が含まれた作品だと思っていますが、これはキャラクターやデザイン、ストーリーに評価や人気が極端に偏った作品で、残念ながらファンタジーで語られることは滅多にありません。)

もうひとつ、実写よりアニメのほうが子供向けである、といった「思い込み」があります。これは2世代前くらいの親たち作った概念ですが、恐ろしいことに一部には受け継がれている概念です。
しかしよく考えてみれば、もはやアニメと特撮技術やSFXの差は全くありません。(製作手法の差はあるのかもしれませんが)
また私のファンタジアへの思い込みのように、一度刷り込まれたイメージからなかなか脱却できず、どうしても最初のイメージを基本に考えてしまう人間の性のような場合もあるでしょうね。

ですから質問にあるような会話が聞こえてきた時、それをファンタジーへの批評と捉えるべきではありません。
私たちは昔以上にCMや映画情報や批評に絶えずさらされているわけで、そのために偏った認識を持ってしまった人が居たとしても仕方がないくらいに思えばいいと思います。一部は商品として扱われるため、当然宣伝がなされ、お金が動いて、ファンタジーの片鱗も感じさせない経済活動の一端に触れただけの人もいるはずですよね。せめて正しく理解している(と思われる)少なくとも自分だけは洪水のように溢れる情報に溺れないようにしたいと思います。
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みなさんの言われている通り、映画化されて知名度が高くなったことが原因でしょうねぇ。


ハリポタも指輪も、もともとファンタジー小説に位置付けられる原作があることですし....(笑
ハリポタにいたっては、むしろ児童文学ですよね?(爆....子供たちの活字離れに対しては、すばらしい功績があると思います

ロードオブザリングは映画版の方がかいつまんで再現されているので、内容的には原作の方がはるかに濃く難解ですよね。
スターウォーズは、ルーカス監督も認めているようにその指輪物語に多大なる影響を受けて作られており、制作された時期からみても、ファンタジー小説SF映画版と言っても過言ではないでしょう。
ハリ-ポッタ-は、難解になりがちなファンタジーの世界を子供達を含め、幅広い人たちに広めたい意もあっての作品だと思いますので。

他にもウィローやネヴァ-エンディングストーリー、ダンジョンズ&ドラゴンズ等、ファンタジーのジャンルをわかりやすく映像化したものは多々ありますが、
その全ては子供から大人まで楽しめるように意図されてるでしょうね。

スレイヤーズやロードス島戦記などの小説も、前記の映画も、
曰く、複雑で難解な当初のファンタジー世界の定番を、
わかりやすく一般化している点では、なんら変わるものではないのかと、
どれも、私にとってはすばらしいファンタジーメディアだと思いますけどね^^;
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前者と後者での違いといえば前者は世界的に高い知名度が有るということでしょうか。


ハリーポッターにしてもスターウォーズにしても世界的に見て知名度が高く、それがブランドイメージ化してますよね。タイトルにハリーポッター、スターウォーズという名前が付くだけで優れたもののように思ってしまうのではないでしょうか。日本人はブランドに弱いみたいですから^^;
それに加えてNO.1の方のおっしゃるように映画化されて話題になっているということだと思います。
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私は「後者」の部類のファンタジーは読んだことがないので、「前者」との違いはわからないのですが・・・


「ハリポタ」や「スターウォーズ」も、「スレイヤーズ」等も、大きなくくりで言えば同じ「ファンタジー」になると思います。
要は、その「ファンタジー」の中に、色々なタイプがあるのではないかと思います。はっきり分かれている訳ではないけれど、なんとなく同じタイプの作品、というのはありますよね。
そして、どのタイプの作品が面白いと思うか、優れていると思うかは、読む人の好みによると思います。
たとえば、「指輪物語」「ゲド戦記」などが好きな人には、逆に「ハリポタ」や「スターウォーズ」が「子供っぽい」と思えたりすることもあったりします。実は私がそうなんですが・・・。(両方好きな人もたくさんいますよ、もちろん)
でも、どんな作品が面白いと思うかはその人次第なので、自分が面白いと思わないからと言って「劣った作品」だと言うことはできないと思いますね。

ただ、今現在「ハリポタ」や「ロード・オブ・ザ・リング」、「スターウォーズ」が「後者」の作品に比べてもてはやされているのは、No.1の方もおっしゃっているように、単に映画化されて話題になっているから、という理由が大きいのではないかと私も思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

 No.,2の方もそうなのですが、一度ファンタジー小説を読んでみてはどうでしょうか。『ハリーポッター』を面白いと感じるならば、ハズレをつかまない限り読んで損はないと思いますが。

>どのタイプの作品が面白いと思うか、優れていると思うかは、読む人の好みによと思います。
 まったく賛成なのです。
 ところが後日談になるのですが、彼はなんとファンタジー小説なるものを読んだことがないらしいのです。
 ということはなんと彼は読んだこともない作品に対して劣っているという感情を持ったというわけです。
 そして、この彼が特別かというとそうではなくて、たいていの僕の周りにいる大学生はファンタジー小説なるものを読んだことがないくせに、劣っていると言っているわけです。

 ここまでくるともはや完全に偏見です。
 その手の小説も読む僕にとっては結構悲しい現実なのですが。
 「批判するならちゃんと読んでからにしろ」と怒鳴りつけてやりたい気分ですが、何とか飲み込まなくてはいけない雰囲気も嫌ですが。
 ありがとうございました。

お礼日時:2002/12/05 12:24

ファンタジー小説なるものを読んだ事がないので


なんともいえないですが(デルフィ(ォか?)ニア戦記は読んだ)
ファンタジー小説って児童文学ではないですよね。
そこらへんがマニアックな雰囲気にしないぎりぎりの線なのではないですか?
それでもないように差がないと読んだ事のある方が言っているのなら
偏見なのでしょうね。
児童文学=健全、ファンタジー小説=不健全みたいな。
(正しいとは思ってないですからね。)
ファンタジー小説ってなんかアニメっぽい(目がキラキラ)じゃないですか?
そこらへんが駄目なんじゃないですか?
それにハリーポッターやロードオブザリングは
外国から来ているから良いみたいな感じではないですか?
外国から来ているからキラキラ目のキャラクターにならない。

私は「ハリーポッター」が好きなんですが
果たして大人の人が読んでおもしろいのか(私は20ですが)
甚だ疑問です。
私の好きな展開なんですよ。
でもこれってかなり子供っぽい展開だから
なんでおもしろいっていうんだろうなぁとよく思います。
ロードオブザリングについては途中で挫折しました。
全然入り込めなかった。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
>ファンタジー小説ってなんかアニメっぽい(目がキラキラ)じゃないですか?
そこらへんが駄目なんじゃないですか?
 少し前にここらへんのことが気になって、このサイトで質問してみました。興味があればのぞいてみて下さい。(http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=372222

 個人的な意見を言えばハリーポッターは確かに面白いとは感じましたが、あれほど大騒ぎするほどの傑作だとは思えませんでした。(あくまで個人的な意見ですので)
 僕もあなたと同じくらいの年齢ですが、ファンタジー小説も含めいろいろな本を読んでいるとああいう話なら、似たようなものを何度か読んだことがあります。
 
 外国からきたからっていうのは正しのかもしれません。日本人って舶来のものには弱いですから。
 ありがとうございました。

お礼日時:2002/12/05 12:12

こんにちは。



私も同じように感じた事があります。なんか最近ではハリポタを魔法学園ものの元祖のような扱いをする人とかもいて、過去の魔法学園モノをなんだと思ってるのか~と思います。

それはさておき、私的にはまず
「映画だから」
というのがあると思います。エンターテイメントで、万人向けに作られていて、有名で、アニメチックでない、という…

悪く言えば、文字を読まないで映像にしか感化されない、よっぽど子供っぽい人だと思います。

うまく言えないで申し訳ありませんが、参考までに。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます・
 回答までに1週間以上かかってしまいまた。ほかの方にも言えるのですが、遅れてしまってすみません。

>「映画だから」
 なるほど。ほかの方も言っていますが、これがとても大きいようです。
 ということは、スレイヤーズなんかも(実写版で)映画化されれば、もう少し世間的に認めてもらえるようになるかもしれないですね。
 ただ、強力な魔法に対してどこまで現在のCGのテクニックがついてくるのか分かりませんが。
 ありがとうございました。
 

お礼日時:2002/12/05 11:57

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